烏龍茶の効果・効能とは?
烏龍茶は中国茶の一種で黄色みがかった茶色のお茶です。おいしい烏龍茶の味や香りは茶葉の種類と生産者の腕にかかっていると言われています。日本でもなじみのある烏龍茶の効果や効能にはどのようなものがあるのでしょうか。この記事では、烏龍茶の効果・効能、効果的な飲み方などをご紹介します。
皇帝に献上された高貴なお茶
烏龍茶の発祥は中国・福建省「武夷山」周辺です。烏龍茶は昔から中国の皇帝に献上されていた高貴なお茶で、名前の「龍」には高貴な「皇帝」を表します。六大中国茶の中でも烏龍茶は「青茶」に分類され、日本では「凍頂烏龍茶」「鉄観音」などの銘柄が有名です。
茶葉を絶妙な度合いで発酵させたお茶
烏龍茶はツバキ科の茶の樹からできており、 この樹の生葉を乾燥し発酵させて作ります。絶妙な発酵度合いで作られたのが烏龍茶で、この生葉を完全発酵させたものが紅茶、全く発酵されていないものが緑茶です。同じ茶葉でも発酵度によって違うお茶になります。
烏龍茶と黒烏龍茶との違い
烏龍茶の品種は約800種と言われており、中でも「黒烏龍茶」は油っこい料理と一緒に飲むことで脂肪の吸収を抑える効果があると言われています。市販されている商品の中には「特定保健用食品(トクホ)」として認可されているものもあります。以下に、烏龍茶と黒烏龍茶との違いをご紹介します。
①味や色
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市販の黒烏龍茶の色は普通の烏龍茶よりも色が濃いのがわかります。この色は「ポリフェノール」という成分のよるものです。また、色が濃いために「黒烏龍茶」という名称が付けられました。また、烏龍茶と黒烏龍茶の味の違いはそれほどありませんが、強いて言うなら黒烏龍茶のほうがやや渋みがあり濃厚です。
②ポリフェノールの含有量
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黒烏龍茶は烏龍茶より「重合ポリフェノール」という成分が多く含まれています。ポリフェノールは脂肪吸収の抑制だけでなく、排出量を増やす効果も期待できる成分です。普通の烏龍茶にもポリフェノールは含まれておりますが、黒烏龍茶のほうがポリフェノール成分が多いため高い効果が期待できます。
②ダイエット効果
ポリフェノールには脂肪吸収を抑制する働き(ダイエット効果)が期待できますが、それはポリフェノールが脂肪分解酵素である「リパーゼ」の働きを体内で阻害するためです。脂肪分解酵素の働きが阻害されると、油の分解ができないため脂肪が体内に吸収できずに体外に排出されます。そのことにより痩せる効果があると言われています。
黒烏龍茶のポリフェノールの量は商品によって違いがあるため、同じ黒烏龍茶であっても必ずしも同じ効果が得られるというわけではありません。
黒烏龍茶を食事時に摂取する場合、1回の食事で350mLを飲み1日2回ほど摂取すると健康効果が期待できます。