DIYで使える木材の種類と選び方!用途別のおすすめ素材もご紹介!

DIYで使える木材の種類と選び方!用途別のおすすめ素材もご紹介!

DIYの必需品である木材。一口に木材と言ってもいろいろな種類があり、どのような選び方をすればいいのか迷ってしまいます。木材の種類別に、特徴や選び方をご紹介します。それぞれの木材の特徴を知って、よりDIYに役立ててみてはいかがでしょうか。

記事の目次

  1. 1.DIYの必需品!木材の選び方を知ろう
  2. 2.木材の選び方①加工状態で選ぶ
  3. 3.木材の選び方②種類と特徴で選ぶ
  4. 4.木材の選び方③コストと品質で選ぶ
  5. 5.木材の選び方を知ればDIYがより便利に!

木材の選び方③コストと品質で選ぶ

Photo byNickyPe

木材には高級でなかなか手に入らないものから、日曜大工向けの安いものまでさまざまです。仕上がりにこだわり、丈夫なものを作りたいときはいい木材を、手軽にDIYに挑戦したいときは安い木材を選ぶという手があります。価格ごとの木材の選び方をご紹介します。

1.世界の高級木材

Photo bysiala

高級素材として昔から使われてきた木材は、今でこそ多く流通されていますが、昔はこの木材が「富の象徴」であったこともあるほど、貴重なものでした。高級感はもちろん、丈夫でしっかりした品質を重視したい方におすすめの木材です。

ウォールナット

「ウォールナット」は広葉樹の木材。濃いブラウンをしていて、チョコレートのような色味です。西洋では冨の象徴とされていました。バイオリンなどの楽器にはこの木材が選ばれていました。狂いや反りにくく、硬くて丈夫なので、床材や壁材としても人気の木材です。耐荷重はあまりないので、重いものを乗せるような天板には向いていません。

チーク

シソ科の広葉樹である「チーク材」は、時間の経過で「ゴールデンチークカラー」と呼ばれる黄褐色に変色します。かつては豪華客船の素材をはじめとしてさまざまな用途に使われていました。雨に強い、虫害にも強いといった特徴があり、屋外でのDIYにもおすすめです。採れたてのチーク材は値段が安いですが、水分が多い可能性があるので、選び方には気をつけましょう。

マホガニー

「黄金色」という意味の「マホガニー」は、時とともに深みのある色味に変化しています。現在「マホガニー」として出回っているものは、多くがセンダン科のカヤ属というマホガニーに似た木材です。高級木材の中でも軽量で、柔らかく加工しやすいという特徴があります。古くから彫刻や家具に使われてきました。アンティークのマホガニー製の家具は、その細やかな装飾に驚きます。

2.DIY向けの安い木材

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DIYで木材を使うのであれば、なるべく安い木材を選びたいもの。また重いものよりも軽いものの方が手軽に挑戦しやすいです。SPF材、ファルカタ材、ラジアタパイン集成材のように、安い価格で揃えられる木材もあります。安い木材の場合、丈夫さや強度などに不安を抱える方のために、初心者でも手軽に手が出しやすい、木材の選び方をご紹介します。

SPF材

フリー写真素材ぱくたそ

DIY向けとして安い価格で販売されている木材は「SPF材」がほとんどです。Spruce(えそ松)とPine(パイン)Fir(もみ)の3種類の総称で「SPF材」とされます。とにかく軽量で加工しやすく、ちょっとしたところのDIYにはこちらを買っておけば大丈夫です。軽い一方で水分を吸いやすいので、一度反ると戻りにくいので注意。

ファルカタ材

ファルカタ材は実はマメ科の植物です。白っぽくて明るい色味を持ち、桐とよく似ています。非常に軽量で、耐久性が低いです。薄いファルカタ材はカッターナイフでも切れるという利点もあるので、本格的な工具を持っていないDIY初心者でも大丈夫な素材です。家の中の飾り棚のように、軽いものを乗せるだけに限定した使い方がおすすめです。

ラジアタパイン集成材

少し丈夫な木材が欲しいという方には「ラジアタパイン集成材」がおすすめです。均一な木目のため狂いが少ないのが特徴で、他の安い木材と比較するとちょっと本格的です。パイン材は比較的軽量でやや硬めな木材なので、自分で加工をするのも簡単です。乾燥が早く雨に強いので、屋外のDIYにもおすすめです。

木材の選び方を知ればDIYがより便利に!

一口に木材といっても、種類ごとに特徴があるということが分かりました。強度や見た目はもちろん、値段や軽量など、木材の持つ特性を生かしてDIYに取り入れてみてはいかがでしょうか。これまで木材選びが難しいと思っていた方も、木材の選び方のポイントをおさえてより楽しいDIYに挑戦しましょう!

家村絵未
ライター

家村絵未

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