おしゃれな腰壁をつくりたい
海外ドラマやカフェなどでも見かけることも多く、大変おしゃれなでスタイリッシュなイメージの腰壁。腰壁は、そのおしゃれなデザインだけでなく、汚れや傷に強いなど機能性も高いです。ここでは、そんな便利な腰壁の特徴やDIYでの作り方、おしゃれな張り方のアイデアをご紹介します。
腰壁には2種類ある
腰壁には2種類あります。1つは、バルコニーや吹き抜け、階段などにある転落防止用の壁やキッチンカウンターなど腰の高さまでの壁のことを指します。もう1つは、腰の高さあたりで色や材質を変えたツートーンカラーの壁です。ここでは、後者の2色になっている腰壁についてお話しします。
腰壁のメリット
①汚れが付きづらい
壁の下の方は、なにかをうっかりこぼしてしまったときなどに汚れてしまいやすいです。トイレも下のほうがなにかと汚れやすいですし、リビングなどもお子さんの手が届く壁の下のほうが汚れやすいです。汚れに強く、落ちやすい素材で腰壁を作ることでそのような汚れから壁を守れます。
②傷が目立ちづらい
掃除のときなど、日々の生活の中で壁紙を痛めてしまうことも多いです。また、和室などによくある砂壁など触れるとポロポロ崩れてきてしまいます。そんなとき、腰壁を張れば傷から壁を守ってくれますよ。また、ペットのいるお家では、壁にも傷が付きやすいですが、そうした傷からも守れます。
③デザイン性
壁紙が1色の場合、どんな家具にも合わせられる反面、単調で面白みに欠ける部屋だと感じる方もいます。腰壁を張ることでおしゃれにアクセントをつけられますよ。また、モールディングという装飾用の木枠をつければ、さらにエレガントな雰囲気も出せて、リビングなどにもぴったりです。
腰壁のデメリット
圧迫感がある
腰壁の張り方は、基本的に上部分を淡く、下に濃い色を使います。しかし、濃い色は圧迫感があり、部屋が狭くなったように感じることがあります。腰壁を使う際には、壁全体を同系色の淡い色でまとめるか、腰壁の高さを低くすると天井までの幅が出て、空間が高く見えるのでおすすめです。
家具の配置が難しい
腰壁があるところに家具を置くと、腰壁の幅だけ上の壁紙部分との間に小さな隙間ができるため、家具がピタッと壁につけられません。また、せっかくの腰壁が隠れてしまいます。腰壁をDIYするときは、どこに家具を置くのか、どの壁に腰壁をつけるのか、張り方を考えてつけましょう。
ほこりが付きやすい
腰壁は、上見切りと呼ばれる横板やモールディングという飾り板などが張り出しています。そこにほこりが溜まりやすく、目線とも近いため目立ちやすいです。こまめに掃除をしないとみすぼらしい印象になります。腰壁をつけたときにはフローリング掃除のついでに掃除するなど日々の手入れもしっかりしましょう。
腰壁の高さ
腰壁の高さには、特に制限はありません。通常の腰板の張り方は、床から人の腰の高さである90~110cmまでの高さです。窓枠やカウンターの下の高さに合わせて作ることも多いです。和室の場合は直接床に座ることが多く、窓も低く作られているので45~60cm程度と低くなります。
次は、腰を作るときに必要な材料についてご紹介します。