DIYで排水管の詰まりを解消する方法&パイプの洗浄の仕方を解説!

DIYで排水管の詰まりを解消する方法&パイプの洗浄の仕方を解説!

排水管の「詰まり」を解消したくても、どの排水管の詰まりにどんな道具での解消や洗浄が可能かを知らなければ、それが水漏れや破損というトラブルの原因となってしまいます。この記事では、キッチンに洗面所、お風呂場にトイレの排水管の「詰まり」を解消する方法をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.はじめに
  2. 2.排水管の詰まりの原因
  3. 3.排水管の詰まり解消法①必要なもの
  4. 4.排水管の詰まり解消法②キッチン
  5. 5.排水管の詰まり解消法③お風呂場
  6. 6.排水管の詰まり解消法④洗面所
  7. 7.排水管の詰まり解消法⑤トイレ
  8. 8.排水管の詰まりを予防するには?
  9. 9.排水管の詰まり解消おすすめグッズ
  10. 10.まとめ

排水管の詰まり解消法⑤トイレ

出典:筆者撮影

トイレ(便器)の排水管の「詰まり」の原因は、嘔吐物や食べ残しなんかの固形物を流してしまうことや、トイレの悪臭や黄ばみの原因ともなる尿石の蓄積、これら以外にもまだまだあります。トイレは台所などとは違って、本来は排泄物以外を流しはしないものの、トイレ後の洗浄の使い分けができていない、止水栓の閉まりや故障で水圧が足りない、タンクのトラブル(水漏れなど)が原因になっても、排水管に「詰まり」を生みます。

排水管の構造

出典:筆者撮影

台所(シンク)や洗面所(洗面台)、お風呂場(浴槽と洗い場)の排水溝全てにあり、洗面所(洗面台)には横向きのS字のものが使われている、排水トラップですが、トイレ(便器)には洗面所(洗面台)のように、S字トラップはありません。ですが、S字トラップの代わりに、便器の中をS字風にしてあり、台所(シンク)や洗面所(洗面台)、お風呂場(浴槽と洗い場)と同じく水を溜めておくという機能をしっかりと果たしています。

トイレ(便器)と下水道管

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家庭の多くに適用されている洋式トイレ(便器)には、タンクのみでなく便器内にも、S字になったトイレの中の構造により、常に水が溜まっています。S字型のこの仕組みには、汚れをくっつけない以外も、台所(シンク)や洗面所(洗面台)よりも排水管が短く、横向きの流れで「詰まり」を起こしやすい下水道管との間隔がわりと近いトイレの耐え難い臭いや虫の発生にふたをする下水道からの悪臭や害虫から守るという大きな目的があるのです。

排水管の「詰まり」の解消

出典:pixabay

トイレ(便器)の排水管の「詰まり」には、ラバーカップでの直し方がいちおしです。ラバーカップでの直し方をトイレの詰まりに試す際には、カップの中をしっかりと真空状態にするため、和式用か洋式用か、絶対にトイレの形に適したラバーカップを選んで購入しましょう。

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トイレ(便器)の排水管の詰まりにラバーカップでの直し方を試す際には、真空状態に不可欠なトイレの水がラバーカップが浸かるくらいにたっぷりと溜まっているかのチェックをし、少ない場合には水を流し込んでください。ラバーカップを押しつけて水圧をかけ、勢いよく引っ張る、というこの直し方を何度か行って、「詰まり」が動く音や感覚があれば、水を流して詰まりの解消を確認しましょう。これでトイレの中の水の位置が正常になれば、解消は成功と考えてよいでしょう。

排水パイプの洗浄

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わりとすぐに下水道管へと行き着くトイレ(便器)の排水管には、パイプユニッシュなどの一般の洗浄剤や、トイレの専用の洗浄タブレットなどを流して洗浄をするのが簡単です。本体が陶器製であるトイレ(便器)は、パイプユニッシュなどの一般のものよりも強力な洗浄剤に熱湯もが原因になって、破損や故障を招きます。重曹やクエン酸も、トイレ(便器)の中の限られたスペースがあだとなり、炭酸ガスがあふれ出るトラブルの原因ともなるため、やめておくのが無難です。

排水管の詰まりを予防するには?

