ルームプレートとは
ルームプレートとは、その部屋がどういった用途のものかをかんたんに知らせるための看板です。つけるルームプレートによって趣味やセンスがわかるので、ほかとは違うオリジナルのルームプレートをつけたいですね。
ルームプレート100均アイテム活用術
ルームプレートをオーダーするとそれなりの費用がかかってしまいますが、100均を上手に活用すると手頃な価格でオリジナリティあふれるルームプレートが作れます。100均アイテムのなかでも、加工がかんたんにできるハンドメイドの材料を知っておきましょう。
木材
100均の木材は柔らかくかんたんに加工できるので、ルームプレートの土台に向いています。塗料を塗ったり、絵を描いたりするなど、好みのデザインに仕上げられますよ。
額縁
特別な工夫をしなくても、すぐにルームプレートに仕上がるのが額縁です。材質が天然木の場合はそのまま塗料を塗布でき、プラスチックなどの素材でも密着促進剤(プライマー)を塗布すればインテリアにあわせて色を変えられます。
プライマーとは
プライマーとは、これから着色する塗料を素材になじませるための下塗り材です。プラスチックなど表面がツルツルしていて塗料がなじみにくい(塗料がはねる)素材にはプライマーを使用しましょう。対象物をふいてほこりなどを取ってからプライマーを吹きつけ(塗り)ます。プライマーが乾いてから塗料を塗布してください。
アルファベットのパーツ
100均ではアルファベットをモチーフにした素材が販売されています。例えば、ベースに接着剤などを用いてそのモチーフを貼るだけでルームプレートになります。種類はキューブタイプもあればアルファベットそのままの形のものもあり、バリエーションが豊富です。
タイル
100均のタイルはかんたんにルームプレートを装飾できます。キッチンにも貼れるような本格的なタイプや、はさみでかんたんに切れるシートタイプもあり、デザインも豊富です。美しいタイルは選ぶのも楽しいでしょう。
ミニチュアアイテム
100均アイテムのミニチュアアイテムもルームプレートのハンドメイドに活用できます。例えばフライパンなどはキッチンのルームプレートに、アヒルやじょうろなどは浴室のルームプレートに接着剤で貼り付けてはいかがでしょう。
ルームプレートの作り方
初心者は、できるだけかんたんに加工できる材料を使用しましょう。でき栄えも美しくなりますよ。
材料
- 粘土
- 木の板
- 塗料
- L字金具
- ニス(必要に応じて)
作り方①デザインを決める
どの部屋のルームプレートを作るか決め、デザインを考えます。例えば洗面所の場合は清潔感のある色にするなど、家のインテリアや部屋のイメージを損ねないデザインにしましょう。
作り方②文字のフォントを決める
個人の部屋や趣味の部屋などにルームプレートを作る際は、部屋の特徴を文字で表現したほうがわかりやすいです。部屋のイメージにあうフォントや、好みのフォントを決め、ワープロソフトを活用して文字を作ってみましょう。
作り方③ベースに色を塗る
ルームプレートのベースとなる木材に、好みの塗料やオイルを使って色を塗ります。塗料は木目に沿って丁寧に塗っていきましょう。二度塗りすると塗料の色がより映えます。木材の下にビニールシートなどを敷いて作業すると部屋を汚しません。
作り方③粘土を加工する
粘土板に粘土を乗せ、5mmほどの厚みをつけて伸ばしてください。用意した文字を粘土の上に当てて、トレーシングペーパー(間に挟む)を使ったり紙の上から文字をなぞったりして、粘土に文字を写しましょう。
形を整える
粘土に描いた文字をカッターを使って切っていきましょう。粘土が柔らかいうちならば、形が崩れても修正できます。今回はフェイクの釘(画像の丸いもの)も制作しました。
作り方④粘土に色を塗る
粘土が乾いたら塗料を塗ります。その際、角が気になる場合はやすりを使って優しく削ってください。粘土は粘土板や下敷きの上などで乾かしましょう。
作り方⑤ベースに貼り付ける
粘土の塗料が乾いたら、ベースの木材に工作用ボンドを使って貼り付けていきます。真っすぐに貼り付ける必要はありませんが、何をする部屋なのか(目的を明確に)文字が読めるデザインにすることが大事です。必要に応じてニスを塗ってください。
作り方⑥取り付ける
部屋の扉や近くの壁などにL字金具を取り付けます。扉や壁の強度にあわせてビスうちをする位置を変えたり(下地のある場所にする)、ボンドを用いて貼りつけたりして、ルームプレートが落下しないようにしましょう。L字金具の一方を壁や扉に、もう一方をルームプレートにビス留めします。
完成
完成した作品は、L字金具にルームプレートを吊るしました。L字金具を下にしてルームプレートを乗せたり、麻ひもとフックを用いて部屋の入り口にかけたりするのもすてきですね。
出典:筆者撮影