エアガンの上手な自作ブルーイング処理方法②ドブ漬け
2つ目のエアガンの上手なブルーイング処理は「ドブ漬け」です。「ドブ漬け」は①の塗りこみと同様、下準備が終わったあとに部品をブルーイング液に漬ける方法です。この方法では部品をブルーイング液に漬けたあとに磨きます。
ドブ漬けはこだわりのある人におすすめ!
ドブ漬けではガンブルー液の薄め方や漬ける時間、漬ける回数などの使い方次第で完成度が変わるため、特に色味にこだわりのある人におすすめです。また、塗りこみとドブ漬けでの仕上がりの違いは以下のとおりで、ドブ漬けのほうが色味を細かく調整できます。
塗りこみとドブ漬けでの仕上がりの違い
- 塗りこみでは、被膜が厚く形成されるのできれいなブルーに仕上がるが、青味が強く出てしまい色味の調整が難しい
- ドブ漬けは色の調整幅が広いが被膜が少々薄い
ABS樹脂を自作ブルーイングする方法
ABS樹脂など合成樹脂のものはそのままではブルーイングができません。下準備で「足つけ」という処理が必要です。以下に手順をご紹介します。
手順①足つけ作業をする
塗装の基本
— はこふぐ-S (@hakohugu_s) February 18, 2020
あしつけをしっかりするー
焦らず薄く薄く塗り重ねていくー
綺麗な仕上がりになりますように👍
まず最初に、塗料のくいつきをよくするために表面に「足つけ」処理をします。足つけ作業はサンドペーパーなどを使い、表面を磨きながら細かい傷をつけていく作業です。この作業なしで塗料を塗るとはがれやすくなるので注意してください。
手順②プライマーを吹きつける
次に樹脂にガンブルー剤を浸透させないためにプライマーを吹き付けます。また、プライマーは素材と塗料の相性がよくなる下地剤で、先に亜鉛スプレーをかけてしまうと、塗料のくい付きが悪くなりますので注意してください。
手順③亜鉛スプレーを吹きつける
最後に「亜鉛スプレー」を吹き付けてから、全体を磨いてください。この準備が終わればブルーイング処理が可能です。ガンブルーの使い方は①の塗りこみを参考にしてください。
まとめ
エアガンの上手なブルーイング処理方法をご紹介しました。ガンブルーの黒塗り塗装は液剤の濃度や使い方、素材ごとに仕上がりが違います。自分好みの美しいガンブルーに仕上げるには、ある程度の試行錯誤が必要です。しかし、期待とおりの美しい仕上がりになったときの達成感は格別に違いありません。
「足つけ」は塗装前に下準備として行う作業で車の修理などでも行います。