ウッドデッキの簡単な作成手順
ウッドデッキを自作する作成手順を紹介します。日曜大工の初心者でも簡単に作る方法があります。木材の長さに合わせたウッドデッキにすることで、床板や根太・大引きは切る作業がなくなります。2×4材は長さが6ft(1830mm)や12ft(3660mm)で販売されています。根太と大引きを6ftや12ftで設計することで、ウッドデッキの自作がとても簡単になります。
簡単な設計図
ウッドデッキの設計図を作りましょう。簡単な図で、基礎石と束柱の位置を決めて、根太と大引きの配置がわかるぐらいの設計図でよいです。根太の間隔は700mm以内にして、人が歩くときに床板がたわむことを防止します。根太と大引きを2×8材の6ft(1830mm)を使って、6ftの正方形になるウッドデッキの設計図です。
材料を切る
ウッドデッキの材料を設計図を見て必要な長さに切ります。DIY初心者でも簡単に作る方法にして、床板の2×6材と根太・大引きの2×8材は切らずに使います。束柱の4×4材だけをウッドデッキの高さに合わせてノコギリで切ります。束柱は50~60cmぐらいで、掃き出し窓のリビングの床と同じ高さになるようにします。
防腐塗料を塗る
木材を組み立てる前に防腐塗料を塗ることで、完成すると塗りにくい裏面なども確実に塗れます。防腐塗料は2度塗りが基本で、3~5時間ぐらい乾かして2度目を塗ります。汚れないようにゴム手袋をして、新聞紙などを敷いて塗ります。天気のよい日を選んで1日ゆっくり乾燥させましょう。
束石で基礎を作る
ウッドデッキのDIYで一番難しい手順が基礎を作ることです。庭の地面は完全な水平でなく、スコップで地面を掘り高さを調節します。家の掃き出し窓のサッシからの長さで水平を取ると簡単です。家の基礎に沿って一定の長さで束石を並べ、ウッドデッキの基礎の基準にします。基準から垂直に束石を並べることで正確な位置になります。
束柱と根太の組み立て
4×4材の束柱を基礎の束石のプレートに38mmのコースレッドで固定します。固定後、水平器で束柱の垂直を確認し、傾いているようなら束石をクッションハンマーで軽く叩き調整します。束柱に2×8材の根太を75mmのコースレッドで固定します。水平器で水平を確認しながら、幅が184mmと広いのでコースレッドを3本打ち込みます。大引きは根太の下に固定して、根太のたわみと基礎石のずれ防止です。
床板を張る
2×6材の床板を根太に2ヶ所ずつ75mmのコースレッドで固定します。床板の隙間をスペーサーなどで一定に2~3mmぐらいにすると見栄えがよく、ウッドデッキの下に空気が流れ、腐食対策になります。3~5枚の床板を張ったら端からの長さを測り、斜めになっていないか確認しましょう。
ウッドデッキのグレードアップ
ウッドデッキに、いろいろな工夫をして楽しく過ごすお気に入りの場所にしましょう。屋根のパーゴラや目隠しのフェンス、出入り口になるステップなど実用的でデザインになる設備が多くあります。使い方に合わせてた必要な設備を自作して、ウッドデッキをグレードアップすると快適に過ごせます。
フェンスをDIY
ウッドデッキのフェンスは飾りや目隠し、転落防止などのいろいろな効果があります。気に入ったデザインのラティスを購入して取り付けると簡単です。フェンスを取り付ける部分の束柱を90cmにすると強度が高く、簡単に取り付けられます。構造が簡単な縦格子のフェンスは2×4材で手作りできます。
ステップをDIY
掃き出し窓のあるリビングの床の高さに合わせてウッドデッキを作るので、庭やテラスの地面と高さに大きな差があります。ステップを取り付けると、ウッドデッキから庭やテラスへ移動しやすくなります。床板の2×6材で手作りするとウッドデッキとデザインが統一でき、よい雰囲気になります。
ウッドデッキのDIYのまとめ
庭やテラスにウッドデッキをDIYして、リビングを延長したスペースで楽しい時間を過ごしましょう。初心者でも作成手順を確認すれば、簡単に作れます。予算に合わせて材料を選べば、費用の心配がありません。ウッドデッキを楽しみながらDIYして、庭やテラスを快適な場所にしましょう。
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6ft(1830mm)の正方形のウッドデッキの設計図
出典:筆者作成