ドライフラワーを手作りしよう!
庭で育てた花や、もらった花束など、花は少しでも長く楽しみたいものですよね。そんなときは、ドライフラワーにしてみてはいかがでしょうか。海外ではドライフラワーに「永遠、感謝、終わりのない友情」などの花言葉がつけられるなど広く親しまれています。ここではドライフラワーのとても簡単な作り方を解説します。できあがったものは、アレンジして楽しみましょう。アレンジのコツや長持ちさせる方法も紹介していきます。
新鮮な花を使って美しく!
ドライフラワーの作り方を2通り紹介します。簡単にでき、道具も100均でそろいます。色よくきれいに仕上げるためのポイントは、素早く乾燥させることと日光に当てないこと、そして新鮮な花を使用することです。枯れ始めた花を使用すると、美しい色に仕上がりません。また、ユリ、カラー、椿、など花びらに厚みのある花は、乾くのに時間がかかり花の色が悪くなるのでおすすめしません。
ドライフラワーの手作り方法
手作り①自然乾燥でつくる
花の茎を1本ずつ麻紐などで縛り、逆さにして直射日光の当たらない風通しのよいところに吊るします。花が枯れるスピードに負けない速さで乾かすのが、きれいに仕上げるコツです。扇風機やエアコンの風をあてるのも早く乾かすには有効です。1~2週間乾燥させできあがりです。こちらの方法は、茎が長い状態でなので、ドライフラワーで花束を作りたいときに向いています。
自然乾燥に向いている花
- カスミソウ
- ミモザ
- ラベンダー
- 千日紅
- スターチス
これらの花は、花びらも薄く乾きやすいので、失敗が少ない花材です。ラベンダーは、アロマの原料となるものですので香りも楽しむことができます。スターチスは、花に見えるところがガクになるので、花びらのように枯れて散ることがなく長持ちします。
手作り②シリカゲルを使って時短でつくる
密閉容器を用意します。容器の中にドライフラワー用シリカゲルを敷いて、後で扱いやすいように茎を1cmほど残した花を、上を向けて並べます。花びらの中にもシリカゲルが入るようにしながら、シリカゲルで花を完全に埋めます。容器のふたをして1週間置けばできあがりです。シリカゲルは、乾かせば何度でも使えます。失敗が少ないので、お子様と挑戦してみるのもいいかもしれません。
シリカゲル(乾燥剤)の使用に向いている花
- バラ
- パンジー
- アジサイ
- カーネーション
シリカゲルを使う方法はまるで生花のような仕上がりになるので、バラやアジサイなど、立体的で、色のきれいな花にピッタリです。残念ながら花の部分だけのドライフラワーになってしまいますが、瓶に入れるなどサイズを生かした飾り方もあります。飾る瓶に、乾燥材も一緒に入れると長持ちします。
出典:写真AC