自作カーポート「パイプカーポート」
パイプカーポートとは、柱や梁を木製ではなく金属製の単管パイプで組み立てたカーポートです。単管パイプはJIS規格があり太さが均一な特徴があります。組み立ては主にクランプやジョイントを用いて行います。
基本的な作り方手順はウッドカーポートと共通です
駐車場の周囲に基礎や柱を立てる、屋根を葺くなどの作り方の手順はウッドカーポートと同じです。ネジや釘ではなくジョイント金具で組み立てるという施工方法がウッドカーポートとは異なります。また屋根を葺く際、垂木の部分だけ木材を使用することで釘が使えるようになるため設置がしやすくなりますよ。
屋根や風よけにはポリカーボネートがおすすめです
ポリカーボネートは軽量で加工しやすく、単管パイプのカーポートの屋根や風よけにもおすすめです。設置の際はまず、ジョイントで木製の枠を設置するとよいでしょう。
自作カーポート「目隠しウッドフェンス」
ウッドフェンスとは、すのこ状に横木を並べた木製の壁のような仕切りのことです。主に土地の境界や間仕切りとして使用されます。隙間があるため風よけには不向きですが、ウッドフェンスを応用することでカーポートに目隠しを設置することができます。
材木はワンバイ材がおすすめです
目隠しウッドフェンスに使用する木材は、自重以上の重量を支える必要がないため2×4などのツーバイ材ではなく半分の厚みのワンバイ材と呼ばれる工作木材がおすすめです。木材をエクステリアに使用する際は、カットだけでなく防腐剤の塗装も忘れずに行いましょう。
目隠しウッドフェンスの作り方手順
ウッドフェンスの作り方手順は3ステップです。
- 基礎になる束石を設置する
- 柱を立てる
- 横木を打ち付けて完成
単管パイプを使った目隠しウッドフェンスの作り方手順
- 基礎になる礎石を設置する
- 1×4材を組み合わせてロの字型の中が空洞の柱を作る
- 単管パイプを立てて空洞の柱をかぶせる
- 横木を打ち付けて完成
自作カーポート「車庫ガレージ」
車庫ガレージは屋根と壁、シャッターを備えた小屋のようなカーポートです。目隠しがしっかりとされ風よけや防犯の性能が高いため、車やバイクの駐車場としてだけでなく、大人の秘密基地としても人気があります。作り方はさまざまで、木製や単管パイプですべて自作することもできますが、鉄骨のプレハブ小屋のような既存ガレージを購入して内装のみDIYする作り方も人気があります。
車庫ガレージDIY実例①
こちらは、内装用合板を壁面と天井に使用した制作途中実例です。内装用合板を使用する際は、雨などの水気の対策として、外壁と屋根にトタンやポリカーボネート板など水気に強い材質のパネルを設置したほうがよいでしょう。
車庫ガレージDIY実例②
車庫ガレージ建物の寿命を長くしたいなら外装材の下に、タイベックなどの除湿シートを設置するとよいでしょう。除湿シートは壁紙のようなシート状なので設置には、タッカーがあると便利です。建物の通気性を上げ、結露を防ぐ効果があります。
車庫ガレージDIY実例③
こちらは鉄骨のフレームを組み合わせた車庫ガレージのDIY実例です。一方の壁面をポリカーボネート板にすることで窓を設けなくても採光が可能になります。内壁を作る場合は、鉄骨の内側に2×4材などで枠組みを作り、内壁を設置するとよいでしょう。
車庫ガレージの作り方を考えるために、ヒントになる施工中の実例画像をいくつかご紹介いたします。自分のイメージに合うガレージを見つけてくださいね。