2020東京オリンピック・パラリンピックのピクトグラム
オリンピック
2020年に行われる東京オリンピックのピクトグラムが発表されました。33競技50種目のピクトグラムがあります。1964年の東京オリンピックで作られたピクトグラムに比べ、躍動感があり、競技について分かりやすくなりました。自転車競技や馬術、空手など種類がいくつかある場合でもそれぞれの競技の特徴をつかんでいて、見分けがつきやすくなっています。
パラリンピック
2020年の秋に行われる東京パラリンピックのピクトグラムもあります。22競技23種類が作成されてました。オリンピックと同じ競技でも、車椅子や視覚障害者用のアイマスク、義足などその競技に応じた表現が特徴的です。グッズやチケット、ガイドブックなどで幅広く使われます。
オリンピック・パラリンピック公式グッズ
2020年の東京オリンピック・パラリンピックのピクトグラムは、公式グッズにも使われています。ピンバッジやキーホルダーといった記念品から、タオルや湯呑、Tシャツ、ネクタイなどさまざまなものがありますよ。公式グッズは東京2020オフィシャルオンラインショップや全国に約100店舗ある公式ショップで購入できます。記念に探してみてはいかがでしょうか。
身近なピクトグラムの活用法
ここまで公共の場で使われているさまざまなピクトグラムについてご紹介してきました。私達の身の回りや生活にも取り入れることで、日々の生活をより便利により快適に過ごせるようになります。ここでは、ピクトグラムの身近な活用法の例について、いくつかご紹介していきましょう。
職場での活用法
労災防止のステッカー
職場で起きると困るのが労働災害です。労働者はもちろん、事業者にとってもかなりのリスクになります。そこで注意をうながす案内にピクトグラムを使ってみるのもひとつの手です。「立入禁止」や「足元注意」「高温注意」「ヘルメット着用」などさまざまなデザインでサインを送れば、労働災害を減らす効果が見込めます。
育児での活用法
しつけや名前つけに
お子さんにしつけをする際にもピクトグラムが役に立ちます。片付ける場所に絵文字をつけることで、お子さんが片付ける場所をイメージしやすくなるので、すんなりわかってもらいやすいです。また、保育園や幼稚園に行く際の持ち物にもお気に入りのマークを付けることで、字の読めない小さなお子さんにも自分の持ち物だというサインになります。
福祉での活用法
周りもご本人も認知できるように
認知症や障がいによって認知機能が低下している方の場合、文字よりも絵のほうが認識しやすいです。そこで、トイレなどをピクトグラムでしっかりと表示することでそのような方にもわかりやすくできます。また、身障者や聴覚障害者の方の車のマークや、手話や筆談のマーク、病院の看護用のマークなどにもピクトグラムが利用されています。
まとめ
ピクトグラムの意味や歴史、そして案内板などに使われるデザインの種類についてお話ししました。ピクトグラムは2色で丸などの図形のみという単純な構成です。しかし、ご年配の方やお子さん、そして訪日外国人観光客にも、すべての人に分かりやすく優しい「ユニバーサルデザイン」になっています。ご当地によっても違うピクトグラムを探してみるのもいいですね。
出典:写真AC