カメラと同じ工程でできる折り紙の紹介
カメラを作る工程の中で、いくつか折り紙レシピのバリエーションがあります。これらの種類の手順を覚えておくと、簡単に折り紙のレパートリーが増えて、手作りに対する自信にもつながります。
①ぱっくんキツネ
「②-1裏返してもう一度折り山を作る」までの手順から派生させていきます。4つの角を中心点まで折り上げ、裏返したところでできる袋の部分に指を入れて立体的にさせていきます。
内側は折りグセがついているので、土台を作るようなイメージで4ヶ所袋を開いていきます。
指を入れてキツネの完成
4つの部屋にそれぞれ指を入れると、立体化しパペットのように可動します。指を動かすことで、口を開け閉めしているように見せることができます。目を描いて、お話遊びをするのも楽しいですね。また、子供の腕や指をパックンとくわえることもできるので、スキンシップ遊びにも役立ちます。
②提灯(ちょうちん)
こちらは、「③四角の袋を開く」の状態から派生させます。対角線上の袋を2つ開いただけで提灯が出来上がります。季節や地域によっては縁がないものですが、絵本などで提灯が出てくる場面があれば、指差しで教えながら手作りしてみると子供もイメージしやすいかもしれません。
③やっこだこ
提灯の完成から、もう一つ袋を開くと「やっこだこ」になります。画用紙にやっこだこの折り紙を貼って、凧揚げで遊ぶ子供の絵を描いてもらうことも楽しい遊びになります。顔にあたる部分に目や鼻を描いてみることもよいでしょう。擬人化させることができ、楽しめるのではないでしょうか。
④袴
次は、「④左右の凸部分を開いて形を整える」の部分から派生させていきます。両側のたれを作ったら、カメラの背面にあたる部分を内側に折りこみます。
これで、袴のできあがりです。先ほどのやっこだこと組み合わせると、袴をはいたお侍さんに変化します。こういった組み合わせを楽しむことも、親子で折り紙を遊ぶためのコツになります。手作りならではのだいご味ですね。
バリエーションが増えますね。次は折り紙をキレイに折るコツをお伝えします!
折り紙で作るカメラをキレイに折るコツ
折り方の手順でもお伝えしましたが、ガイドラインを意識して折ることが基本となります。正方形の紙ですので、直角と45度(直角の半分の角度)、平行線を意識することで、折り紙で立体を作る際にきれいに立ち上がります。これは今回のカメラの折り方だけではなく、すべての折り紙の手順にも通じることです。
まとめ
折り紙で作る立体的なカメラの手順をお伝えしました。作り方のプロセスから派生させる折り紙のレシピを覚えることで、簡単にレパートリーが増えるメリットがあります。また、折り紙は平面だけではなく立体的なものを作るのにも向いています。童心に帰って子供と一緒にたくさんの折り紙を作ってみてはいかがでしょうか。
出典:筆者撮影