アクリル板のカット方法【曲線】
アクリル板を曲線に加工するときは以下の材料、工具を準備しておきましょう。曲線の切り方は直線と比べても難易度が上がります。そのためアクリル板の直線の切り方に慣れてから挑戦するのがおすすめです。
用意する材料
- アクリル板
- アクリルカッター
- 型紙
- 油性または水性マジック
- サンドペーパーまたはやすり
カット手順
1.マジックなど印をつけることができるペンを使って、アクリル板に型紙を下書きする
2.アクリルカッターは直線に加工するのにおすすめの工具で、曲線に加工するときにはまず、下書きした型紙の形より大きく直線に削る
3.直線にカットしたアクリル板を下書きした曲線の印に合わせ、少しずつ角度をつけて曲線に近づけながら何度も削る
4.ある程度曲線になったらサンドペーパーややすりを使って断面を削り、綺麗な曲線になるよう形を整えていけば完成
アクリル板をカットするのに便利な工具
紙を切るのに使用する一般的なカッターでは、アクリル板を思い通りの形にカットすることはできません。アクリル板をカットするためには、失敗しないためにも以下で紹介する工具を使うようにしましょう。
アクリルカッター
アクリルカッターは厚さが1mm~3mm程度の薄いアクリル板を直線に加工するのにおすすめの工具です。アクリルカッターはホームセンターなどでワンコインで手に入る他、100円ショップでも手に入れることができます。アクリルカッターを使用してカットするときは、綺麗な直線に加工できるようアルミ定規など真っ直ぐカットするのに目印となる材料もセットで準備しておきましょう。
初心者の方はまずアクリルカッターを使って直線の切り方の練習をしてみましょう。
糸のこぎり
糸のこぎりはプラスチックを削る専用の刃があり、直線はもちろん曲線に切ることも可能です。直線カットに向いているアクリルカッターと比べても、糸のこぎりはアクリル板を加工できる形の幅も広がります。また糸のこぎりは5mmの厚みまでのアクリル板をカットするのにおすすめです。
ホットナイフ
アクリルカッターや糸のこぎりは力作業となりますが、力を加えずに楽にアクリル板を加工したいなら、ホットナイフを使う方法がおすすめです。ホットナイフはアクリル板を熱で溶かしながら切断していく方法で、アクリルカッターや糸のこぎりと比べても切断面がギザギザせず滑らかで、直線や曲線も綺麗に削ることができます。やすりやサンドペーパーで削る仕上げ作業も必要なく、手間もかかりません。
熱の力で溶かしながらアクリル板を削る方法のホットナイフは、刃の部分が高温となるため使用時にはやけどに注意しましょう。
超音波カッター
ホットナイフ同様に力を加えずに簡単にカットできる方法が、超音波カッターを使った切り方です。他の工具と比較しても高価な価格帯となっています。そのためアクリル板を使った本格的なハンドメイドやDIY作品を作るのにおすすめの上級者向け工具です。
値段も高価となる超音波カッターや使用時やけどに注意が必要なホットナイフですが、アクリル板をカットしたとき切断面も滑らかな状態に仕上がるので、サンドぺーパーややすりを使って断面を削る必要がなく手間もかかりません
次のページでは、アクリル板の特徴や種類についてご紹介します。
ホットナイフや超音波カッターを使用する場合は、下書きに沿ってそのまま曲線カットができます。正確な円形にカットしたい場合は、上の動画のようにコンパスの原理でカットするのもおすすめです。