水道管は自分で修理できるのか
それでは水道管が壊れてしまった場合、自分で修理することはできるのでしょうか。答えとしては、できる場合とできない場合があります。基本的に業者の人に頼んで配管工事をしてもらえれば間違いはありませんが、場所によっては自分でできる程度の軽い症状もあります。また、どうしても予算が足りない方もいるでしょう。そういう場合は自作してなんとかできる範囲もあります。状況に応じてどちらにするか決めましょう。
自分で修理できる場合
まずは自分で修理できる場合です。水漏れの症状として多いのが、排水管の一部が破損していたりパーツの劣化などがあります。こういった一部分だけでよい場合などは、自作できる材料で修理しやすく比較的失敗の可能性が低いです。また、排水管が詰まったことが原因でおこる水漏れもあります。この場合は詰まりをとれば解決するので、自分でできる修理といえるでしょう。
修理業者に頼んだ方がいい場合
次に修理業者に頼んだほうがいい場合です。増設や大掛かりな引き直しが必要な場合や、自作の道具では修理が困難な場合は修理業者にお願いしたほうがいいでしょう。また、原因がわからないときも無理をせずに工事を頼んだ方が賢明です。よくわからないまま自分で延長工事をして失敗をしては元も子もありませんので、DIYは自作できる範囲の修理にとどめておきましょう。
水道管の修理に必要な材料
それではここからは水道管を自分で修理する場合に必要な材料について紹介していきます。修理箇所によってさまざまな材料を用意しなければいけません。以下に紹介するのは基本的な修理に使う道具になります。これらにプラスして、自分の使いやすい材料も揃えておくとよいでしょう。
水道管の修理に必要な材料①塩ビ管
ビニールパイプ 肉厚管 VP30 1m 塩ビ管・塩ビパイプ・硬質塩化ビニールパイプ
参考価格: 275円
まずは塩ビ管です。塩ビ管とは配管用の資材のことです。塩化ビニル樹脂でできており、主に給水管や排水管によく使われています。「硬質ポリ塩化ビニル管」を略して塩ビ管といいます。塩ビ管は鉄官と違い軽くて扱いやすいうえ、腐食にも強いので配管はもちろんそれ以外にもさまざまな活用方法があり便利な資材です。
水道管の修理に必要な材料②接着剤
積水化学工業:エスロン塩ビ管用接着剤 No.73S 型式:S735G
参考価格: 500円
次に接着剤です。修理するパーツをつなぐためには重要な道具です。しかし、もちろん普通の接着剤ではだめです。塩ビ管と継ぎ手を連結するために使用するものなので、塩ビ管用の接着剤が必要になります。専用のもの以外で塩ビ管と修理パーツをつなげようとすると後から接着不良をおこしかねませんので、きちんと専用の接着剤を選ぶようにしましょう。
水道管の修理に必要な材料③切断用工具
塩ビカッター 硬質塩ビ管 切断 配管工具 ホース 切断 スーパーツール VK50
参考価格: 11,264円
次に切断するための工具です。たとえばのこぎりやカッターなどです。両方あればよいですが、どちらかを選ぶ場合は配管部分や修理パーツなど見て使いやすい方を選択してください。こちらも上記の接着剤と同じく塩ビ管用のものを選ぶのがベターです。塩ビ管はプラスチック製ですので、普通の木工用のこぎりなどでは切断が難しい場合があります。
水道管の修理に必要な材料④継ぎ手
Kセキスイ エスロン TS継手 チーズ 25 TST25
参考価格: 210円
次に継ぎ手です。継ぎ手は塩ビ管をジョイントさせるのに必要になります。塩ビ管同士をしっかりつなげなければ隙間ができてしまう可能性があります。隙間があると水が漏れてしまいますので、再び自分でやり直さなければならなくなります。水道管の壊れ方や配管の位置によっては不要になる場合もありますが、できれば用意しておきましょう。
水道管の修理に必要な材料⑤止水用テープ
信越ポリマー:水漏れ御用 型式:SP止水テープ 水漏れ用 2M (1個)
参考価格: 2,508円
次に止水用のテープです。止水用のテープとはその名のとおり水漏れ箇所をふさぐためのテープです。配管のにじみ漏れなどテープでふさぐことができる範囲で水漏れがおこった場合に便利です。また、配管工事をお願いしている間の応急処置にも使えます。ほかにもパーツ同士ををつないだりとさまざまな用途に使いまわせますので、一つは手元に置いておくと良いでしょう。