はじめに
フリルのついた洋服は、女性らしさを引き出してくれるアイテムです。プリンセスのようなフリルがたくさん付いたドレスは女性の憧れでもありますね。フリルは初心者でもかんたんに手縫いで付けられます。洋服やポーチなどに付けてオリジナルのアイテムを作ってみましょう。
フリルとは
フリルは洋服の裾、襟、袖口などに付ける、ギャザーを寄せた装飾のことです。レースを使うと、より女性らしいフェミニンな印象になります。フランスのルネサンス期以降の上流階級で流行し、男性もフリルのついた服を着ていましたが、現在は女性らしい洋服やアイテムとして主に女性が使用することが多いです。
昔は男性も着ていたんじゃよ。実はわしも着てみたいのじゃ。コーディネートもちゃんと考えておるぞ。
ギャザーフリル
長方形に切った生地にギャザーを寄せてフリルを作ったものです。本記事では手縫いのギャザーフリルのかんたんな付け方、ギャザーの寄せ方を説明します。
円フリル
円形に切った生地をギャザーを寄せずに縫い付けていきます。ドレープが美しく、エレガントな雰囲気が出ますが、難易度が少々高いです。
フリルの作り方①準備
専用の道具はありませんし、技術のいる縫い方もしませんので、初心者でもかんたんに手軽に作れます。
- 針
- まち針
- 糸
- チャコペン
- ハサミ
フリルの作り方②手順
合い印を忘れずに
バランスよくギャザーを寄せるために、合い印をつけていきましょう。それぞれの生地に均等につけます。型紙に合い印があれば、その通りに書きます。ハサミで切り込みを入れてもよいですが、縫い代まで切らないように気をつけてください。
フリル部分のボリューム
- フリル部分の長さによるボリュームの確認のために、長さの違う布を2つ準備しています。上が2倍、下が1.5倍の長さです。
なみ縫いをします
フリルにする生地に縫い代の線をひきます。その2mm上に縫い幅3mmくらいのなみ縫いをしていきます。端まで縫い終わったら玉結びはせずに、糸を針から抜いたままにします。
縫い代の2mm下にもなみ縫いをしていきます。このとき、縫い目幅は上と同じにすると、ギャザーがきれいにはいりやすくなります。こちらも端まで縫い終わったら、糸を針から抜いたままにしてください。
ギャザーの寄せ方
フリルを付ける生地の合い印と、フリル部分の合い印を合わせてまち針をさします。先にギャザーを寄せてもよいですが、この寄せ方のほうがバランスよいギャザーをつけられます。
縫い始めの部分を持って、なみ縫いをした糸を引っ張ります。まち針をさした箇所にギャザーが集中して寄るので、指で均等にギャザーを調整します。
寄せたギャザーを縫いとめます
ギャザーを作った部分にまち針をさします。まち針を多めにさしても大丈夫です。
縫い代を縫っていきます。なみ縫いをした間を本返し縫い、または縫い目が小さめのなみ縫いでギャザーをとめます。写真は本返し縫いをしています。
端まで縫い終わったら、玉結びをします。なみ縫いをした2本の糸は抜いてください。
フリル部分を折り返してアイロンをかけて、完成です。
フリルたっぷりの洋服って何歳になっても憧れるな~。