カボションとは
カボションは、表面が滑らかで穴が開いていない手芸パーツ全体のことをいいます。安価なアクリル製のもののほか、レジンや天然石、陶器など多くの素材でつくられています。もともとは宝石の加工方法のひとつで、表面は丸く光沢があり底は平らなドーム(半円型)になっているのが特徴です。
使い方がビーズやレジンより簡単
PandaHall 12mm ガラスカボション
参考価格: 1,329円
カボションはビーズと異なり穴があいていないため、どのように使うのかわからないかもしれません。しかし、接着剤でつけるだけでアクセサリーが作れることから、ハンドメイド初心者にもおすすめの素材です。テグスやワイヤーで細工をするビーズより自由度が高く、UVライトなど特別な機材も必要ないためレジンよりもずっと簡単です。
カボションアクセサリーの材料・道具
本記事では、カボションを使ったピアスを作ります。カボションや金具、道具は手芸店でひととおり手に入るほか、普段から手芸をしている人であればストックや使い慣れた道具で間に合うものもあります。初めてカボションを使ったり、手芸自体に慣れていなかったりする方でも、100均の手芸用品コーナーで入手可能です。
カボションアクセサリーの材料
カボションのピアス作りに使う本体や金具の種類は少ないです。そのかわり、カボションを使うならではの重視したいポイントがあります。ぜひ参考にして、正しく材料を集めてくださいね。
材料①カボション本体
カボションはアクリルや天然石などの素材のほか、いろいろな大きさや形のものが売られています。自分が気に入ったデザインのものを選びましょう。バランスを取りやすいのはまん丸や真四角などのパーツですが、オーバルなど長い形のものもあり、比較的スタンダードです。素材も種類があり、アクリル製のものは比較的安く100均でも販売しています。
材料②アクセサリー金具(土台付き)
好きなアクセサリーの金具を用意します。「平皿」や「丸皿」という平らな台座がついているものを選ぶのがコツです。この部分に接着剤を塗り固定します。カボションよりひとまわり小さめの平皿が安定しやすいですよ。金属製のほか、樹脂製のものなども販売されており、アレルギーがあっても安心です。
平皿とカボションの大きさの組み合わせは自由だけど、ほかに金具を選ぶ基準はあるのかな?
イヤリングパーツなど、平皿が大きいとアクセサリー金具が大きく重いものがあるの。自分の体や作りたいものにあったサイズを選んでね。
材料③接着剤
カボションと台座をつける接着剤です。木工用ボンドの多くは木や布用でプラスチックや金属パーツには向いていません。パッケージを確認して金属やプラスチックでも使えるものを選びましょう。また、乾いたら無色透明になるものが見栄えがよくおすすめです。
接着剤は使える材質のほか、速乾性(早く固まる)かどうかでも選べます。早く固まるものは修正しづらく、遅く固まるものは修正しやすいですが時間がかかります。
材料④レジン(なくてもOK)
接着剤で固着させた台座を補強するために、レジン液を使う場合があります。ただし、素材にあった接着剤を使っていれば基本的に不必要です。使う量も少ないため、普段から使っているものの余りなどで間に合います。
カボションアクセサリー作りの道具
カボションアクセサリーは作り方が簡単で、用意する道具も少ないです。家にすでにある日用品でも代用できます。また、記載する道具はカボションの加工に限らず、ハンドメイドをするなら持っておきたい基本的なアイテムです。100円ショップなどを使うとローコストで揃えられておすすめです。
道具①つまようじ
つまようじは、接着剤を少量つけるのに役立ちます。接着剤をチューブから直接つけると、出し過ぎてしまったときに修正しづらいです。一度、いらない紙や空き容器などに接着剤を使う分だけ出し、つまようじの先で少しずつ取りながら作業しましょう。
道具②ピンセット(なくてもOK)
ピンセットがあれば作業がスムーズに進みます。指でも作業できますが、ピンセットは先が細いためパーツ全体のバランスを見やすいのがメリットです。先までまっすぐなものは手芸以外にもあらゆる用途に使え、ツル首と呼ばれる先が曲がったものはより手元が見えやすく、より手芸や工作向きです。
道具③ペンチ・平ヤットコ(なくてもOK)
ピアス金具にほかのパーツを付けるために、「平ヤットコ」を使います。ビーズやワイヤーを使うハンドメイドの必需品です。平ヤットコに切断機能がついている「ペンチ」と似ており、ペンチでも使い勝手がさほど変わりません。カボション以外の装飾を使わないのであれば今回は不要です。
材料が用意できたら、いよいよカボションを使ったアクセサリー作りを始めましょう!
今回はそんなカボションをメインにしたアクセサリー作りをします!