車庫のDIYアイデア②和風ガレージ
和風住宅の多い日本では、住まいと同じ和風のガレージにすると一体感が生まれます。どのような点に気をつけたらよいのか見てみましょう。
和風ガレージの特徴
日本家屋にマッチしやすい
洋風住宅が多く建てられるようになっている一方で、日本家屋も根強い人気があります。そして、古い住宅ほど外観は和風の要素が多いのが一般的。従来の日本建築の住宅に住んでいて、ガレージをDIYで作るなら和風のガレージは住まいとの調和がとれるでしょう。
落ち着きを感じられる車庫のイメージ
ガレージを和風にする際は、床は石畳を使ったり、屋根部分の垂木が見える作りにしたりと和の要素をふんだんに取り入れます。昔ながらの和風の雰囲気は、どこか懐かしさを感じさせてくれます。DIYでの施工は限界があるかもしれませんが、できる範囲でチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
和風ガレージのポイント
母屋とのバランスに注意
ガレージと母屋のデザインや色合いが極端に違いすぎるとちぐはぐな印象になってしまいます。自宅とガレージがひと続きになる場合は特に注意が必要で、できるだけ統一感を持たせたほうがいいでしょう。ガレージを自作する前に、自宅に使われている壁材や塗料を確認しておく必要があります。
施工費が高くなりがち
どこまでの工事をDIYで作成するのかによっても変わってきますが、一般的に和風の建物は資材費が高くなりがちです。費用をかけて作り上げる箇所と仕上げを妥協できる箇所に分けて設計段階で資金計画を立てるのがおすすめです。基本的には外から見えない箇所の費用を抑えるのが一般的ですが、基礎や構造部分の費用を削り過ぎると車庫の強度が不安になるので気をつけましょう。
車庫のDIYアイデア③欧風ガレージ
おしゃれなガレージにあこがれを抱く人にとっておすすめなのが欧風ガレージです。日本家屋にもマッチしやすく、雰囲気を損ないません。ここでは、欧風ガレージの特徴とポイントを紹介します。
欧風ガレージの特徴
洗練されたおしゃれな空間
欧風ガレージは、洗練されたおしゃれな空間が魅力的です。暗めのワンカラーでシックにまとめ、ピンスポットライトで愛車を照らしたり、壁に好みの絵画を飾ったりなどもおすすめ。ヨーロッパ車に乗っている人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
日本家屋にもよく似合う
ヨーロッパ風の住宅はもちろん、日本家屋にも欧風のガレージはよく合います。ガレージの外観は和風なのに、ガレージ内部はヨーロッパの雰囲気が漂っているというのもすてきではないでしょうか。ミスマッチに見えがちですが、その意外性がおしゃれな印象に映ります。ガレージ内部にアンティーク小物などを飾るだけでも欧風ガレージに近づけます。
欧風ガレージのポイント
コンセプトを大事にしよう
欧風と言っても、北欧、プロバンス、アンティーク、ヴィンテージなど、さまざまな種類があります。どれもヨーロッパの雰囲気を感じられて魅力的ですが、それぞれの要素を混ぜ込んで作ってしまうと統一感に欠けてしまいます。好みのコンセプトをひとつだけに絞って自作ガレージを作成しましょう。
本物を追求するなら輸入品に注目しよう
DIYで欧風ガレージに仕上げるには、ヨーロッパ調のインテリアを取り入れたい人も多いはず。よりよいガレージを追求するなら、本場の品を調達したいところです。輸入雑貨を取り扱うお店や通販でおしゃれな品が販売されているので注目してみてはいかがでしょうか。
車庫のDIYアイデア④アメリカン風ガレージ
こだわりのあるアメ車には、アメリカン風のガレージがよく似合います。明確なコンセプトをもとに、好みの雑貨を並べるだけでもアメリカン風に仕上がります。
アメリカン風ガレージの特徴
アメ車オーナーにはたまらない秘密基地
シボレーやキャデラックなどのアメ車、ハーレーダビットソンなどのアメリカンバイクを所有しているオーナーさんにとって、変哲のない車庫は少し物足りなさを感じてしまうのではないでしょうか。アメリカ製の車やバイクには、やっぱりアメリカン風のガレージがよく似合います。
雑貨をふんだんに取り入れたおしゃれ空間
アメリカの雰囲気といえば、無造作に置かれた雑貨や派手な色使いなどがイメージされます。車庫内に車とは直接関係のない雑貨を置いたり、壁に英語で書かれた看板や車のナンバープレートを設置したりするだけでもアメリカの雰囲気を感じられ、おしゃれでカッコイイ空間に早変わりです。
アメリカン風ガレージのポイント
車庫のスペースは広いほど◎
アメリカン風のガレージで愛車とともに過ごすには、余裕のあるスペースが必要です。車庫内に雑貨を置くなら、想像以上に狭く感じてしまうかもしれません。ガレージをアメリカン風にする前に、車庫のスペースを十分に確保できるか確認しましょう。
コンセプトを明確にしよう
雑貨が多くなりがちなアメリカン風のガレージは、適当に好みの品を置いただけでは格好がつきません。歴史を感じさせるカントリー、爽やかな印象を与える西海岸、ビビットカラーを盛り込んだダイナーなど種類が豊富ですから、好みのスタイルを決めてから作成に取りかかるのがおすすめです。