2本足で立つ翼の大きなドラゴンの作り方!折り紙1枚での折り方を解説

2本足で立つ翼の大きなドラゴンの作り方!折り紙1枚での折り方を解説

ドラゴンの折り方は、折り紙の中でも難しいとされています。特に、1枚の折り紙から作る立体的でかっこいいドラゴンは難易度が高いです。本記事では、2本足で立つ翼の大きなドラゴンの折り方を紹介します。静止画像でていねいに解説するので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

記事の目次

  1. 1.本格的なドラゴンを作りたい!
  2. 2.2本足で立つ翼の大きなドラゴンの材料
  3. 3.ドラゴンの折り方①鶴の基本形の一歩手前まで
  4. 4.ドラゴンの折り方②大まかに形を作る
  5. 5.ドラゴンの折り方③頭を折る
  6. 6.ドラゴンの折り方④尾を折る
  7. 7.ドラゴンの折り方⑤足を折る
  8. 8.ドラゴンの折り方⑥翼を折る
  9. 9.ドラゴンの折り方⑦形を整える
  10. 10.ドラゴンの折り方⑧応用
  11. 11.まとめ

ドラゴンの折り方④尾を折る

次は尾に動きをつけます。尾を開いて、好みの位置で山折りと谷折りを組みあわせ、段折りしましょう。

さらにお好みで段折りを繰り返し、尾のカーブを作ります。折り上がってから、全体のバランスを見て角度を調整するとよいでしょう。ここからは「どこまでこだわって折り込むか」という問題になってきます。83、84に一部簡略化したドラゴンも紹介しました。自信のない方や、子どもと一緒に作る方などは参考にしてください。

やっと立体的でかっこいいドラゴンらしくなってきたな。でもちょっと疲れてきちゃった…。

疲れたらほかの日に続きを折ってもよいし、簡略化の仕方も紹介しておるぞ。要はあきらめないことが肝心じゃ。

ドラゴンの折り方⑤足を折る

今度は足を折り込んでいきましょう。83、84の簡略化したドラゴンを見て、このままでも構わないと感じたならば、省略してOKです。自分だけのドラゴンをデザインしてください。前足は、まず後方に折り返してから「前足をこの辺りにしたい」という好みの角度に折ります。折り筋をつけて戻しましょう。

60でつけた折り筋を利用してつまむように折り、前方に倒します。これで左前足ができました。

反対側(右前足)も60と同様に、一度後方に折り返してから、好みの角度に折り筋をつけます。61と同様に折り筋を利用してつまみ、前方に倒すと右前足の完成です。

次は後ろ足です。簡略化した例(83、84)ではこの工程を省略していますが、尾を加えて3点で支えるので、折らなくても立ちます。地面を踏みしめられるような立体的な足を表現したい場合は、挑戦してみましょう。

後ろ足を前から見たときの隙間を広げ、足先を画像のようにつぶすように折ります。左右の長さができるだけ同じになるようにしましょう。2本足で立つとはいっても実際は尾でも支えるので、神経質にならなくても大丈夫です。

次は翼を立体的に折り込んでいくぞよ。好みや力量に応じて簡略化も可能じゃ。

ドラゴンの折り方⑥翼を折る

次は翼を折り込んでいきます。ひだの入った立体的な翼にするための作業です。簡略化した例(83、84)では一部の作業を省略しています。

水色の点線の位置で折り、折り筋をつけて戻します。折り筋を反対向きに折って、内側に折り込みましょう。

右の翼も66と同様に、水色の点線で折り筋をつけて戻し、この折り筋で内側に折り込みます。

66で折り込んだときにできた縁の線で、左の翼を折り上げます。

翼の上のラインにあわせて折り下げ、折り筋をつけて戻します。縁をこの折り筋にあわせて折りましょう。

今折った部分を半分に折るように折り上げます。そのままの状態で、69の最初につけた折り筋で折り下げましょう。

70で折り下げた部分を更に半分に折るように、翼の上のラインにあわせて折り上げます。折り上がった翼は右上のようにひだ状になっているはずです。

反対側(右の翼)も、68~70と同様に折ります。

さらに71と同様に折り進めましょう。できたらひだ状になった両方の翼を、後方へ広げます。立体的でかっこいい翼が現れました。

左の翼のつけ根を段折りにしましょう。これにより、翼が持ち上がります。

反対側(右の翼)も74と同様に段折りし、翼の位置を上げます。

左の翼の74で段折りした部分について、縁を内側に折り込みます。翼のつけ根を元通りにたたみましょう。

反対側(右の翼)も76と同様に、翼のつけ根部分の縁を内側に折り込み、たたみます。

翼の上端のひだを折りたたんでまとめてつまみます。指先で癖をつけて、ドラゴンの翼についたかぎ爪のように形をつけましょう。

反対側(右の翼)も78と同様に、翼の上端にかぎ爪を形作ります。

ドラゴンの折り方⑦形を整える

頭部にある左右の角(つの)の先をつまむように折って、頭部を立体的にします。

折り癖がゆるんでしまった部分を折り直したり、尾の形を調整したりして形を整えます。身体が左右に開き過ぎてしまうときには、内側に少量の接着剤をつけて固定してもよいでしょう。

立体的でかっこいいドラゴンができたぞ!苦労して作った分だけ愛着がわくね。

ドラゴンの折り方⑧応用

足や尾を折る位置や角度を変えると、多少はポーズを変えられます。挑戦してみてください。

以下は一部簡略化したドラゴンじゃ。どうかな?

こちらのドラゴンは59まで折った後、足の折り込みを省略しました。翼は74、75(翼を上げる作業)のみで、ほかは省略しているためひだがなく平面です。80で角(つの)を立体的にして完成しました。

こちらは、59まで折った後、前足(60~62)を折り、後ろ足は省略しました。翼は66、67を折ってから、ひだ状にする工程を省略し、74~77を折っています。最後に80で角(つの)を立体的に仕上げました。このように自分で工夫して、オリジナルのドラゴンを作ってみるのも楽しいかもしれません。

簡略化しても、これはこれでかっこいいと思うな!難しいとあきらめずに、自分で工夫すればいいんだね。

慣れれば普通サイズの折り紙や表裏の色が同じ折り紙でも折れるようになるぞよ。

まとめ

立体的でかっこいいドラゴンの折り方は一般的に難易度が高いです。今回は、2本足で立つ翼の大きなドラゴンの折り方と、簡略化の例を紹介しました。ちょっと難しいと思われた方は、初心者向けのドラゴンや龍の作り方(下記)もありますよ。ぜひ参考にしてください。ドラゴンの折り紙に十分慣れてから、こちらのドラゴンに挑戦してみるとよいでしょう。

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jitsu
ライター

jitsu

薬科大学卒業後、食品や水の検査に携わっていました。ものづくりと読書が大好きで、家の中は手芸作品でいっぱい!いろいろな木の実を集めたり、植物の写真を撮影したりするのも趣味です。里山づくりに参加しており、放置竹林伐採作業や自然工作イベントのスタッフの経験があります。

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