ファブリックパネルの作り方のポイント
こちらではファブリックパネルの作る際に大切なポイントを見ていきます。ちょっとしたコツをつかむことで仕上がりが整うので覚えておきましょう。
布を貼るときの角の処理について
ファブリックパネルを作る際、四隅の角の処理が上手くできないと仕上がりが綺麗に見えません。綺麗に折りたたんでいるつもりでもいざ留めるときによれてしまったり、形が崩れてしまたっりしないよう目打ちなどを使うと綺麗にできます。
折り目を目打ちなどの先が細いもので押さえながら生地をたたみます。たたんだ生地をマステなどで仮留めするとやりやすくなります。最後に折り目に入れた目打ちの先を抜きます。
タッカーの打ち方
タッカーは面に対してできるだけ垂直に当てて打ち込みます。垂直に当たってないと針が綺麗に刺さりません。
ホッチキス ガンタッカー
タッカーは100均でも手に入るので、できれば用意しておくと作業がしやすくなります。特に大きなファブリックパネルを作成する場合、一辺をしっかり留めて布を引っ張りながら進めていくと綺麗に仕上がりがます。
ファブリックパネルの作り方
こちらでは5つの作り方をご紹介しますが、この材料を使って手順どおりの作り方をしなければならないわけではありません。ご自分の手元にある材料や100均グッズ、ぶら下げたままのコルクボードなど臨機応変に活用してみてください。
作り方①セリアのファブリックパネルを使う
100均のセリアはほかの100均よりも手芸用品を多く取り扱っています。セリアで販しているファブリックパネルはそのままインテリアグッズとして使える人気アイテムです。サイズが小さ目で、裏面に壁掛け用フックも付いているのでおすすめです。
セリアのファブリックボードのみでの作り方
作り方手順
- ①生地の裏側に余白が1~2cmできるようカットする
- ②セリアのファブリックボードの裏面に貼ってある厚紙を外側から少し外す
- ③目打ち、マイナスドライバーなどではがしたすき間に生地を入れ込む
- ④はがしたすき間が浮かないようマステなどで押さえる(ボンドで貼ってもOK)
ファブリックボードの裏側をタッカーで留める作り方
作り方手順
- ①最初の一辺を裏側に折り、タッカーで2~3箇所留める
- ②角を折りたたんで次の辺をタッカーで留める
- ③吊り下げ金具の部分は生地に少し切り目を入れるか、折りたたんで留める
作り方②コルクボードを使う
コルクボードを使ってもファブリックパネルが作れるので活用しましょう。コルクボードは木の枠があるので作りやすいのが特徴。ただし表面がデコボコしてしまうので、表面になる方に厚紙やプラダンなどを挟んでから布を貼ります。裏側はコルクボードの裏の枠に、タッカーか両面テープでしっかりと留めます。
作り方③スチレンボードを使う
スチレンボードに切れ目を入れてはめ込む
断熱材として販売されているスチレンボードや発泡スチロールを使って、ファブリックパネルが作れます。慣れればテープやのりなどを使わなくても作成できるので、おすすめの作り方です。平行する線に入れ込み、布を引っ張りながら行うと綺麗に仕上がります。
作り方手順
- ①スチレンボードの裏側の端から1.5~2cmくらい内側に線を引く
- ②線の上をカッターで切り込みを入れる(0.5cm程度の深さでOK)
- ③布を裏表に広げ、②のスチレンボードも裏表にして載せる
- ④ポイントカードなど固めのカードなどで②で作った溝に布を入れ込んで行く
- ⑤平行する2辺を先に入れる
- ⑥残りの2辺を入れて角の処理をする
大きなサイズのファブリックパネルの作り方
ホームセンターで一枚で販売しているスチレンボードを好きなサイズにカットします(購入店によてっては有料でカットしてくれます)。もしくは100均で売っているカラーボードを、ボンドやテープでくっつけて好きなサイズにします。あとの工程は前述のスチレンボードの作り方と同じです。
作り方④木枠や木製トレーを使う
100均のセリアやダイソーで販売している木製トレイに布を貼る、ファブリックパネルの作り方です。立体感を出したい場合は深さのあるタイプ、平面的にしたい場合はトレーを使うとよいでしょう。
こちらのファブリックパネルの作り方も布を裏側に折り込み、端布の処理はタッカーで留めます。もしくは両面テープを裏側の縁に先に貼り、その上に布を貼るやり方でもできます。
作り方⑤刺繍枠を利用する
刺繍するときに使う円形の刺繍枠を使ったファブリックパネルは、枠に挟めるだけなので布の処理が簡単です。四角いファブリックパネルだけでなく、丸い形状のファブリックパネルもインテリアのポイントになるのでおすすおすすめです。
次のページではファブリックパネルの飾り方や作り方のアイデアの実例をご紹介します!
出典:筆者撮影