ヒーターの電気代の比較
ヒーターは部分的な温め用として使われることが多く、小さくても電気代が高いので、気にせずに使っていると電気代が跳ね上がってしまうものです。以下に、ヒーターの「1時間の電気代」と「1日8時間使用した場合の1ヶ月の電気代」をご紹介します。
①1時間の電気代
電力料金の1kWhとは電化製品を1時間使用した場合の電気量です。例えば、1kWhの単価が25円の場合、1000Wの電力を1時間使用すると25円になるという意味です。また、1kWhの単価はそれぞれの契約プランや使用時間帯などで違います。ここではわかりやすく30円/kWhとして計算しました。
ヒーター名 | 弱設定時 | 強設定時 |
カーボンヒーター | 12円(400W) | 24円(800W) |
オイルヒーター | 18円(600W) | 36円(1,200W) |
セラミックヒーター | 18円(600W) | 36円(1,200W) |
パネルヒーター | 15円(500W) | 30円(1,000W) |
ハロゲンヒーター | 15円(500W) | 30円(1,000W) |
計算例
例えば、カーボンヒーターは、弱設定時に400ワットで設定した場合、400×30÷1,000=12での1時間の電気代は12円です。ただし、商品によって弱設定時と強設定時のワット数は違います。
②1日8時間使用した場合の1ヶ月の電気
ヒーターごとにワット数が違いますが、1時間使用の電気代はカーボンヒーターがかなり安いという結果になりました。さらに、1日8時間使用した場合の1ヶ月(30日間)の電気代の比較をご紹介します。
ヒーター名 | 弱設定時 | 強設定時 |
カーボンヒーター | 2,880円 | 5,760円 |
オイルヒーター | 4,320円 | 8,640円 |
セラミックヒーター | 4,320円 | 8,640円 |
パネルヒーター | 3,600円 | 7,200円 |
ハロゲンヒーター | 3,600円 | 7,200円 |
上の表を見ると、一目瞭然でカーボンヒーターが一番電気代が安いことがわかりました。では、カーボンヒーターとエアコンを比較するとどちらのほうが電気代がお得なのでしょうか。
エアコンとカーボンヒーターの電気代比較
エアコンは電源を入れて温度を設定してから、設定温度に上がるまでに一番電気を使います。しかし、エアコンで寒い部屋が温まった後は、エアコンが使う電力量はグッと下がります。そのことから、長い時間使いたい場合はエアコンのほうがカーボンヒーターよりも電気代が安くなります。
カーボンヒーターの電気代を節約する方法
カーボンヒーターは、使い方によっては他の暖房機器より電気代が高くなるケースがあります。カーボンヒーターで電気代が高くならないようにするには、どんなことに注意すればよいのでしょうか。
カーボンヒーターはどんなときに電気代が高くなるのか
カーボンヒーター購入。
— RuNo (@music_runo2016) November 30, 2015
電気代がお得と聞いて主婦目線でポチった。 pic.twitter.com/3biGNlJlMC
カーボンヒーターはどんなときに電気代が高くなり、どうすれば電気代が節約できるのでしょうか。以下にカーボンヒーターを節約するためのコツをご紹介します。
カーボンヒーターの電気代節約のコツ
コツ①「強」のまま長時間使わない
私がもってたカーボンヒーター威力強すぎて軽くパンが焼ける pic.twitter.com/BEi4qQKGma
— ハナチャン (@bluesky0056) March 24, 2019
カーボンヒーターは選んだワット数で放熱します。多くの人は寒さが厳しい日には暖房を「強」にして使うことがとても多いです。実は、消費電力が高い電気ヒーターを「強」のまま長い時間使うと、電気代はとても高くなってしまいます。
コツ②消費電力が細かく調整できるタイプを選ぶ
省エネを意識する場合、消費電力を細かく調整できるものがおすすめです。例えば、10段階で調節できる商品であれば熱すぎたり寒すぎたりせず、自分好みで切り替えできます。このタイプは少々高価ですが、上手に使いこなせば省エネにつながります。
コツ③1時間の電気代を比較する
カーボンヒーターを開発した人、ありがとうございます。とてもあたたかくて幸せです。使っている製品(300W)は、電気代1時間6.5円らしい。安いなも。
— ばばひろみ (@ulkoilla_baba) February 9, 2011
量販店などの電気ストーブには、必ず1時間あたりの電気代の目安が表記されています。購入する際はそれを参考に、他のヒータの電気代と比較から検討しましょう。
コツ④省エネ機能があるものを選ぶ
カーボンヒーターには、自動首振り機能や温度過昇防止機能、人感センサー、揺らぎ運転機能などが付いているものもあります。ゆらぎ運転は定期的にパワーを落として電気代の節約になり、省エネにもつながりおすすめです。
まとめ
カーボンヒーターはヒーターに中でも比較的電気代がお得で、すぐに熱気が伝わるため人気があります。しかし、使い方を誤ってしまうと想像以上に電気代がかかってしまいます。この記事を参考にしていただき、電気ストーブの電気代について再度考えるよい機会になれば幸いです。
カーボンヒーターって電気代が安いと思って選ぶ人が多いみたいだけど本当にお得なのかな?