美容と健康をサポートしてくれる腹巻き
体の大切な臓器が集まるお腹を温めると、体の不調を改善したり、予防したりできるとされています。体温を1℃上げるだけで、免疫力や基礎代謝を上げ、美容や健康によい効果が期待できますよ。手軽に使える腹巻を取り入れて「温活」を始めてみましょう。
腹巻きの作り方【ニット】
ある程度の伸縮性があり、お腹にフィットする腹巻なら、ニットのものがおすすめです。輪針を使って一定方向にグルグル編んでいくだけの簡単な作り方で、編み物が初めての方でも作れます。冬用は毛糸で、夏用はコットン糸で編むなど、季節に合わせて簡単に作り分けられますよ。
準備するもの
子供用ニット腹巻き
- 輪針(10mm)
- ニット用糸(棒針10mm用):2玉
10mmの太めの針でザクザクと編むので、時間がかからず簡単に作れます。使用する糸は、「棒針目安10mm」と表記されているものを選びます。糸についている帯の裏に、針の大きさの目安が書いてあるので参考にしましょう。糸は子供用サイズの腹巻きには2玉、大人用サイズの腹巻きには4玉準備するとよいです。
普通の棒針は布状に編むため、筒状にするには綴じる工程が加わるの。
輪針は、2本の針がワイヤーでつながっていて、はじめから筒状に編めるので便利ですよ。
糸の引き出し方
はじめに横から指を入れ、中心部分をつまんで糸を引き出します。一番中心の糸端が出てくれば、あとは軽く引くだけで、スルスルと糸が出てきます。糸玉が転がったり、糸がからんだりせず編みやすいです。
棒針のサイズと作り目の数
「棒針目安8~10mm」とは、使用する針の太さを表しています。5.5~6目・10~11段とは、10cm四方に編んだときの目安の目の数(横)と、段の数(縦)です。これを「ゲージ」といいます。ゲージには若干の個人差があるため、実際に使用する編み針と糸で10cm四方に編み、自分のゲージを確認してみてもよいでしょう。
作り目の数や段数の目安
子供用サイズの、胴回り65cmの腹巻を作る場合は、6目×6.5(65cm÷10cm)と計算すると、作り目の数39目が目安です。切りよく40目で作ります。長さ20cmにする場合は、22段編むとよいでしょう。大人用のサイズで作る場合も同様に、作り目の数や段数の目安を算出します。
出典:筆者撮影(本記事掲載の画像のうち、特段の断りのない全画像)