肌色の作り方!日本人の肌っぽい色は何色を混ぜると再現できる?

肌色の作り方!日本人の肌っぽい色は何色を混ぜると再現できる?

肌色の作り方が苦手な人という方は多いようです。以前は肌色をいう色がありましたが、2000年頃からなくなりました。この記事では、肌色の作り方が苦手な人でも簡単に肌色を作れる方法を紹介します。うまく肌色を作ることができない人は参考にしてみてください。

記事の目次

  1. 1.肌色についての定義とは
  2. 2.肌色の作り方が難しい理由
  3. 3.肌色の作り方
  4. 4.肌色の作り方のポイント
  5. 5.まとめ

肌色についての定義とは

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肌色(はだいろ)は、色の一つで、文字通り肌の色。日本語の「肌色」は黄色人種である日本人の平均的な肌の色をイメージした、薄いオレンジ色を指す。浅黒く日焼けした肌は肌色ではなく小麦色などとよぶ。同じ黄色人種でも東南アジアのような浅黒い肌は茶色や褐色と言われる。

引用元URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%82%8C%E8%89%B2
引用元:Wikipedia

肌色は、「人の肌のような、やや赤みを帯びた薄い黄色」や「器物などの地肌の色」とされています。水彩画やクレヨンなどで肌色を表現するときには、日本人の肌の色は、オレンジ色に白色や青色を混ぜて表現します。

肌色の作り方が難しい理由

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肌色を作るのが難しいのは、「人によって肌の色が違う」や「色を混ぜて作る」といった理由にあります。肌色は、日本人の平均的な肌の色をイメージした薄いオレンジ色をいいます。絵の具などで肌色を作ることは難しいですが、肌色をうまく作れるようになると絵に透明感を出せるようになります。

理由①人によって肌の色が違う

肌色を作るのが難しいのは、日本人の肌の色はみんなが同じ色ではないからです。肌の色は、男性と女性によっても違いますし、表現したい絵によっても色味が変わってきます。一色で表現できないので、肌色を作るのを難しく感じてしまうのです。

理由②肌色を作るには色を混ぜないと作れない

フリー写真素材ぱくたそ

肌色は絵具を購入しようとしてもありません。うすだいだい色やペールオレンジといった名前で肌色に近い色は販売されていますが、塗りたい色を作るには、色を混ぜて作るしか方法がありません。何色と何色を混ぜたらよいかわからない人にとって、肌色を作ることは難しいと感じるのです。

肌色の作り方

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ここからは、肌色の作り方を紹介します。先ほどもお伝えしたように、2000年頃から肌色という色を販売しなくなりました。肌色に近い色は販売していますが、せっかく絵を描くのであれば、自分の思った肌色を作れるようになりましょう。

方法①色を混ぜる作り方

水彩絵の具やアクリル絵の具、色鉛筆などによって肌色の作り方は異なります。それぞれの肌色の作り方を解説しますので、参考にして肌色を作ってみてください。

水彩絵の具の場合

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水彩絵の具で肌色を作る場合は、「赤色」「黄色」「青色」を使用します。オレンジ色を作る感覚で色を混ぜるのがポイントです。まずはじめに「赤色」と「黄色」を混ぜます。2色を混ぜてオレンジ色を作り、そこに青色を少しずつ混ぜて色味を調整すれば完成です。青色には彩度を下げる役割があります。

アクリル絵の具の場合

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アクリル絵の具には、「アクリルガッシュ」と「アクリルカラー」の2種類あります。アクリルガッシュは、不透明を表現できる絵の具です。アクリルカラーは透明感のある絵にしたいときにおすすめです。「赤色」と「黄色」に「白色」を調整して肌色を作れますし、白色を使わずに水で調整しても作れるのが、アクリル絵の具の特徴です。水を足すときには、少しずつ混ぜるようにしましょう。

クレヨンや色鉛筆の場合

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クレヨンや色鉛筆の場合には、肌色に近い色があるので、簡単に肌色を表現できます。肌色という名前のクレヨンや色鉛筆はなくなってしまったので、「うすだいだい色」や「ペールオレンジ」を使いましょう。本格的に肌色を表現したい場合には、うすだいだい色やペールオレンジの他にも、「青色」や「茶色」、「ピンク色」を下地に使用することでリアルな肌を再現できます。

ポスターカラーの場合

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ポスターカラーの特徴は、透明度が低いことです。水彩絵の具と同じ色、混ぜ方をすることで肌色を作れます。ポスターカラーは色のムラが少ないので下の色を乾かすことで、何度も塗り重ねをすることが可能です。水彩絵の具のように水を足すと色のムラができてしまうので、足す場合はほんの少しずつにしましょう。マットな仕上がりにしたい人にもポスターカラーはおすすめです。

油性ペンの場合

フリー写真素材ぱくたそ

油性ペンの場合には、赤と黄色を混ぜてオレンジ色を作り、除光液でにじませる方法があります。オレンジ色の作り方は、水彩絵の具と同じ方法ですが、そのあとは、青色を使わずに除光液を使用するのがポイントです。

方法②販売している色を使う方法

メーカーによって色の名称が違いますが、水彩絵の具で有名なメーカーのホルベインでは「ジョーン ブリヤン」が肌色に近い色を表現しています。他のメーカーも肌色に近い色がありますので選ぶ際には、うすだいだい色やショーンオレンジに近い色を探しましょう。

肌色の作り方のポイント

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続いて、肌色を上手に塗るポイントを紹介します。ポイントを守ることではじめての人でも簡単に肌色を作れるので、参考にしてください。ポイントは2つあり、「まずはオレンジ色を作ること」と「水や色を足して調整すること」です。

ポイント①まずはオレンジ色を作る

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肌色を作る一つ目のポイントは、「オレンジ色」作ることです。水彩絵の具やポスターカラーの場合には、「赤色」と「黄色」を混ぜてオレンジ色を作ってください。色鉛筆やクレヨンなどオレンジ色がある場合には、下地として薄くオレンジ色を塗って、オレンジ色をベースに肌色に近づくように色を混ぜていきます。

ポイント②水や青色・白色で濃さを調整する

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オレンジ色ができたら、「青色」や「白色」、水で濃度を調整します。オレンジ色のままだと肌色とは遠いですが、少しずつ青色や白色を混ぜることで肌色に近づいていくのがわかります。一度に混ぜずに、少しずつ足していくのが混ぜ方のポイントです。透明度が低いポスターカラーやアクリル絵の具のアクリルガッシュでは重ね塗りをするのもおすすめです。

まとめ

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肌色の作り方を使用する道具ごとにわけて紹介しました。肌色を作るには、まずはオレンジ色を作るのがポイントです。まずは「赤色」「黄色」「青色」の基本の3色を用意しましょう。この3色を使うと、日本人の肌色を上手に表現できるでしょう。

光工房
ライター

光工房

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