鉄道模型のウェザリングとジオラマ
「車両の編成すべてにウェザリングを施しただけではつまらない」というのが鉄道模型愛好者の本音ではないでしょうか。ウェザリングを施した車両がより見栄えよくなるのは、ジオラマの上に乗せたときだといえます。車両塗装の汚しだけではなく、ジオラマにもウェザリングを施してみましょう。
ストラクチャーにウェザリングを施す
鉄道模型の場合、ジオラマキットも多数そろっています。2両程度から走行可能な小さなジオラマの台座も販売されているので、バラストやフォーリッジなどのストラクチャーをプラスすれば、よりリアルな雰囲気を表現可能です。Nゲージメーカーや鉄道グッズ専門店などで、オリジナル商品や輸入商品を取り扱っています。
駅舎キット
小和田駅タイプ駅舎キット Nスケール仕様 :Chitetsu Corporation(宮下洋一) 未塗装キット N(1/150) 99970000009
参考価格: 3,190円
未塗装キットであれば、自分好みの色合いに汚しを入れることができます。プラモデル感覚で何層か色を重ね塗りし、紙やすりでこすって色の層を見せるなどの工夫も可能です。コツもさほど不要ですので、併せてウェザリングを施していきましょう。
フォーリッジクラスタ
[鉄道模型]トミックス 8164 フォーリッジ(ライトグリーンミックス)
参考価格: 387円
草や樹木の茂みや花を表現できるスポンジ状のパウダーです。こちらも複数の色を混ぜることで「萌える草木」から、「枯れかかった草木」といった季節感の表現ができます。「ふるさとの鉄道風景」などといったコンセプトで、ウェザリングを施した鉄道模型用のジオラマを作ってみましょう。
市販された模型を参考にする
汚しの雰囲気がわからない、という場合は市販のストラクチャーを参考にするとよいでしょう。こちらはあらかじめウェザリングが施されており、屋根の日焼けや木造の黒ずみなどが表現されています。鉛筆のススやウェザリングマスターをつける場所やつけ方の参考にしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
鉄道模型のウェザリングについて道具や方法をお伝えしました。模型は高額なものなので、ウェザリングが難しいと思ったら、中古模型や組み立てが必要なガレージキットを利用して塗装を施しながら汚し加工をしていくとよいでしょう。書籍や画像などを参考に、年季を感じさせるウェザリングを施してみましょう。
古い駅舎などは、味があるジオラマ素材として注目されています
出典:筆者撮影