2本足で立つ翼の大きなドラゴンの作り方!折り紙1枚での折り方を解説

2本足で立つ翼の大きなドラゴンの作り方!折り紙1枚での折り方を解説

ドラゴンの折り方は、折り紙の中でも難しいとされています。特に、1枚の折り紙から作る立体的でかっこいいドラゴンは難易度が高いです。本記事では、2本足で立つ翼の大きなドラゴンの折り方を紹介します。静止画像でていねいに解説するので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

記事の目次

  1. 1.本格的なドラゴンを作りたい!
  2. 2.2本足で立つ翼の大きなドラゴンの材料
  3. 3.ドラゴンの折り方①鶴の基本形の一歩手前まで
  4. 4.ドラゴンの折り方②大まかに形を作る
  5. 5.ドラゴンの折り方③頭を折る
  6. 6.ドラゴンの折り方④尾を折る
  7. 7.ドラゴンの折り方⑤足を折る
  8. 8.ドラゴンの折り方⑥翼を折る
  9. 9.ドラゴンの折り方⑦形を整える
  10. 10.ドラゴンの折り方⑧応用
  11. 11.まとめ

三角(ピンクの角)を折り下げます。

下の角を中央のピンクの点(縦中心と横中心の交点)まで折り上げます。折ったときは画像右の形になりますので、確認して折り筋をつけて戻しましょう。

左下の縁を、19でつけた折り筋にあわせて折ります。折り筋をつけて戻してください。右下の縁についても同様に、19でつけた折り筋にあわせて折り、折り筋をつけて戻しましょう。

20でつけた2本の折り筋を利用して、つまむようにします。先端が自然にとげのように立ち上がるので、この部分を左に倒しましょう。

19でつけた折り筋(谷折りになっている)を山折りに折り返し、21で折った部分を裏側に折り込みます。

21でつまんでできたとげのような角(ピンクの点)を、真ん中の切れ目から裏側に出します。出したら左に倒しましょう。画像には裏から見たところも示したので、形を確認してください。このとげのような部分は、頭になっていきます。

下向きの三角の端を折り上げます。折り上げる量は、三角の部分の1/3~1/2が目安です。

ピンクの点とオレンジの点を結んだ線で、左右から折ります。このとき、真ん中の三角(ピンクの点線)は一緒に折らず、下に入り込んでいる部分だけを折るのがポイントです。

上を向いている面を内側にして、縦に半分に折ります。21でつまみ、23で裏側に出したとげのような部分(頭になる部分)が、飛び出しているでしょうか。90°向きを変えましょう。左側は2枚に分かれており、ドラゴンの翼になっていきます。右側はドラゴンの尾になる部分です。

左側の上1枚(左の翼になる部分)を、縦中心の折り筋にあわせて折ります。すると立ち上がってくる部分(黄緑の点)があるので、これをつまんで左下方向に倒しましょう。倒した部分が左前足になります。

上下を変えずに裏返します(水平方向に180°回転)。

反対側も27と同様に、右の翼になる部分を縦中心にあわせて折り上げます。立ち上がってきた部分をつまんで、右下方向へ倒しましょう。倒した部分が右前足になります。

頭、翼、前足、後ろ足、尾の元になる部分ができました。

翼を点線で折り下げ、折り筋をつけて戻します。

翼は袋になっているのでこれを開きながら、31でつけた折り筋を利用して折り下げます。画像左下に、袋内部の様子も示しました。翼が台形のような形になったでしょうか。

翼のつけ根後ろ側の角を、三角に内側へ折り込みます。

反対側(右の翼)も、31~33と同様に折ります。

全体を開きます。いわば、ドラゴンを腹開きにしたような状態です。向きを90°変えましょう。

尾の部分を裏側に折り上げます。折る位置は、33、34で三角に内側へ折り込んだ部分の幅とそろえるのがポイントです。

36を戻しながら、水色の点線で谷折りします。36で折った折り目の部分(ピンクの破線)は、33、34で折り込んだ三角のくぼみに挿し込みましょう。このとき黄緑で示した角はピンクの線の下に入れ込まず、上側に残します。

縦半分に折り、向きを90°変えます。

両方の翼を、水色の点線で折り上げます。上がらないときは37で黄緑の点が下に入ってしまっているので外せばOKです。左右の翼が多少ずれることがあるかもしれませんが、できあがりではそれほど気になりません。気にしていじり過ぎると、折り目に破れが生じてしまうこともあります。

後ろ足の太さを半分にするように折ります。折り目を尾のほうまで延長するようにして、尾も細くしましょう。

裏返して反対側も同様に、後ろ足を半分の太さにし、尾を細くします。

41で折った折り目を利用して、尾を細くした分を内側へ折り込みます。

裏返して、40で尾を細くした部分についても同様に、内側へ折り込みます。これでおおまかなドラゴンの形ができました。これから各部を細かく折り込んでいきます。

立体的なドラゴンのおおまかな形ができたね。ちょっと鳥みたいに見えるけど、これからかっこいいドラゴンに変身するのかな?

ドラゴンの折り方③頭を折る

まず頭部を折ります。画像は主に頭部にしぼってお見せし、時々全体像も示しながら説明します。

この工程が山場です。44で水色の点線で示した部分の縁を引っ張り、中に折り込まれた部分を引っ張り出します。無理をして破らないように、折ってある部分を一度開いてゆるめるようにしながら引き出しましょう。引き出された部分が、右下画像の黄緑色の三角の部分です。

裏側も同様に、水色の点線で示した縁を引っ張り、中に折り込まれた部分を引き出します。

表裏ともこのような形になったでしょうか。

折り紙の裏が見えている三角形の部分を、左上画像のように折って戻し、折り筋をつけます。折ったときの形を右上に示しました。折り筋がついたら頭部を広げます。

上から見ると、画像左上のようになっています。この部分を、山折り(緑の一点鎖線)と谷折り(水色の点線)を交互に、扇のように折りたたみましょう。右上画像と見比べて、形を確認してください。

オレンジとピンクの角の間を開き、黄緑の点が上の縁にあうように折りましょう。オレンジの角は後方へ倒してください。この部分は左の角(つの)になります。

裏側も50と同様に折ります。後方へ倒したオレンジの角は、ドラゴンの右の角(つの)になる部分です。

全体を見ると、このような形になっています。

水色の点を斜め後方に引き上げるようにしながら、ピンクとオレンジの点を結ぶ線で折ります。この段階では平面になりません。

裏側も53と同様に、水色の点を斜め後方に引き上げながら、ピンクとオレンジの点を結ぶ線で折ります。53では平面になりませんでしたが、ここで平面に落ち着くはずです。

キツネの頭のような形になりました。キツネの耳のように見える部分がドラゴンの角(つの)になります。

ピンクとオレンジの点を結ぶ線で山折りし、内側へ折り込みます。反対側も同様に折り込みましょう。

頭部の先(キツネの口先のように見える部分)を中割り折りし、さらに先端を中割り折りします。ドラゴンの口の形を整えましょう。かっこいドラゴンの頭らしくなりました。頭部はほぼ完成です。

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ドラゴンの折り方④尾を折る

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