車庫をDIYで作る方法②単管パイプ編
続いて、単管パイプを使った車庫の作り方です。できるだけ簡単に建てたい人、費用を抑えたい人には単管パイプが適しています。
準備するもの
主な材料
単管パイプでガレージを作るには、以下の材料が必須です。
- 単管パイプ:ガレージの骨組みを作るメインの材料です。
- 各種金具:単管パイプを支えたり、パイプ同士を繋いだりするのに使用します。
- 木材:屋根や壁に使用します。
- OSBパネル:壁に使用します。
- 塗料:屋根や壁、金属部に使用します。防腐剤入り、防錆剤入りの塗料を用意します。
道具
木造ガレージで使用する左官コテや水平器は単管パイプのガレージでも使用します。そのほか、以下のような工具も必須です。
- パイプカッター:余分なパイプを切る際に使用します。
- ラチェットレンチ:単管パイプの締め付け作業に使用します。
費用
木製ガレージ同様に、どこまでの完成度を求めるかによって費用は大きく変わってきます。カーポートのように外壁を貼らずに骨組みだけで済ませる作り方なら、10万円以内で作成することもできます。とはいえ、せっかくガレージを自作するのですから、しっかりとしたものを作りたいもの。やはり20万円程度の予算は見ておいたほうがいいでしょう。
作業手順
①設計
木製のガレージ同様に、どのようなガレージにしたいのかじっくりと検討したうえで設計を行います。ただし、木製のガレージとは違い、構造部分についての設計は複雑なものではないので、知識を身につけたら素人でも自作できます。
②基礎作り
単管パイプのガレージでも木製ガレージの基礎と作り方は同様です。車やバイクなどは重量があるので、しっかりとした土台作りが必要です。基礎作りの妥協は、床面が割れたり沈下したりするおそれもあるので、時間をかけてでもしっかりと作りましょう。
③パイプ組み立て
基礎ができあがったら、躯体となるパイプを組み立てていきます。パイプは重いものではないので、一人でも組み立ては難しくないですし、多少のズレがあっても簡単に修正できます。継ぎ手の金具を締め忘れてパイプが落下してしまうといったミスがありがちなので、十分に注意して工事を進めましょう。
④仕上げ
骨組みができあがったら壁組みです。あえて壁を設けないのも方法ですが、せっかくガレージを自作するのですから、壁も設置しておしゃれなガレージに仕上げましょう。木造とは違い、下地材が少ないため強度に不安があると思う場合は、下地に木材を入れるなどの工夫で補強します。シャッターは、木製ガレージ同様に設置しないほうが費用を抑えられます。
まとめ
車庫を自作するには、時間と労力を伴いますが、そのぶんだけ完成したときの喜びは大きいものです。さまざまなアイデアを見ながら車庫のイメージをじっくりと考えてみると、我が家にピッタリのガレージが見えてきます。予算とコンセプトを決めて車庫のイメージが固まったら、安全第一でオリジナルガレージの工事に取りかかりましょう。