モーラナイフの研ぎ方!砥石の選び方から上手に研ぐコツまで解説!

モーラナイフの研ぎ方!砥石の選び方から上手に研ぐコツまで解説!

アウトドア好きには有名なモーラナイフは、お手頃価格で使い勝手がよく、研ぎ方次第で長持ちするサバイバルナイフです。モーラナイフ本来の刃だけではなく、コンベックスなどにカスタマイズできるのも魅力。今回は砥石の選び方や研ぎ方などの手入れの方法についてお話しします

記事の目次

  1. 1.みんなに愛されるモーラナイフ
  2. 2.モーラナイフとは
  3. 3.モーラナイフの研ぎ方【道具と選び方編】
  4. 4.モーラナイフの研ぎ方【手順編】
  5. 5.モーラナイフの研ぎ方【仕上げ編】
  6. 6.モーラナイフを正しい研ぎ方で長持ちさせよう

モーラナイフの研ぎ方【手順編】

Photo byLUM3N

モーラナイフを研ぐのはそれほど難しくありませんが、研ぎ方は大きく分けて3種類あります。スカンジグラインドでマイクロベベルを残す方法、削り落としてしまう方法、そして刃自体を研ぎ直し、コンベックスにしてしまう方法です。そして、仕上げにも複数の方法があります。ここでは、準備から仕上げまでそれぞれのパターンに分けてお話しします。

モーラナイフの研ぎ方①砥石の準備

まずは、砥石を準備しましょう。水砥石には、吸水性と不吸水性の2種類があります。水をかけてもすぐに染み込んでいく吸水性の砥石は、水に10分程度砥石を付けてから使いましょう。染み込むことなく溜まる不吸水性のタイプの砥石は、水にはつけず、研ぎながら水を掛けます。オイルストーンはホーニングオイルをしっかりなじまれば準備完了です。

モーラナイフの研ぎ方②【ナイフを研ぐ】

基本の研ぎ方

では、実際にサバイバルナイフを研いでいきます。刃の角度を準備した砥石にしっかり合わせます。研いでいるときは刃を押すときに力をいれ、引くときは力を抜きましょう。10回程度研ぐと、刃の先が反り返ってくるので、ナイフの向きを変え、反り返りを戻すように研ぎます。その後、ナイフについているマイクロベベル(接地面の近くで傾斜が変わるところ)を研ぎ直します。

スカンジグラインドとマイクロベベル

モーラナイフは、刃の1/3が傾斜になるスカンジグラインドといわれる刃の形状をしていて、さらにマイクロベベルがついています。マイクロベベルは刃の耐久性が上がりますが、角度が大きくなるため切れ味が鈍く、また角度を変えて2回研がなければならないので削り取ってしまう方もいます。しかし、削ると刃が薄く耐久性が下がるので、よく考えてから行いましょう。

スカンジグラインドとマイクロベベルについては、こちらでも詳しくご紹介しています。

マイクロベベルとは?ナイフにおいての意味や使い方をご紹介!のイメージ
マイクロベベルとは?ナイフにおいての意味や使い方をご紹介!
マイクロベベルの意味や使い方などをご紹介します。マイクロベベルは、セカンドベベルや小刀とも呼ばれています。アウトドアやサバイバルで使うナイフの刃先についているのがマイクロベベルです。シングルベベルのスカンジやコンベックスグラインドのナイフについても説明します。

スカンジグラインドとコンベックス

スカンジグラインドは刃の途中から斜めになりますが、コンベックスは刃の真ん中が膨らんだ形です。切れ味は落ちますが、耐久性が高く、ものを割ることに長けているので、バトニングなど刃を酷使するような場面では重宝します。斧につかわれている刃もコンベックスです。スカンジグラインドからコンベックスに削り直す方もいますが、あくまでも上級者向けの研ぎ方です。

次は、最後の工程「仕上げ」についてお話しします。モーラナイフがさらにかっこよく、そして長持ちする方法もお教えしますよ。

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モーラナイフの研ぎ方【仕上げ編】

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