STEM教育で最先端教育にふれよう!
21世紀型の教育として注目されているのがSTEM教育です。STEM教育を実施することで子どもたちの創造性を育て、科学技術や工学、数学などの分野で活躍できるように育成できます。名前だけ聞くと難しそうなSTEM教育は、海外ではすでに子ども向けの学習として取り入れられており、日本でもサイエンス教室やおもちゃやゲームなどで体験可能です。
STEM教育の学習内容や、子ども達のどんな能力を伸ばしていけるのか、などをくわしく紹介します。
STEM教育とは
STEM教育というと、「プログラミング」や「サイエンス教室」など科学や数学などの技術を向上させる学習のイメージですが、その発祥などの詳細はあまり知られていません。STEM教育の歴史や由来、特徴などをくわしく見ていきましょう。
STEM教育の特徴
STEM教育は"Science(科学)、Tecnology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)"の4つの教育の頭文字をつなげたものです。これらの教育を子どものときから行うことで、子どもたちは科学技術や工学、ものづくりなどの才能を将来に活かせるように学んでいくことができます。サイエンス教室やプログラミング教室など、さまざまな教室を子どもたちが体験することで創造力を養い、新たな時代をたくましく生きていける能力を育成することが目的なのです。
STEM教育の歴史
いまや世界各国で取り入れられているSTEM教育は、もともとは1990年代にアメリカの国立科学財団が進め始めた教育プログラムです。2003年ごろには世界各地に浸透し、21世紀型の新たな時代を生き抜くために必要なスキルを養える教育として、大いに注目されるようになりました。
日本でSTEM教育を学ぶには
全力をあげて取り組む国もあるなど、STEM教育は海外では大いに評価されていますが、日本ではまだ学校教育に取り入れられていないため、身近な教室などに自主的に参加して学ぶことになります。
STEM教育の効果
21世紀型の新しい教育といわれ、海外でも多くの学校で取り組まれているSTEM教育にどんな効果があるのでしょうか。ここではSTEM教育の効果について解説します。
①創造性が身につく
数学や工学、科学技術などの知識や技術を磨いていく場合に身につけていると有利になる力が創造性です。創造性は自分で想像し、イメージしたものを創り出す力で、この力がないと新たな発想や独創的な視点などを持つことができず、新たな取り組みや発見ができません。STEM教育では創造性を学べるため、新たな時代を担う子ども達には最適な教育です。
②思考力が身につく
STEM教育を学ぶことで創造性も育ち、さらに思考力が身につきます。科学技術や数学、工学はこれからの世界で重要視される分野です。その分野で活躍するために必要なのが思考力で、自分で考え探求し研究を深められます。古い知識に振り回されず、新しい理論や実験をするうえで必要な力のため大切に育てましょう。
③行動力が身につく
創造性や思考力が身についても実行する力がなければ、ものづくりや実験などに結びつきません。しかしSTEM教育は思考力・創造性だけでなく行動力が身につくようにカリキュラムが作られています。STEM教育を導入した教室などに通えば、考えたことを試行錯誤し、実験にうつすという行動力を養う機会にもなるのです。
「STEM教育」では、柔軟な思考力をもった子どもたちに、早いうちから高い創造性が要求される分野の教育を施します。