塀のDIY:基礎と支柱
塀のDIYは、外構工事である基礎の作り方が重要です。支柱の3分の1の長さを土の中に埋めて、強度を確保します。支柱の高さが150cmの場合、50cmぐらいを土の中に埋めます。地面を深く掘ることは重労働ですので、塀の自作は高さ150cmぐらいまでにしましょう。高い塀は強風や地震で倒壊する危険があります。
基礎のDIY
外構の自作で支柱の基礎の作り方は、フェンス台ブロックを使います。ホームセンターやインターネット通販で購入できます。地面に穴を掘り砂利を入れ固めて、フェンス台ブロックを埋めてコンクリートで固めます。フェンス台ブロックの高さは45cmあり、5cmぐらい地表に出します。水糸で基礎の高さが揃え、間隔が均等になるように注意します。
基礎を設置する間隔
基礎のDIYは地面に深く穴を掘る重労働です。基礎の数は少ないほうがよいですが、塀によって基礎を設置する間隔が決まるため注意しましょう。アルミ製など軽くて、120cm以下の低いフェンスの場合は基礎の間隔は2mぐらいで大丈夫です。塀が重くて高くなると基礎の間隔を狭くして、強度を高める必要があります。
プレート付き束石
低い塀の場合は、プレート付き束石で簡単で作れる基礎で強度が確保できます。束石の高さの半分ぐらいを土に埋めるとよいです。コンクリートやモルタルを使う必要がなく、均等に並べて高さを揃えるだけで基礎ができます。プレートに支柱を木ネジで固定できるため、支柱の設置も簡単です。
支柱のDIY
木製の支柱は防腐剤を塗り、フェンス台ブロックの穴に挿しモルタルで固定します。水平器で垂直を確認して、水糸で支柱の高さを揃えます。モルタルが完全に固まるまで1日待ちます。耐久性の高いアルミ製の支柱がおすすめです。ウッドのラティスなどのパネル状の材料を使用する場合は、支柱の間隔を材料の幅に合わせます。
ブロック金具
ラティスや木製フェンスなどのポール(支柱)に 12cm幅専用ブロック固定金具 [72-74mm角対応] ネジ付 BB-7212
参考価格: 2,200円
敷地の境界にブロックがある場合は、ブロック金具を使って支柱を立てると外構の基礎を自作する必要がなく、とても簡単に塀のDIYができます。ブロックの幅に合わせて10cm、12cm、15cm用がありますので、ブロックの幅を測り、間違えないようにしましょう。ブロック金具の支柱のサイズを確認して支柱の材料を準備します。簡易的な固定方法ですので、高さが100cmぐらいまでの塀やフェンスに利用できます。
塀のDIY:フェンスの作り方
DIYでフェンスの作り方を紹介します。フェンスの材料によって作り方に違いがあります。ウッドのラティスなどのパネル状の材料は支柱に固定するだけで簡単にできます。柵状のものは幅が狭いほうが見栄えがよく、採光性と通気性に優れますが、固定する板材が多くなるため作業量が増えます。作業効率がよい電動ドライバーを準備しましょう。
フェンスの材料
フェンスの材料が木製なら防腐剤を塗り耐久性を高めましょう。白色など好みの色に塗装する場合は、屋外の木材用で防カビ剤が配合された塗料を選ぶと耐久性が高くなります。人工木材や樹脂製、アルミ製は耐久性が高くメンテナンスが簡単です。すだれやよしずは材料費を安くできます。
フェンスの張り方
木製の横格子のフェンスは、支柱の間隔に合わせて板材をノコギリで切り、コーススレッドで固定するだけです。水平器で測定して、水平を確認しながら固定します。長い板材を使用する場合は2人で作業しましょう。板の隙間が均等になるように注意します。コーススレッドは錆びにくいステンレス製がおすすめです。木製の縦格子やすだれ、よしずは支柱に固定するために横桟を設置します。
置くだけフェンスのDIY
アイリスオーヤマ ラティス 伸縮 スタンド付 ブラウン SFL-100
参考価格: 2,804円
外構工事の基礎を作る必要がない置くだけフェンスは、簡単に安くできる塀の作り方です。商品として販売されていますが、DIYで好みのデザインで使いやすいものを作りましょう。塀やフェンスは道路から見え目立つため、仕上がりが気になります。置くだけフェンスは自由に設置場所移動できるメリットがあり、気軽に挑戦できます。
フェンス用スタンド
武田コーポレーション 【フェンス・ラティス・垣根・ゲート・柵】 ラティスベース T型 (LTB-35)
参考価格: 884円
フェンス用スタンドを利用すれば、ラティスや柵などに固定するだけで完成です。スタンドが長くなるほど倒れる可能性が低くなります。杭を打ち補強すれば、強風で倒れる心配がなくなります。簡単な構造ですので、自作して倒れにくいフェンスを作りましょう。金属性のフェンス用スタンドは耐久性と強度が高く、高さがあるラティスや柵におすすめです。
プランター付きフェンス
フェンスや柵に自立できるように重いプランターを取り付けます。木製で板の隙間をなくし板塀にすると壁になり、間仕切りとして利用できます。大きなプランターを用意して寸法を測り、プランターが入る木枠を作ります。ベランダ収納ボックスが入る木枠にするとガーデニングの道具や用土などが収納でき、庭がきれいに片付きます。
塀のDIYまとめ
塀のDIYで庭の目隠しを作り、プライバシーを保護して快適に過ごせます。高い塀は基礎から作る本格的なDIY、部分的な目隠しは基礎がない簡易的なフェンスや柵のDIYをおすすめします。家の外観や庭の雰囲気に似合う塀やフェンスを自作して、人目を気にせずリラックスしてガーデンライフを楽しみましょう。
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