温室のDIY実例集
DIYの実例をご紹介します。見た目はもちろん大事ですが、小さいものでも保温効果や実力がある便利アイテム(ヒーターを使用しない・室内からベランダに移動できるなど)や作り方なども参考にしながらご自宅の環境に照らしてプランを練りましょう。
DIY初心者向き
前項でご紹介した作り方に手を加えると上記の三角屋根つきの温室がDIYできます。三角屋根は丁番でつなげると簡単に作れるのでおすすめです。ごらんのとおり、温度差によって結露が生じるので防腐処理を施し、換気もしましょう。
家具と一体化させる
ミニ温室の上部に棚を設けると温室だけでなくインテリアにもなります。使用する木材にお好みの色を塗ったり飾りを変えたりすることで上記画像とはまた違ったテイストになります。
至れり尽くせりの温室
格段にヒーターを設置した植物にとって至れり尽くせりの温室です。電源の都合上たくさんヒーターを設置できない場合は、発泡スチロールや緩衝材などを活用し換気が温室に入り込まない工夫をしましょう。
木材でDIYしたミニ温室
1×4材や2×4材などを使用するとお手頃価格で頑丈なミニ温室のDIYが可能です。小さくても存在感は抜群、2×4材など加工は木材を調達するお店のカットサービスを受けると要領よく施工できます。小さい加工は特に無理をせずサービスを利用されることをおすすめします。
瓶を活用
ボトルシップ風で見た目がよくインテリアになります。季節に合わせて植え替えしたり、植物の変化を観察し少しずつ水を与えたり、まめに世話ができる人におすすめの温室です。
虫かごを活用
使用していない虫かごや水槽は便利アイテムで、保温効果抜群です。上記画像はカスタマイズせず利用していますが、棚を作ったりペイントしたりするとオリジナリティあふれるミニ温室になります。簡易温室としては優秀なアイテムです。
ペットボトルを活用
虫かごや水槽に次いで、小さい植物を外気から個々に守るのに便利なアイテムがペットボトルです。作り方も簡単、カッターナイフでカバーする植物の高さに余裕を持ってカットして土にはめ込むだけ、特別な道具や技術は要りません。ペットボトルのふたを取っておけば植物も呼吸できます。小さい温室のなかでさらにペットボトルで覆ってやるとヒーターなしでも冬を越せます。
ダンボールを活用
ダンボールは寒さよけになります。軽いのに頑丈で風を通しません。緩衝材でカバーする際は日光が当たるようこまめに開閉させましょう。見た目をよくするのに便利なのはプラスチックダンボールです。加工がしやすいですし、小さいサイズから大きいサイズまでお手頃価格で手に入ります。ミニハウスなら作り方も簡単、箱状になっているダンボールにカッターナイフで穴をあけるだけですが、素材が紙なので、ヒーターの設置はおすすめできません。
発泡スチロールを活用
2×4材など木材を使った小さいハウスはおしゃれですが、断熱効果を期待するなら発泡スチロールを活用されるとよいでしょう。ただし、太陽光を得られるよう工夫したり移動できるような設計にしたり(発泡スチロールは軽いので移動させやすい)4方を囲ったりしないようにする必要があります。
大容量の温室
たくさんの植物を収納する温室を作る場合、予算を抑える方法としてお手頃価格の2×4材やビニールシートを利用するとよいでしょう。ミニサイズにする場合も高さを出すと大容量になります。ただし、下部に重心をおいた設計にして倒れないように工夫する必要があります。また屋外に設置する場合は防虫対策(塗料や束石を置く)を忘れないようにしましょう。
映えるミニ温室
こちらをDIYするのは難しいですが、映える温室の参考に掲載しました。木材を使用していないので害虫の心配がありません。かっこうがよいですが、日光の当てすぎに注意しましょう。
まとめ
小さい温室でも2×4材など木材を使用し色を塗ったりデザインに凝ったり、手間をかければかけるほどお気に入りの作品が作れます。ただ、使い勝手や温室として能力ある素材を活用するのも大事です。あなたの植物を寒さから守るのに適した温室をDIYしましょう。
出典:写真AC