グラスサンドアートとは
グラスサンドアートとは、ガラスなどの透明な器の中でカラフルな砂を積み重ねて、模様や文字、イラストなどを描く作品のことです。カラーサンドアートやサンドグラスなどとも呼ばれています。発色のよいカラー砂で、季節や好みにあったデザインを幅広く表現できます。
子供や初心者でも簡単に楽しめる砂のアート
グラスサンドアートの繊細な模様やイラストを表現している作品に憧れても、「初めてだから」「手先があまり器用ではないから」と不安になってしまうかもしれません。しかし、じつは子供の自由工作やおうち時間にも楽しめるくらい、気軽にチャレンジできるハンドメイドです。
グラスサンドアートの材料・道具
グラスサンドアートの主な材料や道具は、ほとんど100均でそろえられます。今回もほとんどの素材を100均で入手できました。気軽に訪れやすいスポットで、子供と一緒に選ぶこともできますね。また、すでに家にあるようなアイテムも使えます。
使う材料
材料①カラー砂(カラーサンド)
上の画像は、グラスサンドアートの主役の「カラー砂(カラーサンド)」です。画像上段の大きなボトルのものはダイソーで購入しました。ほかの100均でも取り扱いがあるため、ガーデニング用品やインテリア用品売り場などを探してみましょう。下段の小分けの袋入りのものは画材店で購入しました。
材料②ビン・グラスなどの透明な器
中身が見える、透明なグラスやビンなどの容器を用意します。形や縦横の長さは自由ですが、初めての方は口が広いグラスやビンが作りやすいです。プラスチックやガラスなど素材も問いませんが、ガラスのほうが透明度が高く模様がきれいに見えます。フタ付きのビンなら閉めるだけで保存できます。
材料③大粒の石・ビー玉など大粒の素材
カラー砂より大粒の、細かい砂利(カラーストーン)やビー玉などを用意します。これらは、見た目の華やかさの演出だけではなく、細かい砂の層の上にのせて形を崩さないようにする重しの役割を果たします。きれいにできた作品をそのまま保存するためにも、必ず用意しましょう。
材料④ピック・フィギュアなどの飾り
グラスサンドアートの上部に挿す飾りも用意しましょう(フタつきのビンなどで作る場合は、なくてもよい)。フェイク植物や貝殻などナチュラルなものに限らず、お気に入りのフィギュアやおもちゃなど基本的にどのようなものでもOKです。自分が好きなもの、見ていて楽しいものを選びましょう。子供と選ぶのも楽しいですね。
材料⑤糊
糊は「作ったグラスサンドアートをきれいなまま保存したい!」という方におすすめのアイテムです。あらかじめ模様を作る前にカラー砂に混ぜて、形を固定するために使います。カラーサンドアート専用の糊のほか、もともと透明な水糊や、乾いたときに透明になる木工用ボンドも使用できます。
グラスサンドアート用のキットもある
「これさえ買えば材料が揃う」といったキットが、インターネット通販で販売されています。特に、カラーサンドはたくさんのカラーからお気に入りのものを数種類選べるといった商品もあり、100円ショップより柔軟性があります。通販ならゆっくり自分の好きな色を選べるのも魅力です。
使う道具
グラスサンドアートに使う道具は、家にあるようなものばかりです。購入するとしても、100均やスーパーなどとても安く身近な店舗で入手可能です。洗う手間を省くには使い捨てのものが望ましいですが、家にある使い慣れたものでも十分に役割を果たします。あまり気負わずに用意しましょう。
道具①ろうと
ろうとは、カラー砂を袋から容器に入れるときに使います。あまり大きなものでは一度に多くの砂が入りすぎてしまうため、食品や化粧品などの詰め替え用で売られている、小さなものがおすすめです。また、コピー用紙などの紙を丸めて先を細くし、テープで固定したものでも十分に役立ちます。
道具②スプーン
砂で模様を作るときは、小さめのスプーンが使いやすいです。食器として使っているティースプーンなどでもよいですが、汚れるため洗う必要があります。手間を省くなら、プラスチックのスプーンが適しています。デザートなどについてくるスプーンで、柄が長いものを保存しておきましょう。
道具③つまようじ
つまようじは、スプーンより細かい模様をつけるときに使います。水を混ぜた砂を横一列に違う色の砂を重ねていくボーダー模様やライン模様(ゆるやかな波模様)をつけるだけであればあまり使いません。ただし、やや複雑なハート型やドットなどの模様にチャレンジするには必要不可欠です。
材料が揃ったら、グラスサンドアートを作ってみましょう。
出典:筆者撮影