タイルデッキDIYの工程
タイルデッキDIYの工程は、基礎枠を作る・基礎の作り方・タイルの貼り方の大きく3つあります。コンクリートやモルタルの乾燥や基礎が安定するまでに時間が必要になりますので、週末に1つの工程を進めるぐらい時間に余裕を持つとタイルデッキのDIYが成功しやすいです。
基礎枠を作る
最初の工程である基礎枠の作り方は庭を正確に測定して、基礎枠のブロックを設置する部分の地面を掘り下げます。掘り下げた部分に砂利を敷き、ダンパーでしっかり固めてからモルタルでブロックを固定します。ブロックの並びが直線で水平になるように水糸や水平器で測定しながら、作業を進めます。ブロックを2段以上積む場合は鉄筋を入れて強度を高めます。
基礎枠が重要
タイルデッキのDIYで基礎枠が重要です。庭の地面が緩いと基礎枠が傾き、タイルデッキにひび割れができます。小さな砂利を敷くことでレベルを合わせ、地面を強く固めることできます。
基礎枠の高さと位置
タイルデッキはリビングの掃き出し窓に作ることが多いです。家の基礎に床下換気口がある場合、基礎枠でふさがないように基礎枠の高さと位置に注意します。最近の家は基礎に床下換気口がなく、基礎と土台の木材の隙間から換気します。基礎枠が高く、家の基礎に近い位置になると床下の換気が悪くなります。
基礎の作り方
タイルデッキの基礎の作り方は、基礎枠の中に砕石を敷きダンパーで固めてから、ワイヤーメッシュを設置してコンクリートを敷きます。砕石を敷き1週間ぐらいして再びダンパーで固めて安定してからコンクリートを敷くとよいです。転圧が十分でないとひび割れの原因になります。コンクリートの厚さは8~10cmぐらいあると強度が高くなります。
タイルの貼り方
基礎のコンクリートの上にモルタルを敷き、タイルを貼ります。基礎のコンクリートにタイルを並べる線を目地の幅を5~10mmぐらいとり引きます。モルタルをコテで敷き、くしコテで山と谷を作ることが重要で、谷の隙間部分から水分や溶剤、空気などを逃がし、接着剤のモルタルを均等にタイルに馴染ませる効果があります。ゴムハンマーで軽く叩いてタイルを安定させます。
タイル貼りDIYの目地
目地は基礎のコンクリートの収縮やタイルのサイズの誤差の緩衝材として効果があります。目地材はカラーが豊富で、タイルの色や雰囲気に合わせて選べばアクセントになります。ゴムヘラ(目地用ゴムコテ)を使ってタイルとタイルの隙間に十分入れて、はみ出した目地材を水を含ませたスポンジでふき取ります。
タイルを切るDIY
基礎枠を長さ390mmのブロックで作り、200mmや300mmのタイルを貼るため、タイルを切らずにタイルデッキを作ることは難しいです。タイルをDIYで切る方法はタイルカッターを使用するか、ディスクグラインダーにダイヤモンドカッターを取り付けて切ります。タイルカッターが簡単に切れ、価格の安いものがありおすすめです。
簡単なタイルデッキ
庭や中庭にタイルデッキを簡単にDIYする方法を紹介します。タイルデッキのDIYで重労働で難しい基礎作りがない方法なら、DIY初心者や女性でも簡単に作れます。美しいテラスがある快適な空間でガーデニングなどを楽しみましょう。
置くだけタイル
タイル 庭 置くだけ 自然石風タイル ステップストーン イエロー 2個セット クォーツサイト風 石畳風
参考価格: 5,600円
基礎をなくして地面にタイルを置くだけの簡単な作り方で、庭をタイルテラスにできます。置くだけタイルは厚みがあり強度が高く、重量があるため安定します。ベランダ用の陶器製のジョイントマットなら費用を安くでき、中庭などに最適です。小さな砂利で地面を水平にして設置すると美しいテラスになります。
タイルデッキのキット
LIXIL(リクシル)のタイルデッキのキットは、アルミ材で基礎を作ることで床下換気口をふさがないため、リビングの床と同じ高さのタイルデッキが可能になります。600mm×600mmの大きなタイルで高級感と広々とした雰囲気のテラスが実現できます。タイルの厚さが20mmあり強度が高く、表面は滑りにくい加工がされ、掃除が簡単で耐久性があります。
タイルデッキDIYのまとめ
タイルデッキDIYは工程を確認して、1つずつ作業することで自作できます。庭や中庭がタイルデッキになるだけで家が高級感がある雰囲気に大きく変わります。DIYで安い費用で自作して、屋外でバーベキューをしたり、のんびり読書などをしたり、快適な生活を楽しみましょう。
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出典:筆者作成