しめ縄の作り方
しめ縄を編む作業が完了したら、次はいよいよ形成と飾り付けになります。難しい形に挑戦してみるのもよいですが、まずは簡単なものを作ってみたいという場合の作り方をここではご紹介しています。飾り付けで使用するものも、縁起物を取り添えろえてオリジナルのしめ縄を完成させましょう!
1.直線に編んだ縄を丸い形に形成
しめ縄を簡単に形成するのであれば、丸い形にするのが一番です。全体的に少し短めに編んでしまったという場合も、丸い形に仕上げればきれいにまとまりやすくなります。長めに縄を編んでいるのであれば、丸を二重や三重にして個性を出してみるのももちろんOKです!
2.事前購入しておいた装飾品を付ける
しめ縄を彩るしめ飾りは、できるのであれば縁起物を加えましょう。
- 橙…代が反映するように
- 扇…子孫繁栄の象徴
- ゆずり葉…家系を絶やさない
- 御幣…不浄を清め、洗い流す
作り方をマスターしてアレンジしてもOK
しめ縄の作り方を基本をマスターしてしまえば、いろいろな形状のしめ縄を作ることももちろん可能です。少しアレンジを加えて個性的な自分にしか作れないしめ縄を作ってみましょう。またしめ縄作りでマスターした手順で活用して、素材を変えることでクリスマスリースを作ることもできます。装飾品もクリスマスのものを取り揃えて、リース作りも楽しみましょう!
しめ縄を飾る時期
しめ縄を飾る期間と外す期間は、地域によって若干ばらつきがあります。しめ縄は12月の28日までに飾る、というのが一般的です。29日と31日にしめ縄を飾るのは縁起がよくないと言われており、特に31日に飾るのは「一夜飾り」といって家に神様を迎えるにあたり失礼な行動となってしまうので注意しましょう。しめ縄を外すのは1月7日の七草がゆを食べた後か、15日の小正月の後となります。
しめ縄の処分の仕方
しめ縄は地域によっては一年中飾っている地域もありますが、基本的には年末年始の期間飾るものとなります。使用したしめ縄はどのようにして処分の仕方すべきか、まとめています。どんど焼きでお焚き上げができない地域の方もしめ縄の処分の仕方を把握することで、しめ縄を飾りやすくなるのではないでしょうか?
どんど焼きでお焚き上げをしてもらう
どんど焼きは、小正月に行われる火祭りです。地域によって、呼び名や行われる時期や場所にはばらつきがあります。どんど焼きではお焚き上げを行っているので、燃えている炎の中にしめ縄を入れて処分します。手順がある場合もあるので、初めて行く場所でのどんど焼きに参加するのであれば職員の人に手順などを聞いてみましょう。
一般のごみとして出す方法
しめ縄の処分方法は、基本的にはお焚き上げが間違いないといえます。しかしお焚き上げを行っていない地域も昨今ではたくさん見られるため、お焚き上げをしていない地域では一般ごみとしてしめ縄を出すことも可能です。その場合は、新聞紙などの紙を広げてしめ縄を置き、左・右・中央の順でお清めの塩を振って紙でくるみます。新しいごみ袋に入れて、一般ごみとして出すことが可能です。
まとめ
しめ縄作りは思っているよりも手順そのものは少なく、慣れてくると簡単に作ることもできます。家族や友人とお正月飾りを手作りして、新たに迎える年への準備をしましょう。注連縄という漢字の意味もマメ知識として持っておくと、しめ縄作りをするときの意識やしめ縄を飾る際の心持も違ってくるかもしれません。昔からあるデザインのしめ縄はもちろん、自分らしくアレンジを加えたしめ縄を作ってみるのもよいのではないでしょうか。
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