マスクに花の刺繍を施す方法
自分の目印にするほか、おしゃれ度を高めるために、マスクに花の刺繍を施してみましょう。無地の生地でマスクを作る場合や、手持ちのマスクをかわいらしくアレンジしたいときにも刺繍が役立ちます。マスクが苦手な子どもには、刺繍をつけてあげると身につけやすくなるかもしれません。
刺繍のやり方【手作りマスク編】
マスクの表布にパターンを描き写します。画像のパターンは縫い代付きのため、縫い代を意識しながら刺繍を施します。刺繍の数やデザインは好みで構いません。しかし、口の周りなどに差し掛かると呼吸のしにくさにつながるため、ワンポイント程度に刺すとよいでしょう。
表地に接着芯を張る
洗濯などで糸がほつれることを避けたい場合は、一番薄い接着芯を貼ります。接着芯をつけることによって、呼吸が妨げられてしまうため、薄手の不織布(ダンレーヌR0095など)を使うとよいでしょう。
縫製をする
接着芯を貼ったら、パターンどおりに布を切って布製マスクを作成するプロセスで縫製してください。できあがった手作りマスクを洗濯をする場合は、優しく手洗いをしましょう。
刺繍のやり方【既成マスク編】
既製品のマスクに刺繍を施すことも可能です。マスクの中心を避け、ワンポイントに近い形で刺繍していきましょう。きれいに仕上げるコツとしては、布一枚だけに針を通すことです。糸が肌に当たる面まで届かないため、肌触りもそのままで使えます。こちらも、洗濯は優しく手洗いで行いましょう。
マスクに花の刺繍をした実例3選
マスクに刺繍を施すというと、どういったデザインやパターンを作ればよいのか悩むかもしれません。アイデアを膨らませるために、素敵な花柄のアレンジ実例を見てみましょう。色使いなどを参考にしてくださいね。
①カスミソウの花柄の刺繍
ランニングステッチや、フレンチナッツステッチ(玉止めの手法で入れるステッチ)を組み合わせて作られたカスミソウの刺繍です。黒いマスクを選ぶと、白い花が映えますよ。
②図案を使ってデザインする花柄刺繍
既成の図案集を用いて、マスクに配置すると華やかなマスクに仕上がります。図案集のよいところは、刺繍糸の色番号が指定されているほか、組み合わせのバリエーションが増えるところです。好きなモチーフを集めてデザインを施してみるのもよいでしょう。ひと針ずつゆっくりと刺し進めてください。
③マスクカバーに施す花柄刺繍
不織布マスクの上にかけるマスクカバーにも刺繍できます。一枚布のため裏側に糸が見えてしまいますが、渡し方などを工夫すればきれいに仕上げられます。糸の色替えなどは最低限に、また玉止めを少なくするように、小さ目のモチーフで刺繍してください。
花の刺繍で自分だけのワンポイントを作ろう
花の刺繍は技法を覚えることで、さまざまな表現ができるようになります。マスクなどに刺繍できるよう練習してみましょう。また、ハンカチや洋服などにも自分のさりげない主張ができます。きれいな色の刺繍糸などを使ってワンポイントを施してみましょう。
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出典:筆者撮影