扇子の作り方②手作りキットを使用
初心者で扇子の張り替えは自信がない場合や、子供と簡単に工作したい場合には、市販の手作り扇子キットがおすすめです。通販でも入手できます。
材料・道具
キットを使って扇子を工作する場合の材料・道具は次の通りです。
- 手作り扇子キット:今回は画像の100均のキット「描きこみ扇子」を使用。
- 絵付け用の画材:絵の具セット、墨と筆、貼り絵の材料など、お好みで。
- キットの説明書に記載されている材料や道具
絵付け
画像は、描きこみ扇子に墨で絵を描いています。普段は扇形の紙に絵を描く機会はあまりないので、感覚がつかめないかもしれません。その場合は、他の紙に扇形を写し取って下書きをしてみるとよいでしょう。蛇腹折り部分を押さえて平面にしながら描きます。紙を貼った場合は、その部分の折り目をていねいに付け直すことが大切です。
絵の具や接着剤が乾けば、キットで自作した扇子の完成です。キットによっては、絵付けをした紙を骨に張る工程も体験できます。キットに付属している説明書に従って作業しましょう。
なるほど、キットを使えば初心者でも簡単に自作できるわね。でも、もっと変わった扇子も手作りしてみたいわ。
扇子の作り方③紙と割り箸で工作
紙と割り箸を使った簡単工作で、丸い形のかわいい扇子を手作りできます。今回イメージしたのは夏の花であるヒマワリです。他にも半分に切ったスイカや花火など、丸いものを絵柄に選ぶとよいでしょう。
材料と道具
用意する材料・道具は次の通りです。
- コピー用紙 2枚:お好みで色紙や和紙などでもよい。
- 割り箸 2膳
- 接着剤
- リボンやヘアゴムなど:扇子を縛る。
- 絵付け用の材料:お好みで絵の具や色紙など。
絵付け
まずコピー用紙などに絵を描いたり色紙を貼ったりします。ポイントは、扇子の中央にくる部分と円周部になる部分を意識することです。画像の点線方向に蛇腹折りをする場合、水色で囲んだ部分が扇子の中央にきます。今回はここにひまわりの中心部分をイメージして模様をつけました。黄緑色で囲んだ部分は円周部になるので、花びらの先端がくるよう配置しています。
蛇腹折り
先程の画像の点線方向に蛇腹折りをします。折ったらまとめて半分に折り目をつけて接着しましょう。折り目の部分が扇子の中心です。このままだと中心部のひだの間が開いてしまうので、中心部の各ひだの間に接着剤を少量つけて固定します。半円の扇形を2つ作りましょう。
割り箸をつける
半円の2つの扇形(画像の水色と黄緑色)をピンクの線で貼り合わせます。反対側の端に接着するのは割り箸です。扇の中心部で割り箸の先端がぶつかり合うので、開閉してみてぶつかり加減を確認しながら、中心部を少し開けて接着します。
仕上げ
扇子をたたんだ状態で輪ゴムなどをかけ、接着剤が乾くまで待ちます。
今回は緑のリボンを接着して、扇子をたたんだときに結べるようにしました。扇子を開いたときには根元でちょうちょ結びにすると、葉っぱのようにも見えます。ヘアゴムなどで縛ってもよいです。割り箸の色が気になる場合は好みの色で塗りましょう。今回は花の部分は黄色、茎に見える部分は緑の油性マジックで塗っています。
これなら丸い形がかわいいし、初心者でも簡単に自作できそうね!濡れても平気な扇子も手作りできるかしら?
出典:筆者撮影