グリーンウォーターを早く作るコツ
グリーンウォーターはバケツやペットボトルに水を溜めて日当たりのいい場所に放置すれば自然に植物性プランクトンが発生してできます。簡単ではありますが時間がかかります。できるだけ早くグリーンウォーターを作りたい人のために早く作るコツをご紹介しましょう。
①少量の底砂・水草と数匹のメダカを入れる
溜めた水にメダカを数匹入れることで通常より早くグリーンウォーターになりやすいです。前述したようにメダカの排泄物は植物性プランクトンの栄養源となりますので発生を早める効果があります。底砂と水草ですが、大量に入れてしまうと浄化作用が働き、植物性プランクトンが発生しにくいので少量にしましょう。
②既にできあがったグリーンウォーターから少量入れる
既にできあがっているグリーンウォーターから少量の水を汲み、新しく作る容器にうつすとより早くグリーンウォーターを作れます。ない場合は知人などから少量分けてもらうのも手です。
③市販の種水を入れる
できあがっているグリーンウォーターを種水にすれば一番早いですが、ない場合には市販で種水が販売されています。水と日光だけですと数週間たってもできあがりにくいことが稀にあります。確実に早く作りたい場合は市販の種水をおすすめします。
メダカの飼い方
ここまでグリーンウォーターについてや作り方などを述べました。ここからはおまけとしてメダカの飼い方をご説明します。メダカは室内でも室外でも飼育可能で、初心者でも難しくはありません。
室内の飼い方
必要なもの
- 水槽
- 底石・底砂
- 水草(おすすめはマツモ、アナカリス)
- 中和剤、カルキ抜き(水道水を飼育水に変える必須アイテム)
- フィルター(水流に注意)
- 照明(室内でも日当たりのいい場所なら必要なし)
- 餌
メダカは虫かごや水槽以外の容器でも飼育できますが、室内ではガラス水槽など鑑賞できるものがおすすめです。水流が強いと疲れてしまうのでフィルターを設置する場合は水流に注意。メダカは日光を好む生き物なので照明は設置する必要があります。餌は1日2~3回です。
室外の飼い方
必要なもの
- 容器(睡蓮鉢など)
- 底石・底砂
- 水草(おすすめはホテイアオイ、スイレン)
- 中和剤、カルキ抜き
- 餌
室外は睡蓮鉢など外気による気温の変化に強い容器がおすすめです。上から観察する上見での飼育になりますので、ホテイアオイやスイレンなどの水面に浮く水草が映えます。風通しのよい日が当たる場所に置くべきですが、雨が侵入したり、夏場の強い日差しには注意です。ゴザなどの日陰にできるものがあると便利です。
稚魚の飼い方
飼育の注意点
- 成魚と水槽を別々にする(共食い防止)
- フィルターやエアポンプは不要(疲労や吸い込まれる原因)
- 餌はすりつぶすかグリーンウォーター
成魚と同じ水槽に入れると共食いの恐れがありますので別々にしましょう。水流があると弱ってしまう原因になりますのでフィルターやエアポンプは必要ありません。餌は1日3回~5回。グリーンウォーターがおすすめですが、人工餌を与える場合はすりつぶす必要があります。1~2ヵ月経つと成魚の半分くらいの大きさになりますので一緒の水槽に入れても問題ありません。
まとめ
グリーンウォーターは栄養豊富で餌にもなって健康にいいです。水を溜めて日の当たる場所に置いとけばできるのでペットボトルでも簡単に作れます。上手く作れない、早く作りたい人には種水を使用することをおすすめします。見た目が少々悪いので鑑賞用に向かない点はありますが、稚魚の飼育やメダカや金魚の療養に大変便利です。
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