テントスカートの自作手順を紹介！隙間を埋めて固定させる方法とは？

一般的なブルーシートは鮮やかな青色ですが、カーキや黒、シルバーなどほかの色のシートも販売されています。気になる方は、テントと同系色または迷彩柄など自然に馴染む色を選ぶとよいでしょう。厚みは「#3000」が手に入りやすく、重めで風に捲れにくいためおすすめです。

テントとテントスカートを固定するためには、書類用のダブルクリップが便利です。ダブルクリップは100均のものでも使用可能です。固定にヘアピンを使う方法もあります。

なくてもよいのですが、ハトメがあればペグを使って強風対策が可能です。ペグダウンすればテントスカートが捲れあがりにくくなり、より悪天候にも耐えるテントスカートに。

ハサミを使って、ブルーシートを幅30～40cmほどで細長く帯状にカットします。ブルーシートはほつれないので、端処理を行う必要はありません。テントスカートはテントの外周1周分の長さがあれば、ジャストでなくても大丈夫です。長さが足りない場合は追加が必要ですが、多少の余りは気にしないでください。

ブルーシートの裁断は難しい作業ではありませんが、現地で慌てないためにもキャンプ出発前に準備しておいたほうがよいでしょう。裁断したブルーシートの帯と固定用クリップをまとめて荷造りしておくとキャンプ場でスムーズに装着させられます。

自作テントスカートをテントに固定するタイミングは、テント設営後です。帯が地面に十分引きずる長さになるように調整しながら、フライシートの端を外からくるむようにつまんでダブルクルップで挟みます。帯の端の部分を重ねるように固定するとよいでしょう。隙間があると外気が入り込むので、隙間をつくらないように注意しましょう。

自作テントスカートの設置イメージがつかみづらいときは、動画を参考にするとよいでしょう。こちらはキャンプ愛好家の自作テントスカート設置紹介動画です。前半5分までにテントスカートの設置紹介があります。

テントスカートは基本は外側設置ですが、内側に帯をたらして設置することも可能です。内側設置することで、雪が降ってもテントスカートの撤収がしやすくなり、テントの外観もスッキリ美しくなります。

テントスカートを内側に取り付け、テントスカートの上にグランドシートを敷けばより高い気密性が期待でき、より暖かい冬キャンプが期待できます。ただテント内で暖房を使用する場合は、気密性が上がる分さらに注意が必要です。

寒いシーズンのキャンプに便利なテントスカートですが、実際の効果はどれくらいなのでしょうか。本当に防寒になるのでしょうか。参考のために「実際にテントスカートを試した方々の声」をいくつかご紹介いたします。

手作りテントスカートの使用感想です。寒さのピークは越えたとはいえ夜間はまだまだ冷える4月キャンプでも快適に眠れたそうですよ。

夜間にぐっと冷え込みが増す11月キャンプでの使用感想です。テントスカートは一度作れば繰り返し作れるのもよいですね。

11月キャンプでの使用感想です。テントスカートを装着することで、外気をシャットアウトできるのでテント内部の温度が快適になります。

ハトメ付きのテントスカートを真冬に使用した感想の紹介です。テントスカートはヘアピンでテントに固定し、ハトメをつけることで3～4m級の強風にも耐え、1泊2日の雪の中でのキャンプも快適に過ごせたとのことです。

マジックテープで内側に折り込んで固定するタイプのテントスカートの使用感想です。隙間風をシャットアウトして快適に過ごせたとこちらも高評価です。

自作テントスカートは簡単に作れて効果が期待できるキャンプギアです。今回紹介したクリップ装着式のほかに、マジックテープやヘアピンなどでテントに固定することも可能です。寒さ対策が必須の冬キャンプの参考になれば幸いです。