記事の目次
- 1.はじめに
- 2.和風月名・旧暦とは
- 3.和風月名(旧暦)の春夏秋冬
- 4.和風月名(旧暦)1月:睦月(むつき)
- 5.和風月名(旧暦)2月:如月(きさらぎ)
- 6.和風月名(旧暦)3月:弥生(やよい)
- 7.和風月名(旧暦)4月:卯月(うづき)
- 8.和風月名(旧暦)5月:皐月(さつき)
- 9.和風月名(旧暦)6月:水無月(みなづき)
- 10.和風月名(旧暦)7月:文月(ふみづき)
- 11. 和風月名(旧暦)8月:葉月(はづき)
- 12.和風月名(旧暦)月:長月(ながつき)
- 13.和風月名(旧暦)10月:神無月(かんなづき)
- 14.和風月名(旧暦)11月:霜月(しもつき)
- 15.和風月名(旧暦)12月:師走(しわす)
- 16.和風月名の覚え方
- 17.まとめ
和風月名(旧暦)1月:睦月(むつき)
名前(名称) | 睦月 | 読み方 | むつき |
別名 | 初春月 (はつはるつき) |
季節 | 春・1月 |
「睦月(むつき)」の意味・由来
睦月は、1月は正月などで親族が集まり睦びの月であるということが暦(こよみ)の由来です。「睦び」とは、親しくすることを指していて、親睦を深める月という意味で「睦月」という名前になったようです。旧暦で初めての春の月であることから、「初春月(はつはるつき)」という別名もあります。
和風月名(旧暦)2月:如月(きさらぎ)
名前(名称) | 如月 | 読み方 | きさらぎ |
別名 | 衣更着 (きさらぎ) |
季節 | 春(初春) 2月 |
「如月(きさらぎ)」の意味・由来
如月は、別名「衣更来(きさらぎ)」といった呼び方もします。2月はまだ寒さが厳しく、衣を重ねて着る月ということが由来です。中国でも2月の異称に「如月(にょげつ)」という漢字を使っていて、「衣更着」という漢字が転じて「如月」となったなど、さまざまな説があります。
和風月名(旧暦)3月:弥生(やよい)
名前(名称) | 弥生 | 読み方 | やよい いやおい |
別名 | 晩春(くれのはる) 雛月(ひいなつき) |
季節 | 春(初春) 2月 |
「弥生(やよい)」の意味・由来
弥生には「ますます草木が生い茂る」という意味があります。3月ごろになると、さまざまな植物が冬の厳しい寒さを越え芽吹き、どんどん生い茂ります。草木が生い茂っていくこの時期にちなんで弥生(いやおい)という名前がつきました。その「いやおい」がやよいに転じたとされています。3月は春の最後の月で晩春(くれのはる・ばんしゅん)、ひな祭りがある3月は雛月(ひなづき)という別名もあります。
和風月名(旧暦)4月:卯月(うづき)
名前(名称) | 卯月 | 読み方 | うづき・うつき |
別名 | 植月(うづき) 苗植月(なえうえづき) 夏初月(なつはづき) |
季節 | 夏・4月 |
「卯月(うづき)」の意味・由来
旧暦では卯月から夏といわれ、卯の花が咲くことから「卯月」とよばれたという説や、一般的にこの時期になると稲などを植えることから植える月、植月(うづき)や苗植月(なえうえづき)から転じたという説もあります。旧暦の夏の初めての月になるため、夏初月(なつはづき)という別名があります。
和風月名(旧暦)5月:皐月(さつき)
名前(名称) | 皐月 | 読み方 | さつき |
別名 | 早月(さつき) 仲夏(ちゅうか) |
季節 | 夏・5月 |
「皐月(さつき)」の意味・由来
皐月は早苗を植える月の意味でついた名前とされています。皐月は「早月」という漢字でも書かれます。古くから田植えをする女性のことを早乙女(さおとめ)と呼んだり、早苗は稲の苗のことを指していたりしていました。そのため、「早(さ)」という言葉がつくものは田植えや田んぼに関する言葉といわれています。夏の真ん中の月であることから仲夏(ちゅうか)という別名があります。
和風月名(旧暦)6月:水無月(みなづき)
名前(名称) | 水無月 | 読み方 | みなづき |
別名 | 水月(みなづき) 水張月(みずはりづき) 田水の月(たみのつき) |
季節 | 夏・6月 |
「水無月(みなづき)」の意味・由来
水無月は田植えが済み、田に水を入れる時期ということが由来といわれています。水無月の「無」は当て字で、「水月(みなづき)」や「水張月(みずはりづき)」、「田水の月(たみのつき)」という言葉が転じたともいわれています。これらは水無月の別名です。
次は和風月名(旧暦)7月の文月(ふみづき)を紹介するよ!