DIYでの倉庫の作り方③屋根
骨組みが完成したら次は早めに屋根を手作りしましょう。屋根さえあれば雨が降っても道具などを保管する倉庫として使えます。ここからは、屋根の作り方をご紹介します。
屋根の種類
物置小屋の屋根には水平な陸屋根や傾斜を付けた片流れ型、一般的な住宅で採用されている妻切り型などがあります。今回は水はけのよい片流れ型の屋根を手作りしましょう。
手順1.屋根の基礎を作る
まず始めに、単管パイプで屋根の基礎を手作ります。単管パイプは横から見て三角形になるように傾斜を作り、両端の三角形の間は50~1mの間隔で単管パイプでつないでください。
手順2.垂木を設置する
屋根材を設置する土台となる垂木を設置します。設置方法は単管パイプに上の写真のような「垂木止めクランプ」を設置してその上に垂木をくぎで打ち付けてください。垂木はホームセンターで木材をカットしてもらい、防腐・防蟻剤スプレーをかけたものを使いましょう。
手順3.屋根材を選ぶ
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屋根材にはトタン波板などがありますが、ここでは紫外線に強く強度が高いポリカーボネート波板を使用します。写真の商品は10枚セットのアイリスオオヤマの商品です。サイズは122×65.5cmでクリアとブロンズがあります。用途に合わせてサイズや波の形が選べておすすめです。
波板の種類
- トタン波板:昔から使われている硬質塩化ビニル製
- ガルバリウム鋼板:鋼鈑に亜鉛とアルミ、メッキを施し防食性が高い
- FRP波板:ガラス繊維入り塩ビで耐候性に強い
- ポリカーボネート波板:最近普及している強度が高いプラスチック素材
ポリカーボネート波板のメンテナンス
ポリカーボネートはとても傷つきやすい素材なので、ゴシゴシこすってしまうと傷ついてしまいます。お手入れ方法としては、水に浸した布かスポンジで表面の汚れを落としてください。なかなか落ちない汚れの場合は、中性洗剤を使うと汚れが落ちやすくなります。
手順4.垂木と波板の間にパッキンを挟む
波板パッキンを波板と垂木のあいだに挟み両面テープで貼り付けます。波板パッキンのメリットは、ほこりや雨水の進入を防ぎ風害によるひび割れや劣化を防ぐことです。
手順5.垂木に波板を取り付ける
ガレージの屋根張り、波板14枚中12枚張ったところで傘釘が終了。今日はここまで。 pic.twitter.com/wmnhfQpjRj
— YOSHIMURA Nobuya (@alpensalz) May 14, 2018
波板を傘釘で垂木に取り付けていきます。1枚目の波板は3~4山おきに波板の山の部分に傘釘を打ってください。傘釘の傘の向きは波板の山に合わせて横向きです。傘釘を打つ位置にはあらかじめキリで穴あけしておきます。2枚目以降のつなぎ目は2山以上波板を重ねたうえ、傘釘を2山連続で打ってください。
最後に壁の作り方を紹介するよ!あともうひと息!