腰壁をDIYするための材料【板材編】
腰壁は、一般的には木材で作られることが多いです。しかし、価格が高かったり、加工する手間もかかります。そのため、格安で簡単に設置できる壁紙やリメイクシート、比較的安くおしゃれなタイルなどが人気です。ご自分がやりたい方法にあった材料を選んでくださいね。まずは板材のご紹介です。
①クロス
壁紙を上下で色違いにする作り方です。他の作り方より安く、スイッチ穴の加工や張り方も簡単です。汚れやすいトイレなどにはCFシートを貼れば手入れが楽ですし、ペットがいるご家庭では100均などのリメイクシートとプラダンの併用で格安で手に入り、簡単に作れます。しかし、ものによっては見た目が安くなりやすいです。
簡単に格安でおしゃれに作れるリメイクシートについてはこちらでもご紹介しています。腰壁の張り方についても必見です。
②タイル・レンガ
クロスの代わりにタイルを貼る方法もあります。お風呂などの真四角なタイル以外にも、レンガを薄く切ったスライスレンガやブリックタイルなどおしゃれなものもありますよ。普通のレンガだと重く、壁や床を傷つけてしまうことがあるので、軽めのものを選んでくださいね。作り方は接着剤や両面テープ、目地材を使います。
③腰壁パネル
腰壁パネルは本物の木材を使っていることが多く、高級さや木の温もりが感じられ、和室にも合う素材です。一方で、木材は価格が高くなりやすく、スイッチ周りの加工や取り付け作業など作り方が難しく手間がかかります。ホームセンターなどで手に入るベニヤ板やフローリング材を使うことで、安く簡単に作れますよ。
腰壁をDIYするための材料【その他の部材編】
①上見切り(笠木:かさぎ)
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参考価格: 1,280円
上見切りとは、腰壁の上の部分の板です。笠木や冠木(かぶき)、チェアレールとも呼ばれます。下の巾木よりも少し幅が広く、クロスとの継ぎ目を隠したり、腰板を押さえたりする役割があります。また、上の壁紙と腰壁との境がはっきりしてメリハリのある印象になります。木材が一般的ですが、上のような柔らかいCFシートもあります。張り方も簡単なのでおすすめですよ。
②巾木(幅木)
巾木(はばき)とは、壁の下のほうと床が接する部分につける部材です。掃除機などがぶつかって壁の端が傷んでしまうのを防ぎ、壁紙が剥がれてくるのを抑えます。また、壁と床の間にある隙間をふさいで見た目もいいです。巾「木」というだけあって、木製のイメージが強いですが、塩ビ製のソフト巾木もあり、そちらのほうが簡単で安くなります。
③入隅(いりずみ)・出隅(でずみ)
入隅と出隅は、壁の角につける材料のことです。コーナーガードとも呼ばれます。角にぶつかって壁が傷つくのを防いでくれます。入隅は角の表の部分がへこんでいるもの、出隅は角の表部分が山型に出ているものになります。こちらも上見切りや巾木同様、塩ビ製のものがあり、安く簡単に作れます。
④モールディング
モールディングとは、腰壁につける飾り彫りをほどこした木枠のことです。リビングなどにつけると、腰壁がより立体的に、エレガントで華やかな印象になります。しかし、モールディングの縁にほこりがつもりやすいため、こまめに掃除する必要があります。ホームセンターなどで手に入ります。
腰壁DIYキットもある
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参考価格: 5,500円
板材や部材についてお話ししてきましたが、パネルや上見切り、巾木などがひと揃えになったキットもあります。キットであれば、値段は少し張りますが自分ですべての材料を手配するより簡単で、届いたらすぐに組み立てられるので楽ですよ。素材も木製だけでなく、樹脂製などいろいろな種類があります。
次は、固定に必要な接着剤や釘などについてみていきましょう。
出典:写真AC