折り紙で雪の結晶を作ってみましょう
これから冬の時期。クリスマスのデコレーションに雪の結晶があると、イベントに向けてモチベーションも高まります。一見複雑そうに見える雪の結晶ですが、作り方を覚えると子供でも簡単に作ることができます。優美な曲線を帯び、立体的に見える雪の結晶の作り方をご紹介します。切り絵やコースターなどに代用できるペーパークラフトもみていきましょう。
折り紙の選び方
折り紙は教育用と書かれたものを選びます。15cm×15cmのものが作りやすいです。7.5cm×7.5cmの千羽鶴用や千代紙を選んでもよいでしょう。かわいい模様がついているも折り紙は、できあがり時に分かりにくいので無地がおすすめです。
準備してほしい文房具
- 定規
- ペン
- カッター
- のり(液体のりや、でんぷんのりでも可)
- クラフトはさみ
- ピンチクリップ
折り紙で作る雪の結晶の作り方
かわいい雪の結晶は、大きさを変えてクリスマスのデコレーションにピッタリのオーナメントとして使えます。子供にはちょっと難しいかもしれませんが、作り方を覚えると簡単に作れます。親子で一緒に作ってみてくださいね。
折り紙の下準備
折り紙は、15cm四方の教育折り紙を使います。下準備として、折り紙を4等分に切り分けます。丁寧に折り目を作ったあと、カッターを使って折り紙を切るときれいに分けることができます。この4分の1サイズの折り紙を6枚準備してください。同系色のものを3枚ずつ選ぶときれいですよ。
結晶パーツの作り方
折り紙の1枚を対角線の角同士を合わせて三角に折ります。もう一度三角に折って、図のような三角形を作ります。このとき、折り紙の辺と「わ」、中心線を意識してください。辺は画像では手前に見えているところ、「わ」は、2回目に折った際にできた中央の山、中心線は、画像では向かって右側にある2枚重なっている部分になります。
切り込み線を入れ、ハサミで切る
「わ」を底辺にし、図のように置いたら1cm間隔で「わ」と中心線にハサミを入れるラインを書きます。定規を使って平行に線を引くことがポイントです。中心線近辺は切らずに残すために、線は途中で止めましょう。線を引いたら、「わ」から中心線へ向かってハサミで切り込みを入れます。
内側から糊付けをする
ここから立体的な雪の結晶を作るためのポイントとなります。折り紙を開いて、裏面を上にします。一番内側の切り込み同士を糊で接着します。このときは、折りすじ同士が一直線になるように接着するときれいです。この後の工程も同じように意識しながら接着してください。接着させると、次の画像のようになります。
接着しにくいときの対処法
細かい作業になりますし、水糊を使う場合はなかなか接着できずにイライラしてしまうこともあるかもしれません。そんなときは、クリップを使って留めておきましょう。乾かしている時間で次の工程を進めることができます。画像で使用しているクリップは、手芸用のクリップです。
表面に返して糊付けをする
表面を上にします。次に一番内側となる角同士を糊付けします。接着が終われば、次は裏面に返し内側の角同士を糊付けするというように、どんどん接着していきましょう。丁寧に作業をすることで、きれいな立体ができあがります。
こちらが完成形です。同じ工程で6つパーツを作ってください。接着した部分は横向きになります。音符のような立体的なラインがとてもかわいいですね。表裏を返しながら糊付けすることで、このようなラインができあがります。
ここまで来たらあと一息!ようやく組み立てに移ります。
パーツ同士を糊付けする
パーツを糊付けしていきます。ひとつずつ丁寧に糊付けしていきますが、3つずつ1グループにして接着すると工程が簡単です。画像のようにパーツの先端の部分を接着します。糊付けする場合は、もう一つのパーツと角同士をきちんと合わせてください。3つのパーツを組み合わせたら、同様にもうひとつ作ります。
同じ色が続かないように糊付けしてくださいね!
2つのパーツを組み立てる
このように2つのパーツができあがりました。つぎはパーツ同士をのりづけします。先ほど糊付けした部分が接着点になりますが、雪の結晶らしく立体的に見せるために、1.5cmくらい重ねてから貼り合わせましょう。少し接着しにくいため、糊付けをした後はクリップで留めておくとよいですね。子供には難しい部分ですので、一緒に作っていきましょう。
完成
完全に乾いたら完成です。形の複雑さもありますが、思ったより簡単に取り組めたのではないでしょうか。作り方を覚えると簡単に作れるようになるので、たくさん作ってみてくださいね。また、厚みが出ない千代紙などを使ってもよいでしょう。
次ページからは切り絵の雪の結晶の作り方です。
出典:筆者撮影