ガンブルーとは?エアガンの上手なブルーイング処理のやり方も紹介!

ガンブルーとは?エアガンの上手なブルーイング処理のやり方も紹介!

エアガンを防さび加工するには、ガンブルー液を使って「ブルーイング」という黒塗り塗装をほどこします。ブルーイングはエアガンだけでなく金属類のさびを食い止めるための有効な手段です。この記事では、ガンブルー液を使ったエアガンの上手なブルーイング処理方法を紹介します。

記事の目次

  1. 1.ガンブルーとは?
  2. 2.自作ブルーイングについて
  3. 3.ガンブルー液のブルーイング効果
  4. 4.エアガンの上手な自作ブルーイング処理方法①塗りこみ
  5. 5.エアガンの上手な自作ブルーイング処理方法②ドブ漬け
  6. 6.ABS樹脂を自作ブルーイングする方法
  7. 7.まとめ

ガンブルー液のブルーイング効果

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ガンブルー液を使ったブルーイングの効果は、金属を赤さびから守ること以外にどんなことがあるのでしょうか。以下に、ブルーイングの効果をご紹介します。

美しい仕上がりで価値が上がる

ブルーイングのもう一つの効果は、美しくきれいに仕上がることでその金属の価値があがることです。例えば、黒色に近いブルーに仕上がった美しいピストルには価値があり、中にはプレミアがつくような製品もあります。

リアルな実銃に見える

プラスチック製のおもちゃのエアガンでも、下処理をすればブルーイング処理が可能です。黒染めすることでおもちゃではない高級感のあるリアルな銃っぽさが出ます。また、黒染め処理されたエアガンは光沢があり見た目も美しいです。ブルーイングはいかに美しい色や光沢を出すかがポイントです。
 

プラスチック製のモデルガンは本物に見せるためにブルーイングする人が多いんですね。

塗装のはがれを補修できる

ブルーイングでは、金属の表面の傷や塗装はがれなどを補修できます。また、ブルーイングは金属粉が混ざり重くなったヘビーウェイト樹脂のような金属の湯流れをよくするのにも効果的です。ちなみに鋳造現場では高温でとけた金属を「湯」といい、湯流れとは金属がとけてさらさら流れるさまをいいます。

エアガンの上手な自作ブルーイング処理方法①塗りこみ

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ここからはエアガンの上手なブルーイング処理の方法をご紹介します。ブルーイング方法は2種類あり、はじめにブルーイング剤を塗りこむ方法から見ていきましょう。

必要なもの

エアガンの自作ブルーイング処理で必要なものは以下のとおりです。ホームセンターなどで購入しておきましょう。

工程 材料
①下準備 ・工具・ゴム手袋・中性洗剤・タオル
・ペーパーヤスリ(400番、800番)
②塗りこみ ・ガンブルー液・タッパー・綿棒・筆
・ティッシュ(または化粧用コットン)
③磨き仕上げ ・柔らかいスポンジ・金属磨きクロス

ガンブルー液が購入できる場所

ガンブルー液は元々ピストルやモデルガンに使うもののため、ミリタリーショップで「黒染め液」として販売しています。また、他にもホームセンターやゴルフショップでも販売していますが、ホームセンターは店舗によっては扱っていない製品もあるようです。また、製品の中には、ガンブルー風な塗料もあるためよく確認してください。

ブルーイング液の選び方

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ブルーイング処理で使うブルーイング液は、原液のまま使う方法と希釈して使う方法があります。写真の製品はアルミ製パーツ用のブルーイング液です。たとえば、亜鉛にこのアルミブラックを塗っても青くなりません。また、HW樹脂をアルミブラックで染める場合は、脱脂を完璧にすれば青く染まるとの口コミがあります。

ブルーイング液を購入する際は、鉄やアルミなどどの金属に使えるのかを必ず確認してください!

①下準備

ブルーイングをする前にまずは下準備をします。下準備の流れは以下とおりです。

①エアガンを分解する

まず最初にエアガンを工具なしでフィールドストリップまで分解し、さらに工具を使ってフレームから全パーツを分解してください。そして、ゴム手袋をはめて次の工程に移ります。

メンテナンスのために、銃器を工具を使わずにある程度まで分解することを「フィールドストリップ」といいます。

②ヤスリをかける

部品の表面塗膜にヤスリを掛けていきます。このとき表面の傷や出っぱりなどに注意して全体を削りましょう。400番のヤスリは始めの粗磨きに使い、800番は仕上げに使ってください。この下準備をしっかり行うことが自作ブルーイングの成功のコツです。ただし、刻印を傷つけたり、エッジの形に気をつけながら仕上げましょう。

③下準備の仕上げ

ヤスリをかけたあとは中性洗剤で洗い表面の油分をふき取りましょう。このとき、樹脂に侵入してしまうような洗剤(パーツクリーナーなど)は使わないでください。

②ガンブルー液の塗りこみ

下準備の次はいよいよブルーイング処理を行います。ガンブルー液の使い方はティッシュやコットンに染み込ませて塗ります。細かい部分は筆や綿棒を使うと塗りやすいです。1度塗ってから5分ほど放置し、何度か乾かしながら塗り重ねていきます。ガンブルー液を塗ったあとは、表面のすすのようなものを取り除くように磨いてください。

おすすめのスーパーブルー

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ガンブルー液で特に人気なのが「バーチウッド」のスーパーブルーです。スーパーブルーは鉄やスチール、亜鉛合金、HW樹脂のパーツに適用します。また、エアガン以外にもゴルフクラブなどいろいろな金属部品に使用可能です。スーパーブルーは口コミでも「良い色合いで満足」という声があります。

ガンブルー液はホームセンターに置いていない場合があるのでネットで購入するのがいいかもしれません。

ガンブルーペンもおすすめ!

普通のガンブルー液は、液の濃さや液に漬ける時間など意外と手間がかかります。そこで、傷や塗装のはがれなど部分的に補修したいときはペンタイプのガンブルーペンがおすすめです。ガンブルーペンの使い方は綿棒などは使わずそのまま濡れます。ガンブルーペンが有効なのは、亜鉛、真ちゅう、銅、鉄です。

③磨き仕上げ

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最後にガンブルーを塗ったあと30分ほど放置して水洗いします。その後、柔らかいスポンジと中性洗剤でしっかり洗ってください。洗い残しがあるとガンブルー液の反応が部分的に進んでしまいます。完全に乾いたら、金属磨きクロスで磨きましょう。これで塗りこみでのブルーイングは完成です。

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エアガンの上手な自作ブルーイング処理方法②ドブ漬け

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