シリカゲルの再生・復活方法5選!すぐに捨てるのはもったいない!

シリカゲルの再生・復活方法5選!すぐに捨てるのはもったいない!

食品の乾燥保存に使われることの多い「シリカゲル」再利用方法の特集です。吸湿しきったシリカゲルは加熱することで乾燥し、再利用することができます。フライパンや電子レンジを使った再生方法から、便利な使い道までシリカゲルについて幅広くご紹介いたします。

記事の目次

  1. 1.シリカゲルの基本
  2. 2.シリカゲルの使い道
  3. 3.シリカゲル再利用方法①フライパンで炒る
  4. 4.シリカゲル再利用方法②電子レンジを使用
  5. 5.シリカゲル再利用方法③洗濯乾燥機を使用
  6. 6.シリカゲル再利用方法④ふとん乾燥機を使用
  7. 7.シリカゲル再利用方法⑤天日で干す
  8. 8.シリカゲル再生便利アイテム紹介
  9. 9.まとめ

シリカゲル再利用方法①フライパンで炒る

Photo bySilberfuchs

準備するものはフライパンと木べらです。シリカゲルは硬く、フライパンのフッ素面などに細かい傷をつけてしまう恐れがあります。古いフライパンや100均のフライパンなど傷ついてもよいフライパンを準備しましょう。木べらがあると炒るときに便利で熱を均一に通すことができますよ。

1.袋からシリカゲルの粒を取り出す

再生したいシリカゲルが不織布やPET袋に入っている場合は袋を破いて中身の顆粒を取り出します。シリカゲルは透明なものと着色されたものがありますがどちらも効果は同じなので、混ぜてもかまいません。

2.フライパンにシリカゲルの粒を投入

フライパンにシリカゲルの顆粒を入れます。量はフライパンの大きさによって異なりますが、フライパンの底面全体を覆うくらいの量までがよいでしょう。再生したい量が多い場合は複数に分けてください。全体に熱が伝わるよう、なるべく広げて入れるとよいでしょう。

3.弱火でシリカゲルがブルーに戻るまで炒る

ゴマを炒るような要領でフライパンをゆすり、焦げないように気を付けて炒って水分を飛ばします。着色シリカゲルを湿度検知材として使うとよいでしょう。ピンクからブルーに変化したら効果復活のサインです。

フライパンを使うのは、シリカゲルの最もメジャーな再生方法です。黒や茶色に焦がしてしまうと再利用できないので注意しましょう。

シリカゲル再利用方法②電子レンジを使用

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電子レンジを使ってもシリカゲルの吸湿能力は再生できます。メーカーからも推奨されている方法ですが、注意すべき点もあるのでまとめてみました。

1.シリカゲルの顆粒を袋から出す

小袋に入ったシリカゲルは、袋の素材が電子レンジで使用不可な場合があるため必ず中身を取り出しましょう。着色シリカゲルが混ざっている場合がありますが、これはどれぐらい水気を吸ったか目安にする湿度検知材の役割があるシリカゲルですので、取り除く必要はありません。

2.タッパーなどの耐熱容器に入れる

タッパーなどの電子レンジでの使用が可能な耐熱容器にシリカゲルの顆粒を入れます。シリカゲルはなるべく平らになるように容器に入れてください。ラップやフタはあると湿度がうまく飛ばない恐れがあるので必要ありません。

3.電子レンジで数回に分けて加熱する

電子レンジで加熱してシリカゲルの水分を飛ばします。レンジで一度に加熱する時間は700Wで1分半~2分を目安にしてください。ムラなく全体を加熱するために、加熱が終わるたびに容器を取り出し、かき混ぜてから再加熱するとよいでしょう。着色シリカゲルがピンクからブルーに戻ると効果復活が完了です。

加熱しすぎて茶色や黒に焦げたシリカゲルはもう復活できません。様子を見ながらゆっくり加熱しましょう。

注意「一度に長時間加熱しない」

電子レンジを使用する際は、必ず長時間加熱はやめましょう。長時間加熱してしまうとシリカゲルが膨張爆発してしまう場合があります。シリカゲルの再生はあせらず、短時間の過熱を繰り返して温度を上げすぎないように注意しましょう。ゆっくり行うことが上手に復活させるためのポイントになります。

シリカゲル再利用方法③洗濯乾燥機を使用

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大量のシリカゲルを一気に乾燥させたいときは、衣類乾燥機を使う方法もあります。衣類乾燥機を使うことで加熱しすぎて茶色くなることを防ぐことができます。ちょうどよい加熱具合でシリカゲルを再生できます。

1.シリカゲルの顆粒を袋から出す

袋の素材によっては乾燥機の熱で袋が変質してしまう可能性もあるので、小袋からシリカゲルの顆粒を取り出します。全体を満遍なく乾燥させるためのという理由もあります。洗濯乾燥機の大きさにもよりますが、量は1kgくらいまでを目安にするとよいでしょう。

2.布性の袋にシリカゲルを入れる

シリカゲルの顆粒がこぼれない、目の詰まった布袋にシリカゲルを入れます。目の細かい洗濯ネットでもよいでしょう。乾燥中にシリカゲルが洗濯機の中にこぼれると台無しになってしまうので、注意してください。どうしても心配なら布袋を二重にしてもよいでしょう。

3.洗濯乾燥機の乾燥標準モードで乾燥させる

シリカゲルの再生には、洗濯乾燥機の乾燥標準モードを使います。洗濯モードがおまかせのままオンになっていると、びしょ濡れになってしまうので必ず水が出ないモードを設定してください。湿度検知材の着色シリカゲルがピンクからブルーに戻っていたら乾燥剤の効果が復活したサインです。

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シリカゲル再利用方法④ふとん乾燥機を使用

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