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キッチンの排水溝と、そこから延びる排水管の中というと、流した液体や生ゴミがヘドロとなって固まり、奥の排水管やより深くにある下水道管の、横向きで滞りやすい道を止めて、臭いや逆流のトラブルを起こしがちです。食品を扱う台所での悪臭や逆流は、衛生にも大きく関わるため、日頃から「詰まり」の対策をしておく必要があります。

あつあつのお湯

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キッチンで使った油は冷えて固まると、シンクのみならず排水溝と、より深い位置の排水管にもべったりと頑固に定着します。あつあつのお湯は固まってしまった油を溶かしてくれるため、沢山の油を使用してのキッチンでの調理の後は特に、あつあつのお湯を使ってシンク全体や排水溝、もっと先の排水管にも停滞した油を流し、ガチガチの油が原因での「詰まり」を防ぎましょう。ただし、ホースの破損につながるため、耐熱温度には絶対に注意してください。

バスケットに工夫

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固形物(食材など)を原因とした「詰まり」防止のための、台所(シンク)の排水溝のバスケットにセッティングする水切りネットには、丸めたアルミホイルもプラスしましょう。このアルミホイルは、カビやぬめりを生む細菌が原因での「詰まり」や悪臭の防止に働きかけます。ただし、台所(シンク)の排水バスケット内に備えたネットやアルミホイルは、定期的に交換して清潔を保ちましょう。

出典:筆者撮影

キッチン用とされている水切りネットですが、素材やサイズがぴったりのものを選んで浴槽からの水が流し込まれる部分にフィットさせておけば、お風呂場(浴槽と洗い場)の排水管(排水溝)の「詰まり」対策にも活躍します。また、入浴後には換気扇を回したり、冷水で排水溝(排水管)やお風呂場全体を冷やしたりして湿度や温度を下げ、「詰まり」の原因ともなってやたらと面倒な、カビを発生させないようにしましょう。

排水管の詰まり解消おすすめグッズ

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排水管(排水溝)の「詰まり」は、急激な圧の力でも、一気に汚れを押し流して解消させられます。圧による汚れの押し流しは、排水管に雑巾をはめてお湯を溜め、その雑巾を勢いよく抜いたり、大きなペットボトルの口をぎしぎしに押し込んで、ボトルをスピーディーにプッシュしたりと、道具の購入なしにも挑戦ができます。

ラバーカップ

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スッポンとも呼ばれるラバーカップは、トイレ(便器)の「詰まり」に使用する強いイメージがあるようです。しかし、キッチン(シンク内)でも、排水トラップを外してカップが浸かる量の水を溜め、トイレ(便器)の場合と同じ直し方で、カップをぎゅっと押して引き抜く…を何度か繰り返し行えば、「詰まり」がぼこぼこと音を立てて流れてくれることもあります。

真空式パイプクリーナー

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「真空式パイプクリーナー」は、それほどに馴染みがないものかもしれませんが、ラバーカップよりは少しばかり強力に「詰まり」に働きかけてくれます。どんなアイテムなのかというと、押して引くという注射器の動きで水圧をパイプに送り流していくものなので、ラバーカップと同じく、何度かは繰り返しトライをしましょう。

まとめ

出典:筆者撮影

今回は、台所(シンク)や洗面所(洗面台)に、お風呂場(浴槽と洗い場)、トイレ(便器)の排水溝や排水管の、パイプユニッシュやワイヤーブラシなどでの自力での「詰まり」の直し方や、ホースの洗浄をお教えしました。特に台所(シンク)の排水管にはまめな対策が大切ですが、どうしても「詰まり」が解消されず下水道管へと水が流れない場合には、むちゃな解消はせず、プロの業者に相談をされてくださいね。

せんぽん
ライター

せんぽん

「大好き」でキラキラな毎日を。

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