「恵方巻き」とは?いつから始まった?その由来や具材・食べ方を解説!

「恵方巻き」とは?いつから始まった?その由来や具材・食べ方を解説!

節分(2月3日)に食べる恵方巻きの由来をご存知ですか?食べ方も毎年決まった方角を向いたり、切ったりしてはいけないなど、なんだか決まりが多かったような気がしますよね。今回は、恵方巻きの由来や具材と、正しい食べ方の作法をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.「恵方巻き」とは?
  2. 2.恵方巻きの由来は?
  3. 3.恵方巻きのおすすめ具材は?
  4. 4.恵方巻きの正しい食べ方は?
  5. 5.まとめ

「恵方巻き」とは?

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恵方巻き、毎年たべていますか?恵方巻きといえば節分(2月3日)に縁起のよい方角を向いて食べるものとして広く知られていますが、一体いつから食べられているのでしょうか?なぜ恵方巻きを食べるのでしょうか?その発祥の地域や起源、正しい食べ方の作法が気になりますね。

節分に食べる太巻き

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恵方巻きは、2月3日の節分の日に食べる太巻(太い巻き寿司)のことです。恵方巻きの意味は「1年間の無病息災を祈るもの」とされています。巻き寿司を食べてお願いごとをする、たいへん縁起がいい習慣です。しかし、なぜ節分に恵方巻きをたべるのでしょうか?恵方巻きの起源をご紹介します。

恵方巻きの認知度は?

恵方巻きって聞いたことあるけどよく知らないわ。そんなに有名なものなの?

昔は一部の地域の風習で、全国的に広まったのは最近なので、よく知らなくても大丈夫。この機会に恵方巻きについて詳しくなっちゃいましょう。

恵方巻きについてご存知ない方もいるかもしれませんね。実は、全国的に恵方巻きが広まったのは比較的最近のことなのです。しかしMizkanが2018年におこなった調査では、全国で恵方巻きの存在や名前を知っている人は84.2%、実際に節分に恵方巻きを食べている人は実に61.1%となりました。これはもはや日本の風習といっても差し支えないでしょう。

節分の由来は?

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2月3日は、鬼や豆まきのイメージのほうが一般的かもしれませんね。節分にまつわる習慣は多く、みなさんのもつイメージもそれぞれ違うのではないでしょうか。そもそも「節分」の由来は「季節を分ける」という意味からきているとされ、中国起源の行事が元になっています。立春の日の1日前を「節分の日」とし、地域や時代によっては大晦日と同様に、年越しの日とされていたようです。

節分には何をする?

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節分に、豆まきならしたことあるわ。数え年に合わせて年齢の数だけ豆を食べるのよね?

その他にも、意外とたくさんの風習があるんですよ!みなさんはいくつご存知でしょうか?

節分の日(2月3日)にはどのようなことをするのでしょうか?地域によっていろいろな風習がありますが、有名な習慣は以下のものです。

  • 「鬼は外福は内」と言って大豆を投げる
  • 大豆を年齢(数え年)の数だけ食べる
  • 鰯を焼いて食べる
  • 恵方巻きを食べる
  • 厄払いや占いをする
  • 節分祭・節分会などの行事

恵方巻きの由来は?

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節分に食べると縁起がいいと言われている、恵方巻きの由来をご存知ですか?年越し行事というのならば、お正月のようにお餅を食べたり、お節料理を食べたりしてもよさそうなものです。このような習慣が、なぜ、いつから始まったのか、その起源をご紹介します。

恵方巻きの由来①発祥の地域

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発祥の地域や、いつから始まったのかは、実ははっきりとはわかっていません。ただ、大阪すし組合が発行した広告チラシがあったとされ、大阪発祥であるという説がもっとも有名です。また「丸かぶり」という言葉もかつて大阪の方言だったことからも、大阪が起源とされています。大阪といえば商業の中心の地域ですから、恵方巻きの起源は、たくましい商業戦略だったのかもしれませんね。

恵方巻きの由来②歴史

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いつから恵方巻きの習慣が始まったかについては、ははっきりとわかっていませんが、大正末~昭和初期には全国的に節分に巻き寿司を食べる習慣はなく、地域によってはちらし寿司などは食べられていたようです。しかし、大阪では大正初期頃に「恵方巻き」という言葉が存在していたと見られる文献もあり、はっきりといつからという記録はないものの、歴史としては長いようですね。

恵方巻きの由来③全国への広まり

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大阪発祥と言われている恵方巻きが、いつから、なぜ、どのように全国へと広まったのでしょうか。実はこの習慣が日本各地へと広まったのは、それほど昔のことではありません。1990年代、コンビニチェーンのセブンイレブンが「恵方巻き」と名付けて大々的に広告し、発売したことがきっかけで、この習慣が広まったと言われています。

恵方巻きの由来④意味

節分になぜ「太巻き」を「丸かじり」するのでしょうか。「太巻き」は「福を巻き込む」意味からきているとされ、切らずに「丸かじり」するのは「縁を切らない」という意味があるようです。縁起物だけあってお節の定番具材のように縁起のよい言葉がかけられていますね。なぜ恵方を向く必要があるのかというと、恵方というのは「1年の幸福を司る神様のいる方角」だからです。

恵方巻きの由来⑤伝承

歴史としてはっきりと記録が残っているというわけではありませんが、恵方巻きの由来にはさまざまな説があります。たとえば、恵方巻きは鬼が忘れていった金棒に見立てたものであるとも言われています。他にも、大勢で巻寿司を食すときに、切り分けるのが面倒で一本丸かぶりをしたことがきっかけであるとか、芸者が「いい旦那様に巡り会えるよう」願いを込めて丸かじりしていたというエピソードもあります。

いろんな説があって楽しいですね。次のページでは恵方巻きのおすすめ具材について、ご紹介しますね。

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恵方巻きのおすすめ具材は?

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