靴の干し方④陰干し
乾かし方は天日干しではなく「陰干し」がおすすめです。日光の殺菌効果を期待して天日干ししたくなる気持ちもわかりますが、靴の素材を傷めてしまう場合があるので濡れた靴は日陰で干しましょう。
干すときは「つま先が上」
干すときの靴の向きは「つま先が上」がおすすめです。水切れがよくなり、つま先までよく乾きます。風通しのよいところで2~3日置くとよいでしょう。
おすすめアイテム紹介「シューズハンガー」
シューズハンガーがあれば、陰干しでも物干竿にかけて干す乾かし方ができます。かける乾かし方なら風通りがよく、早く乾きます。また、専用のハンガーを使えばつま先からしっかり靴が固定できて便利です。
ブーツには長靴ハンガーも便利
ブーツなら、上下逆さまで足の部分をひっかけるタイプのシューズハンガーが便利です。長い筒口のブーツでも上下逆さまの乾かし方なら風通しがよいので早く乾かせます。
おすすめアイテム紹介「ベランダハンガー」
ベランダの手すりに取り付けるタイプのベランダハンガーも靴を干すときに便利です。使うときだけ設置できるベランダハンガーなら、物干し台を設置していないベランダに臨時で取り付けて使えます。
靴の干し方⑤シリカゲル
雨で濡れた靴にシリカゲル突っ込んだらもう乾いてた pic.twitter.com/eVcbplt4li
— はむかつ (@ham_kts) October 22, 2017
乾燥剤を使う乾かし方なら「シリカゲル」がおすすめです。シリカゲルは食品や100均で手軽に入手でき、また湿ってしまってもフライパンや電子レンジで乾燥させれば再利用もできる便利な乾燥剤です。濡れた靴の中に入れると水分を吸い取り、靴が早く乾きます。
乾燥剤の消石灰は使用NG
シリカゲル以外の乾燥剤を使う場合は水濡れしても大丈夫かどうか慎重に注意しましょう。例えば乾燥剤の消石灰は濡れると発熱し、最悪発火事故を起こす危険性があります。絶対に使わないようにしましょう。
おすすめアイテム紹介「乾爽キーパー」
くりかえし使える靴の乾燥グッズの中には、シリカゲルの力を使ったものもあります。靴の形の乾燥グッズならつま先までしっかり差し込めて使いやすく、便利に使えます。またインジケーターで吸収力が残っているか確認できます。シリカゲルが湿っても、コンセントにプラグを差し込めば乾燥力が復活するため繰り返し使いやすく便利です。
靴の干し方⑥専用乾燥機
靴を手間なく確実に、早く乾かしたいなら専用乾燥機があると便利です。靴の乾燥機はホース付きやスタンドタイプなど種類があり、3,000円程度から購入可能で人気があります。
おすすめアイテム紹介「スタンドタイプ」
折りたたみスタンドがついたタイプの靴乾燥機は、温風が出る乾燥機上部の突起に靴のつま先を差し込み乾かします。温風は靴を傷めない温度で、革靴・スニーカーと靴のタイプによって切り替えが可能なものもあります。コンパクトで収納しやすいメリットもあります。
おすすめアイテム紹介「ハンガー形」
衣類の室内干し用乾燥機としても、靴乾燥機としても使えるハンガータイプの乾燥機です。ハンガー部分が温風の出る伸縮ノズルで、靴に差し込んで乾かします。ハンガータイプなら、ポールにかけて収納でき置き場所に困りません。
おすすめアイテム紹介「USB接続タイプ」
オフィスなどで使いたい場合には、コンパクトで持ち運びやすく、電力をUSBケーブルで補うタイプの靴乾燥機が便利です。熱で乾燥を促すものや送風するものなど、乾燥方式に種類があるのも特徴です。オフィスで使いたいなら静音タイプの商品を選ぶとよいでしょう。
おすすめアイテム紹介「高機能タイプ」
靴を除菌して脱臭する「脱臭除菌」、家族の靴をまとめて乾かせる「複数同時乾燥」など便利な機能がついている高機能タイプもおすすめです。馬力のあるタイプだとずぶ濡れ状態の靴でも120分程度でしっかり乾きます。また靴伸縮ノズルを使うタイプの靴乾燥機は、筒口の長いブーツにも使いやすくおすすめです。
まとめ
そのまま放置ではなかなか乾かない靴を素早く乾燥させる「靴の干し方」の特集でした。中まで水が染みるほどに濡れた靴の履き心地は最悪で、雨天時の悩みのひとつです。濡れた靴をきちんとケアして干すことで、早く乾かせるだけでなく匂いや型崩れのケアもできます。暮らしの参考になれば幸いです。