カボションの使い方講座!パーツ・材料や綺麗に作るコツを詳しく解説!

カボションの使い方講座!パーツ・材料や綺麗に作るコツを詳しく解説!

カボションは、接着剤でくっつけるだけで簡単かつインパクトのあるアクセサリーが作れる手芸パーツです。使い方にコツがあり、工夫次第でよりアレンジの幅が広がります。カボションでピアスを実際に作成しながら、使い方やポイントを紹介します。

記事の目次

  1. 1.カボションとは
  2. 2.カボションアクセサリーの材料・道具
  3. 3.カボションアクセサリーの作り方
  4. 4.カボションがよりきれいに見える使い方のコツ
  5. 5.カボションアクセサリーのアイデア集
  6. 6.カボションで簡単にお気に入りアクセを!

カボションアクセサリーの作り方

出典:筆者撮影

カボションがメインのアクセサリーは、作り方がとてもシンプルです。しかし、カボション自体にある程度の大きさがありインパクトが強いため、作品全体のバランスを考えながら作る必要があります。難しく考えすぎず、着せ替えるようにどの組み合わせが一番おしゃれに見えるかを楽しみましょう。

作り方①金具とカボションを接着剤でくっつける

出典:筆者撮影

つまようじで接着剤を取ったら金具の平面部に塗り、カボションの平面部とあわせます。ピアスやイヤリングの場合は、耳たぶやピアス穴の位置にくっつける箇所が左右されます。そのため、自分用のアクセサリーであれば鏡を見ながら調整しましょう。基本的に小さめのカボションであれば中心、大きめであれば半分よりやや上につけるとバランスが取りやすいです。

写真ではピアスのポストをつけたまま接着していますが、一度外してからのほうがピンセットでつまみやすく、また位置も調整しやすいです。

作り方②金具をコーティングする

出典:筆者撮影

コーティングは、くっつけた金具をレジンで覆うようにして補強する方法です。レジンを注ぎ、金具とカボションの境目が埋まるようにフチまで広げ、レジンが均等の厚さになるように日光やUVライトで固めます。日光なら数時間~1日、UVライトなら5分ほどでしっかり固まります。素手ではなく、つまようじなどで固まっているか確認してから次の作業に移りましょう。

作り方③ほかのパーツをつなげる

出典:筆者撮影

カボション部分単体であればレジンで補強して完成です。しかし、もう少し装飾が欲しいという場合はピアスのキャッチ金具にビーズや金属パーツで作った装飾をひっかけてアレンジもできます。ペンチを使って丸カンを広げ、装飾パーツを通して閉じます。

今回は大きめでカラフルなタッセルを合わせました!

カボションには花入りや天然石などインパクトの強いものがたくさんあるよ!シンプルな金具も相性がよいみたい!

カボションがよりきれいに見える使い方のコツ

Photo byRamdlon

カボションを使ったアクセサリー作りを続けていると、よりクオリティの高いものを作りたくなるかもしれません。金具や作り方にひと工夫すれば作品が華やかになったり、オリジナル性が高くなったりします。きれいに仕上がるコツを押さえて、納得のいく作品を作りましょう。

使い方のコツ①ヤスリで裏をけずる

出典:筆者撮影

カボションとパーツを接着する前に、紙ヤスリなどでカボションの裏の平面な部分を軽くけずりましょう。ツルツルの面より少し凸凹があったほうが接着剤のつきがよります。これは、金具が外れにくくなるテクニックです。しかし、あまり削りすぎると形が変わり安定しなくなるため、多少傷がつくぐらいにとどめましょう。

使い方のコツ②透かしパーツを使う

左右のカボションについてるのはいずれも同じ透かしパーツ(画像中央)で、つける位置だけ変えています。
出典:筆者撮影

アクセサリー金具のほかに、透かしパーツを付けるとより華やかに仕上がります。パーツ1種類でも付け方はバリエーション豊富で、印象も大きく変わります。カンがついている部分をカボションからはみ出させるのが一般的ですが、決まりはないためいろいろ組み合わせを楽しみましょう。

使い方のコツ③平皿+カン付きの金具を使う

右のクリーム色のカボションについているのがカンなし(平皿のみ)の台座付きピアス金具で、左の赤色はカン付きピアス金具です。
出典:筆者撮影

平皿に加えて、「カン(ほかの金具を付けるための丸い穴)」がついているアクセサリー金具は、カンの部分をカボションの下から出して使います。ピアスキャッチに金具をつけるのとはまた別の印象を与えます。カボションの下にビーズやメタルパーツを直接つけられるため、ビーズアクセサリーと同様の加工ができるのが特徴です。

レジン用のミール皿も使える

レジン液を注いで使うミール皿は、カボションにも使えます。皿に、カットした好きなデザインの布を敷き、大きさがあったクリアカボションを上にのせるのがスタンダードな使い方です。カボション単体よりゴージャスな見た目に仕上がりやすく、アンティークやレトロなど、デザインの幅がより広がります。

カボションアクセサリーのアイデア集

Photo byFree-Photos

市販のアクリルや天然石のカボションをそのまま使うのもよいですが、よりオリジナルのお気に入りのデザインにチャレンジしたくなるかもしれません。それを叶えるのが、自分でカボションを作ってみるという方法です。既製品にひと工夫するだけでも、ただ一つのアイテムが作れます。

アイデア①カボションを自作

オリジナルのカボションは、レジンなどを使います。レジンの場合は液を着色し、ビーズや花など好きなパーツを封入して固めるだけです。固めた上からラメ入り塗料などで印象を変えられます。レジン液やモールドは100均でも手に入り、また日光で硬化するため手軽にチャレンジしやすいですね。

「クリアカボション」で手軽に作れるオリジナルカボション

クリアカボションは透明なぷっくりしたパーツで、模様などが何も入っていません。使い方は簡単で、底の平らな部分に塗料やハギレなどを接着剤で貼り付けるだけです。キャラクターが入った布を使えば、子供が喜ぶキャラクターグッズも手軽に作れます。手芸店のほか、100均でも「クラフト用カボション」などの商品名のものを入手できます。

アイデア②ヴィンテージのボタンをアレンジ

ヴィンテージボタンをカボション風にアレンジできます。糸を通す足の部分をニッパーでカットし、ヤスリでなめらかにしてカボション同様に金具やパーツを接着します。切った口は平皿や透かしパーツで隠すのもおしゃれです。レトロな雰囲気と繊細なデザインを楽しめます。

カボションで簡単にお気に入りアクセを!

出典:筆者撮影

キラキラと輝くカボションはインパクトが強く、接着剤でくっつけるだけで華やかなアクセサリーに早変わりします。また、カン付き金具や座金をつけるとチェーンやほかの素材とあわせられるようになり、アレンジの幅も広がります。いつもとひと味違うハンドメイドにぜひ挑戦してみましょう。

hirocchi
ライター

hirocchi

ものをつくることがとにかく大好きです。 フェイクスイーツやビーズがメイン。ナチュラルなお家に住みたいです

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