隠し釘とは?その種類や使い方をご紹介!目立たず上手に打つコツは?

隠し釘とは?その種類や使い方をご紹介!目立たず上手に打つコツは?

「隠し釘」をご存知ですか?いわゆる釘の一種ですが、「釘の頭の部分を落とす」という使い方に特徴があり、釘の頭が目立たず木工作品がとても綺麗に仕上がる便利なツールです。今回はそんな隠し釘の用途や使い方をご紹介します。DIYのスキルがグッと上がりますよ!

記事の目次

  1. 1.隠し釘とは
  2. 2.隠し釘の用途
  3. 3.隠し釘の選び方や必要な工具
  4. 4.隠し釘の打ち方
  5. 5.隠し釘を使った実例紹介
  6. 6.まとめ

こちらは小屋の扉を作成しているとのこと。アンティーク風にペイントされた木材に、隠し釘を小気味良く打ち付けている様子が見ていても楽しそうですね。

扉作り モールを隠し釘で取り付け

こちらはトイレのドアのリメイクで、モールディングを隠し釘を使って窓みたいになるよう取り付けています。隠し釘を打ち込む際に、2ヶ所失敗したので途中から極細の下穴を開けてから打ったそうです。

フローリングの張り替え実例 補修にも隠し釘は活躍

フローリングの本格張り替えに

こちらはフローリングの張り替えをされた方の投稿です。フローリングの場合は特に足のケガ防止のため、床から出ている釘の先端を金槌の平面じゃない方で軽く叩いて床面と平らにしておきましょう。

地鳴り対策に

フローリングの張り替えまでいかなくても、床鳴りがする場合などの補修でも隠し釘はよく使われます。床鳴りや軋み(きしみ)は、建築年数の経過によるフローリング材の浮きや反りにより、フローリング材とその下の床下地にすきまができてしまうのが原因の一つです。床鳴り・軋み音がする箇所を押さえ付け、フローリングと根太材との隙間を無くしてから隠し釘を打ちましょう。

回り縁の取り付けに 

壁と天井の見切り材である回り縁も、巾木と同じく部屋の印象を引き締めたり壁と天井のつなぎ目をきれいに見せるための部材です。材質や形状も種類がたくさんありますのでお部屋のアレンジをお好みで楽しめますよ。

引き出しの組み立てに隠し釘はマスト

こちらは引き出しの組み立てに隠し釘を使っています。たくさん打っても普通の釘やビスのように頭が目立たないのが隠し釘のいいところですよね。こういった時でもボンドで仮止めをした後に隠し釘を打つのが鉄則です。

ナチュラル仕上げの作品はネジ釘が目立たないようにするのがポイント

隠し釘でスパイスボックスを組み立てています。出来上がった作品も、ステインで塗装されて木目を活かしたナチュラルな仕上りになっています。こういったナチュラルな作品はネジや釘が目立たないように隠し釘を使うのがベストです。

すのこの組み立てにも隠し釘!

こちらは天板のすのこをネジを使わずに隠し釘を使って組み立てています。樹脂の頭は取り去った後ですが、隠し釘の跡はほとんど目立たないですね。写真では釘が少しでてしまっているので、金槌で叩いても平らにならなければ、木材を極力傷付けないように金やすりで削ってみましょう。

木工小物にこそ隠し釘が活躍

小物入れなどのハンドメイドでは木材が柔らかかったり、厚みが薄くてネジ釘がうまく打てない場合の多いのですが、そんな時こそ隠し釘を活用したいものです。ボンドと併用すれば隠し釘を沢山打たなくても小物ならある程度強度は保てます。

まとめ

出典: https://cdn.pixabay.com/photo/2014/10/22/16/39/tools-498202_960_720.jpg

今回は隠し釘の種類や、打ち方や抜き方などの基本的な使い方をご紹介しました。隠し釘は上手に使えるまで練習が必要ですが、慣れれば作品のクオリティが上がること間違いなしですので、ぜひDIYに取り入れてみてください。

arata
ライター

arata

学生時代に京都で伝統工芸を学び、卒業後は某ホームセンターに就職しDIY部門を担当。現在はものつくりの特技や販売の経験を生かしたライティングをしています

関連記事

記事ランキング