毛糸ポンポンとは
毛糸ポンポンとは、毛糸をくるくると巻いて作った毛糸ボールを好みの形に形成していくハンドメイドです。少し前までポンポンは丸型が多く子供の工作というイメージでした。しかし、最近は動物や食べ物など形を変えて、大人も熱中するほどクオリティ高い作品が増えています。材料は100均でも調達できアレンジも自在なので、世界でひとつの作品を作ってみましょう。
毛糸ポンポンに必要な材料
毛糸ポンポンに必要な材料を紹介します。
- ポンポン(ボンボン)メーカー
- 毛糸
- たこ糸
- 工作用ボンド
- ニードル
- はさみ
ポンポンメーカー
上記画像はポンポン(ボンボン)メーカーといいます。こちらは手芸店にて販売されていたものですが、100均でも手に入れることができますし、ダンボールやフォークでも作れます。こういった材料を特別調達しなくても作れるのが毛糸ポンポンです。
毛糸
毛糸は100均でも手に入ります。アクリル製や羊毛100%など毛質、毛糸の太さによってできばえが変わります。100均商品でも手芸店の毛糸でも、繊細な商品にするコツは、羊毛100%の細糸を利用することです。アレンジしやすいし、動物ポンポンではよりリアルな作品になります。
動物ポンポンの作り方
画像の動物ポンポンは目や鼻など別売の部品は使用していません。毛糸のみでプードルを作っています。毛糸のカット方法や目鼻の大きさ、さらにはリボンをつけるなどのアレンジによって表情を変えらるので、1体1体個性あふれるプードルを作って飾るのもおすすめです。
作り方①毛糸を巻く
こちらはプードルの後ろ部分で、ブローチなどにする場合は接着部にもなります。ポンポンメーカーの片側を開き、顔のメインとなる毛糸を端から順に丁寧に巻いていきましょう。端まで巻けたら、折り返し巻いていくという作業を繰り返します。模様にアレンジを加える場合は、途中で毛糸の色を変えるとよいでしょう。
後ろ部分を仕上げる
画像は直径6cm円のポンポンメーカーです。細糸を使用すると500巻き、中くらいの太さの糸で250巻きくらいになります。糸の太さによって巻く回数が異なりますが、巻き終わりの目安はもう片方(半円)と合わせて円形にしてみて、毛糸がはみ出ない程度です。
糸の始末について
糸の始末は、画像のように最後のひと巻き部分に先端を挟みこみ、毛糸が動かないようにします。毛糸が挟みにくいときには、ニードルを使って毛糸の先を隣の毛糸に何回か挿してつなげるのがコツです。余った糸ははさみでカットして、ほかの色の毛糸に影響を与えないようにします。
作り方②鼻を作る
こちらは動物ポンポンの正面で、メインになる部分です。まずは鼻を作ります。毛糸ポンポンの片側を開き、画像(半円の1/3)部分に鼻になる毛糸を巻きましょう。細糸で15巻き程度、太糸の場合は5巻き程度、使用する材料や毛糸の太さによって毛糸を巻く回数が変わります。ただ、後から目や鼻は大きくできるので、上手に作るコツとして、まずは小さめに作っておくことをおすすめします。
作り方③目を作る
鼻を作った毛糸の隣から左に向かって、ポンポンの半分くらいまでメイン(顔の色)となる毛糸を巻きます。鼻の高さより少しぶ厚めに巻き(画像は50巻き)その上に目となる色の毛糸を5回ほど巻きましょう。鼻と同様に、上手に作るコツとして目も小さめに作っておくことをおすすめします。
作り方④ポンポンを巻ききる
目を作ったら、空いている部分をメインの毛糸で埋めていきます。開いている部分(右端1/4部分と左端2/4部分)の端から折り返し巻いていき、いったん閉じたら、片方の開いている部分も同じように巻きましょう。最後に、目と鼻部分の上にもメインの毛糸をかぶせ、片側と同様に巻いていきます。画像は後ろ側とメイン側、それぞれ毛糸を巻いて閉じた状態です。
作り方⑤カットする
ポンポンメーカー(100均一商品も同じ)を縦向きにすると溝があります。溝にはさみを入れて、片側ずつ毛糸をカットしていきましょう。まだ毛糸がくっついていない状態なので、ポンポンメーカーから外さないようにします。ダンボールやフォークを利用した場合は、毛糸の輪になっている部分をカットしましょう。
次ページからは結んで、いよいよポンポンメーカーから外していきます。
出典:筆者撮影