ハンドジェルの使用上の注意
簡単に作れるウォッカを使ったハンドジェルですが、いくつか知っておいてほしい注意点があります。
注意①消毒効果は見いだせない
ウォッカはアルコール度が高いといっても消毒用途に作られたものではありません。消毒用アルコールはアルコール度が77%ありますので、40%前後のウォッカでは「消毒除菌ジェル」としては使えません。あくまでもグリセリンの効果で手荒れを防ぐもので、除菌や消毒のためのグッズとして依存しないようにしましょう。
アルコール消毒・パストリーゼ77
注意点②なるべく77%のアルコールを利用
消毒用アルコールと同じ度数の「飲用アルコール」が販売されています。市販のウォッカではなく、こちらを使うと「除菌ジェル」として使えるのではないでしょうか。こちらも入荷が市場不安定となっているため、購入時はお店に問い合わせましょう。
アルコール77
注意③ウォッカはあくまでも代用品
今回は、アルコール消毒関連製品が手に入りにくい時期に、他のもので代用する方法を紹介しています。先にも触れましたが、ウォッカは除菌や消毒をするためのアルコール度数には届きません。あくまでも代用品であることを念頭に置いて使ってください。また、作成したものは家庭用、個人の範囲内でお使いください。
注意④子供に使う場合は注意
手作りハンドジェルは、特有のアルコール臭が少なく使いやすいメリットがあります。グリセリンやキサンタンガムは食品添加剤として使われているものですので少量なら口に入れても害はありません。ただし、ウォッカを使っていますので、小さな子供が誤って口に入れないよう注意してください。
注意⑤製作は自己判断で
手作りハンドジェルのポイント
- 手荒れ防止目的のハンドジェルであること
- 除菌や殺菌グッズとして依存しないこと
何度か記した内容をここでまとめました。手洗い後のきれいな肌を保つためのもの、清潔な肌に使うものという位置づけをすることが大切です。また手洗いを優先させ、外出先などで手洗いのすべが何もないというときに使うようにしましょう。これらを踏まえて自己判断で製作してください。
まとめ
ウォッカを代用した保湿のためのハンドジェルの作り方を紹介しました。きれいに洗った後の手に使うことで、肌荒れを防げます。ウォッカも入れているため、清潔を保ちたい場合にも使えます。ただし、子供が舐めないようにすること、このジェルには除菌や殺菌効果が少ないことを念頭に入れたうえで使ってください。