はじめに
光の差し込む空間は家族の憩いの場になったり物干しになったり、サンルームのある生活は暮らしを豊かにします。天気や使用条件によっていろいろな表情を見せるサンルーム、あなた好みの空間を作りましょう。
サンルームとは
サンルームとはガラス張りの部屋のことです。業者に依頼すると高くつくため最近はご自身でDIYする方が増えてきました。DIYを応援するサイトや動画もあり、わかりやすく説明されているため、DIYの基礎知識があれば簡易のサンルームなら簡単に作れます。もちろん2階ベランダなどへの設置も可能です。
サンルームの種類
サンルームというとアルミ製を連想する方も多いのではないでしょうか。しかし、外国のような木製サンルームが人気を集めています。また、サンルームは四角形というイメージもありますが、ドーム型や南国風に施工したサンルームも販売されていて人気です。
サンルームのメリット・デメリット
サンルームをDIYしたいと思っても、あなたの家に必要なものかは住環境によって異なります。苦労して費用をかけて自作しても、使用しなければ物置に変わってしまいます。まずは条件別にサンルームのメリット・デメリットについて詳しくご紹介するので、ご自身に照らして考えてみてください。
サンルームをDIYするメリット・デメリット
設置する際は家族とよく話し合って協力をお願いしたり、使用目的(物干し目的なのかガーデンルームにするのかなど)を具体化したり、設置場所の条件を確認したり(日当たりや水はけなど)設計図を書いて作り方をシミュレーションしたりしましょう。DIYするメリット・デメリットを挙げます。
DIYするメリット
- キットを活用すれば材料にかかる費用を抑えられる
- 簡易キットでも実例のような空間にカスタマイズすることが可能
- 自然光を取り入れ部屋が明るくなる
- 開放感がある
- 冬場に日光浴が楽しめる
- 冬場に植物を室内に入れる必要がない
- 温室の効果があり冬場でも植物を育てやすい
- 花粉や大気汚染に関係なく洗濯物が干せる
DIYするデメリット
- 自作は施工に時間がかかる
- 作り方や選ぶ材料によっては失敗する可能性がある
- 目隠しが必要になることもある
- 窓のお手入れが面倒
- 固定資産税が増える
- 使い勝手が悪いとデッドスペースになる
- 家に不具合があったとき保証されない可能性がある
サンルームの種類別メリット・デメリット
木製・アルミ製、それぞれにメリット・デメリットはあります。意匠性だけでなく材料の調達方法・下準備(防腐処理や組み立て作業などの場所)・工期・予算、さらにはご自身の体力やDIY技術を考えて材料選びをしましょう。
木製サンルームのメリット・デメリット
木製サンルームのメリットは何といってもあたたかみやナチュラル感を出すことができるところです。木に囲まれたリラックスタイムは格別ですが、害虫や雨風などの予防対策が必要、木は朽ちてしまうため定期的なメンテナンスが必要になります。アルミサッシに比べて重量もあるため運搬には体力が必要です。マンションや2階部分に設置する場合は材料を購入する前にプロに相談しましょう。
アルミ製サンルームのメリット・デメリット
木製に比べて予算を抑えられるのがいちばんのメリットです。簡易なものでもアルミは強度があるのに軽いのでDIYが簡単、また2階やマンションでも設置が可能です。デメリットは予算によって安っぽさが出てしまう部分、こちらはDIYならではの工夫で解消できます。
出典:写真AC