ボタンホールの作り方【ミシン】
ボタンホール用ミシンもありますが、家庭用ミシンではボタンホールが縫えるものが多いです。ミシンを使用すると簡単に作れます。手縫いにはない手軽さがあり、あっという間に完成します。
ボタンホールの作り方①準備
家庭用ミシンに白い押さえが付属品としてありませんか。これが簡単にボタンホールを縫えるボタンホール押さえです。メーカーや製造年によって多少の形の違いはありますが、基本の使い方は同じです。念のため、説明書をしっかり読んで使用してくださいね。
- ミシン
- ボタンホール押さえ
- ボタン
- まち針
- チャコペン
- リッパー
ボタンホールの作り方②手順
縫い始める前に
ボタンをボタンホール押さえの台にセットします。立体的なボタンは台の幅が「ボタンの直径+ボタンの厚み」cmになるようにスライドさせます。布地のボタンホールを作りたい場所に印をつけます。
ミシンの模様表示をボタンホールに合わせます。機種によって模様表示が違いますので、お使いのミシンの説明書を確認してください。
ボタンホールを縫っていきます
- ボタンホール押さえをセットし、上糸を押さえの穴に通します。下糸をひきだし、上糸と下糸をそろえて左側に出してください。
- 布地の印を押さえの穴に合わせて、押さえを下げます。
- ボタンホールレバーを下げて、後ろに押します。
- スタートボタンを押せば、後は最後まで自動で縫ってくれます。位置がずれないように軽く押さえながら縫いすすめましょう。
切り込みをいれます
押さえをあげ、糸を切ります。下糸を引いて上糸を裏側に出し、上糸と下糸を結びます。ボタンホールになる部分をリッパーで切り込みを入れます。待ち針を指しておくとストッパーになって切りすぎを防げます。
完成です。両止めボタンホールを縫いましたが、機種によってはハトメボタンホールなど別な種類のボタンホールも縫えます。
ほつれ止め液と接着芯
- ほつれ止め液や接着芯を使用すれば、仕上がりがきれいになります。
ボタンホールの作り方【ニット】
ニットの場合、編み目に切り込みを入れることはできません。ニットの編み目に無理やり穴を開けて、そこに穴かがりをしていく、という方法です。手編みの場合は、ボタンホールを先に編んで穴をつくり、穴かがりをする方法もあります。
ミシンでニット生地ボタンホールの作り方
生地がやわらかく、ミシンでボタンホールを作るのは難しいです。ミシンの機種にもよりますが、ニット専用の押さえを使用して自動で全て縫うのではなく、手動でそれぞれの機能を調整していく方法がベストです。
まとめ
ボタンホールはミシンで簡単に縫えますし、手縫いでもあまり時間をかけずに作れます。オーダースーツのお店では専用のミシンを使わず手縫いのボタンホールにこだわるお店も多く、職人技を魅せる技術でもあります。一口にボタンホールと言っても種類もたくさんあり奥が深い世界ですね。以上、ハンドメイド生活の参考になりましたら幸いです。
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出典:筆者撮影