染めQで靴を染める手順
染めQで靴に色付けをする場合、下記のような手順をふみます。
- 靴の形を整えて養生シートを設置する。
- 染めQクリーナーなどの脱脂剤で靴をふく。
- マスキングテープを靴に貼りつける。
- 靴に染めQでスプレーして乾燥させる。
- 靴が乾燥しているかを確認してから、マスキングテープをはがして完成。
主な工程は以上です。それでは、詳しく見ていきましょう。
手順①靴の形を整えたり室内の換気したり養生シートを準備する
まず、染めQの色が靴につきやすいように、靴の中に布や新聞紙を丸めて、靴のシワがなるべく出ないように形を整えます。次に、養生シートの設置です。室外で塗装する場合、風にのって塗料がとびやすいので、スプレーする靴だけでなく、そのまわりにも養生シートを設置したほうがよいでしょう。染めQはスプレーすると、塗料特有のにおいがします。特に室内で染めQ を使用する場合は、窓を開けて、十分換気ができる状況下で行うのがおすすめです。
手順②靴の汚れを脱脂剤で落とす
作業工程の中で最も重要なのが、合皮の靴や革靴などの素材についている汚れを落としきることです。汚れをしっかりとらないと、染めQを正しい塗り方で使っても、色がきれいにのらなかったり、塗料のはがれにつながったりするので慎重に進めましょう。スニーカーなどの布製の靴であまりにも汚れが気になる場合は、水洗いしてしっかり乾燥した後に行うとよいでしょう。
手順③色付けしないところに靴と密着させてマスキングする
次に、靴の色付けしないところに、マスキングテープでおおいます。うまくマスキングするポイントは、マスキングテープの浮きがないように靴をカバーすることです。また、マスキングする際に細かい作業をするので、通常のカッターナイフよりは、デザインカッターナイフの方が使いやすいです。靴のカーブ部分に対してマスキングするときは、テープの途中で幅1/3程度の切れ目を入れると、靴とマスキングテープの密着具合がよくなります。
手順④染めQで靴を塗装し乾燥させる
塗り方を間違えると靴が台なしになるので、あせらず慎重にスプレーしていきましょう。染めQの使い方は、以下の通りです。
- まず、染めQを1分間、上下に振ります。
- 染めQを靴から15cmほど離して、素早く手を動かしながらスプレーをします。
- 3分以上の乾燥時間を開けてから2回目の色付けを行います。乾燥からスプレーまでの流れを、3〜4回スプレーで重ね塗りをして、塗装の終了です。
塗り方のキーポイントは、スプレーした色が靴にどの程度着いたか、そして乾燥時間です。まず、色付けの目安は、”色がかすかにつく程度の状態で、薄く均一に重ね塗りを行う”だけです。この塗り方をくり返すことが、きれいな靴になる第一歩です。靴が乾燥する時間は、染めQ が速乾性なので、3分くらいが適当となっています。しかし、季節や天気によって時間に差が出るのが実情です。よって、乾燥する時間は、季節が冬や雨が続く場合は5分以上とった方がよいでしょう。
手順⑤靴が乾燥したらマスキングテープをはがして完成
マスキングテープをはがす前に、染めQの塗装忘れがないかを改めて再度、確認するのが重要です。もし、この段階で塗装忘れがあれば、まだ引き返せるので十分な確認をお願いします。完全に乾燥したら、マスキングテープをきれいにはがして完成です。
染めQで靴をきれいに染めるコツ
ここまで、染めQを使う準備から使い方をみてきました。改めて染めQの塗り方のコツを整理すると、以下の表になります。
染めQで靴をきれいに染めるコツ | コツを守ることで得られる効果 |
入念に靴の汚れをとる | 染めQの色がしっかりつき色落ち・塗装面がはがれにくい |
マスキングを丁寧にする | 誤って染めQで塗装する可能性が低い |
色を薄く均一に塗るのを3~4回くり返す | 薄く均一に重ね塗りすると美しく仕上がる |
染めQの上手な使い方のまとめ
お気に入りの靴は長く大切に履きたいものですね。リペアして復活させることが染めQを使えば可能となります。ぜひ、お手元の靴の中に、もうすこしはきたいけど、どうしようとお考えの方にぴったりな染めQです。一度、染めQをお試しいただくきっかけとなれば幸いです。
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出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E6%A1%81-%E3%81%8A%E6%94%AF%E6%89%95%E3%81%84-123-1-2-705666/